このクルーズを選んだ理由
クルーズ客船業界の名門キュナード・ラインが、クイーン・メリー2号以来10年振りに新造した船の処女航海ということで是非乗船したいと思いました。

mr. jun さんの15回目の乗船記

2024年5月16日 投稿
2024年5月3日
8日間
夫婦・カップル
バルコニー
総合評価
食事
サービス
客室
船内施設
この航程マップはイメージです。実際の航路や寄港順は変更となる場合があります。
サウサンプトン
Southampton (England)
ア・コルーニャ
La Coruna
リスボン
Lisbon
サウサンプトン
Southampton (England)
寄港地
イギリス
—
寄港地
スペイン
—
寄港地
ポルトガル
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寄港地
イギリス
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クルーズ客船業界の名門キュナード・ラインが、クイーン・メリー2号以来10年振りに新造した船の処女航海ということで是非乗船したいと思いました。
処女航海ということである程度の混乱は覚悟していましたが、ブリタニアレストランでの初日、2日目のディナーサービスは最悪でした。 メニューは待てど暮らせど持ってこない、料理の配膳は前菜が来る前にスープを持ってくる、主菜が食べ終わっても10分以上皿を片付けずデザートの注文を取りにも来ないなど、これまでのクルーズでは経験していない事態にあきれ返りました。 まあ、後半になると、乗船客も有料レストラン等に分散して集中しなくなったせいか、ある程度落ち着いて来ましたが、はっきり言って、準備不足のままの運航だったと思います。 また、ビュフェ方式のアーティサンズ・フードホールというレストランは皿を持って料理を自由に取る方式では無く、ほとんどの品がスタッフに頼んで希望の品を皿に盛って貰う方式になっていました。 食品ロスを無くすには良い形なのでしょうが、1品でもスタッフに言わないと手に取れず、語学力に欠ける私には非常に面倒だった上、品数も少なく感じました。 なお、料理の味は落ちていないようでした。
ディナーは1回目の2人席を要望していたのですが、オープンシーティングに変更されていました。 それでもサービスが良ければそれなりに満足したのですが上記の内容でガッカリです。 また、キャビン担当のスチュワードは多くの人が明るくきちんと挨拶してくれましたが、レストランのスタッフやウィエイターは教育不足なのか、忙し過ぎるのか、愛想も悪く不愉快な人が多かったです。 なお、新造船のせいで不具合が有ったのか電話機の回線チェックとか言ってサービスマンが二度も部屋に入ってきました。
海側バルコニーの部屋を取りましたが広さはクイーン・エリザベス号の部屋より僅かですが狭く感じました。 これはバスルーム(シャワーのみ)を少し広げたせいかと思われ、クローゼットも僅かですが狭く、私には使い難く感じました。 なお、シャワーはハンドタイプでアクリル板で囲まれた半個室タイプになっており、これは非常に使い易かったのですが、洗面台のシンクは小さいかったです。
クイーン・エリザベス号と比較して船内の印象は全般的に白が基調になっていました。 船体自体も大きくなっているのでロイヤルコートシアターやレストラン、ゴールデン・ライオン・パブ等は広くなっていましたが特段美的に優れているという感じは無く、逆にクイーンズ・ルームは狭くなっているのは意外でした。 また、フィットネス施設がデッキ1になって海が見えなくなっていた他、デッキ3のプロムナードデッキにはライフボートが設置されてしまった為、眺望に欠け、海を見ながら優雅に歩く場所では無くなっていました。 その為、私にはデッキ9の全天候型のパビリオンプール以外、これといって感心する施設はありませんでした。
イギリス
ヒースロー空港からサウサンプトン港までは旅行社手配の車でした。 乗船したメイフラワー・クルーズ・ターミナルは、以前からキュナードが使用している埠頭ではなく港の奥に有りました。
スペイン
小雨が降る日でしたが、ツアーバスでア・コルーニャ港から1時間少々行った部落に行き、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂への巡礼の道を4km程歩いた後、再びバスで大聖堂に行きました。 大聖堂内の自由見学では並んで祭壇内も見る事ができ良かったです。
ポルトガル
リスボンは2度目の訪問でした。 船から無料のシャトルバスで市内の中心部まで行き、その後、トラムに乗って30分程のジェロニモス修道院や発見のモニュメントを内部を含めて見学しました。 ベレンの塔にも歩いて行きましたが、見学者が長蛇の列で内部見学は諦め、再びトラムで中心部に戻り、歩いて泥棒市を見物しました。 天気も良くて楽しかったです。
当初、今年の1月の予定だった処女航海が延期された後、情報が全く入らず中止か再延期かと気をもみましたが、出発1カ月程前からの連絡はスムーズでした。
処女航海というので、出入港時に華やかな行事を見られるかなと期待していたのですが、命名式は6月に実施と聞いて正直なところガッカリしました。 また、クイーン・アン号は11万3千総トンという大きな船の割りには波が高いと揺れが目立ちましたし、調度品も豪華では有るものの気品はあまり感じられず、冷たく言ってしまうとキュナード・ラインが造ったカジュアル船に近いレベルの船だと思いました。 その為、気楽にキュナード船を楽しみたい方向きで、リピーターの方は期待せずに乗るか、良いサービスを期待するならグリルクラスの部屋でないとキュナードらしさを感じらないのではないでしょうか。 私は、お金や時間が有ってもこの船で世界一周したいとはいう気にはなりませんでした。
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