このクルーズを選んだ理由
年の瀬が迫り妻と新年の海外旅行計画を話したとき、ふと話題に出たのが、しばらくイギリスに行っていないね、ということ。 別に行かなきゃならない理由も無いのですが、私が初めて行った海外はイギリス領だった頃の香港、そして妻が一人で行った海外は当時妻の弟一家が住んでいたイギリスで私が初めて行ったヨーロッパの国でもあります。 さらに、船好きならまず読んでいる海洋小説の舞台の多くがイギリス、妻が好きな小説家アガサクリスティーもイギリス人という流れで私でも5回行っているのにここ数年行っていないのは寂しい、でもクルーズにも行きたい。 という訳で決めたのが、ツアーでなく個人旅行にしてイギリスの港を出港して同じ港に戻って来るクルーズを選び、前泊すれば街も見物できる筈という案。 早速、イギリスといえばキュナードラインというより、イギリスのクルーズ船会社はキュナードしか知らなかったのでパンフレットを取り寄せこのクルーズに決めました。 決め手は、あのタイタニック号が出港したサウサンプトン港を出て、スペインのコルーニャとカディスに寄ってからジブラルタル海峡を抜けて地中海に入りスペインのマラガに寄港、帰りはモロッコのタンジールに寄る上、最終寄港地はポルトガルのリスボンになるというコースでした。 スペインにもポルトガルにも行ってない、ましてアフリカ大陸に足を踏み入れた事もない私たちには理想に近いと思いました。

