このクルーズを選んだ理由
暫く訪れていなかった東南アジアを再び見てみたかった事とこれまで訪れていなかったフィリピンのマニラが寄港地となっていたのが大きな動機ですが、今まで経験していない乗船したまま帰国できるのも魅力でした。

mr. jun さんの16回目の乗船記

2025年3月31日 投稿
2025年3月14日
16日間
夫婦・カップル
バルコニー
総合評価
食事
サービス
客室
船内施設
この航程マップはイメージです。実際の航路や寄港順は変更となる場合があります。
シンガポール
Singapore
チャンマイ(フエ)
Chan May (Hue, Vietnam)
香港
Hong Kong
香港
Hong Kong
マニラ(ルソン島)
Manila (Luzon Island, Philippines)
花蓮市
Hualien
基隆 / 台北
Keelung (Taipei, Taiwan)
鹿児島
Kagoshima
横浜
Yokohama (Tokyo, Japan)
寄港地
シンガポール
19:00 発
寄港地
ベトナム
07:00 - 18:00
寄港地
中国
08:00 - 00:00
寄港地
中国
08:00 - 20:00
暫く訪れていなかった東南アジアを再び見てみたかった事とこれまで訪れていなかったフィリピンのマニラが寄港地となっていたのが大きな動機ですが、今まで経験していない乗船したまま帰国できるのも魅力でした。
正直なところ、有料レストランは別にしてバルコニークラスまでが使うブリタニアレストランで提供される食事の質と味はそんなに良くありません。 日本の一般的な少し洒落たレストランとほぼ同等程度で、ファミリーレストランより少しはマシかもしれないというレベルだと思います。 味付けが日本人の口に合わない料理の場合はガッカリする事もありますし、メニューを見て予想した料理より貧弱な品が出て来た事もありました。 なお、有料レストランの質や味は悪くありませんでした。
ブリタニアレストランの平均的なスタッフのレベルは低く、スタッフ同士で私語を交わしている事も多く、日本の一般的なレストランのスタッフ以下だと思います。 部屋の清掃を担当する室内係は個人差が大きくて対応はその人次第です。 私の部屋の担当は感じの良い人でしたが、初めて乗船した友人の部屋の担当は見下すような態度を取ったそうです。 また、マネージメントをする金線の肩章を付けた幹部職員のプライドは高いようですが、緊張感に欠けた雰囲気で肩章に見合うだけの実務能力に疑問を感じさせる人が多かったです。
バルコニーの部屋でしたが見た目も綺麗でベッドの具合も問題ありませんでした。 ただ、カーテンの締まりが悪かったり、バルコニーの仕切り扉がガタガタしていたり、細かいところでメンテナンス不足を感じました。 なお、バスルームの洗面台は狭く、シャワーも今どき固定式ですからガッカリする人が多いのではないでしょうか。
船内の内装は見事で何度乗っても感心しますが、全体的には豪華客船と言われると疑問を感じます。 今回の航海前にドック入りして床のカーペット類も交換したそうで一部を除いて綺麗でしたが、最後部のプールが有るデッキは工事が未了で香港に着くまで使用不可でした。 また、その後も何カ所かでメンテナンス作業をしていましたし、各所で漏水が発生していて驚きました。
シンガポール
ホテルから歩いて地下鉄の駅に行き、マーライオン等を見物しました。 地下鉄は電波のような「リップルマーク」が付いているVISAやMasterカードが有れば、タッチで改札を通れるので楽でした。 ただ、クルーズターミナルでのチェックインは大混乱で係員の整理がなっておらず長時間立って待たされました。これが常態化したものでなければ幸いです。
ベトナム
ダナンの北方に有る少々殺風景な工業港に着岸し、ツアーバスで1時間半程北上して古都フエに行きました。 フエでは旧王宮跡やティエンムー仏教寺院を見た後、市場を見学、そして街を横切る香江という川のドラゴンボートまがいの遊覧船に乗りました。 その後、遅い昼食を食べ、ミンマン帝廟を見学しました。 王宮跡や帝廟は予想以上の見応えだった上に、王朝時代のベトナムが中国文明の影響を強く受けていたと感じられて勉強にないりました。
中国
香港には船が1泊したので、初日は船会社のエクスカーションで香港島の見どころを見学、2日目はシャトルバスに乗って中心部まで行き、自分たちで街を歩きました。 香港には何度か行っているので変貌ぶりに驚きはしませんでしたが、街が全体的清潔になっており公衆トイレが各所に作られていたのにはビックリしました。 また、近未来的な大型ビルの建設も続いていて、中国的な雰囲気は更に消え、香港は巨大な無国籍都市に変わって行くと思いました。
フィリピン
フィリピンの英雄を記念した公園、富裕層の豪邸が並ぶ通り、アメリカ軍人の墓地を見学した後、結構立派なホテルのレストランでブッフェランチを食べました。 そして、世界遺産のサン・アグスティン教会やサンチャゴ要塞を見学しました。 マニラを初めて訪れましたがフィリピンの首都だけあって流石に大都会で中心部は綺麗でしたし、旧市街地ではスペイン統治時代の雰囲気も感じました。 ただ、ガイドの説明の随所に旧日本軍とアメリカ軍との市街戦の話しが出て、少々居心地が悪かったです。
台湾
昨年の地震の被害が大きく観光客を受け入れる段階では無いと船会社も判断したようで抜港となり基隆に行きました。
台湾
花蓮を抜港して昼過ぎに到着、1泊となった為、到着した夜はツアーバスで十份に行きランタン飛ばしに参加した後、高台から基隆の夜景を見ました。 翌日は基隆の北方海岸に有る野柳地質公園の見学やアニメ「千と千尋の神隠し」のモデルになったという九份に行きました。 また、基隆港のクルーズターミナルと街の中心部は至近距離だったので街歩きもしましたが、一寸洒落レストランに入ったところ、支払いは台湾ドルの現金払いのみと言われ、この時代にと大変驚きました。
日本
錦江湾に入る前から雷雨になって雨の中の観光となりました。 小やみになったときもありましたが、ほぼ降り続けた為、昼食も山形屋というデパートの食堂で食べました。
添乗員は付かない、空港とホテルにクルーズターミナルまでの送迎だけのツアーでしたが、特に問題はありませんでした。 が、基本的に自己責任で動くことが前提なので旅慣れない方にはお勧めしません。
アジアの国の変貌や各国を一度に見たい方にはお勧めです。 ただ、太平洋戦争についての知識は必要だと思います。
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