3 nights / 4 days, one-way from Yokohama to Shanghai
MSCクルーズ · MSCスプレンディダ

3 nights / 4 days, one-way from Yokohama to Shanghai

ms. krn さんの13回目の乗船記

ms. krn
ms. krn

2020年1月11日 投稿

1577

出航日

2018年8月18日

日程

4日間

同行者

家族

客室

内側

3.5

総合評価

食事

4.0

サービス

4.0

客室

5.0

船内施設

5.0

航程と寄港地

この航程マップはイメージです。実際の航路や寄港順は変更となる場合があります。

寄港地リスト

  1. 1

    横浜

    Yokohama (Tokyo, Japan)

  2. 2

    上海

    Shanghai

1

寄港地

日本

4

寄港地

中国

乗船記

このクルーズを選んだ理由

初MSC、酷評が目立っていたので実際の所はどうなのかと見てみたくなり、クルーズ代金$77.7/1人($150ポートチャージ、$36チップ別途)という料金に惹かれて急遽予約しました。 出港4日前でしたが、クルーズも予約出来、上海→羽田の航空券も特典で取れたのでお試し価格でのクルーズとなりました。 ※※※ 出港前日、台風の影響で上海入港が10時間遅延との連絡があり、急遽下船後に乗るはずだった航空券をキャンセル。 翌日の片道航空券を取り直し、ホテルを別途手配。 出発までバッタバタでした。

食事

4.0

3泊のリポジションということもあり、ガラディナー等の設定は無く至ってノーマル。 「まずい」と書かれていたので期待してなかったので拍子抜け。 5年前に全く同じリポジションコースで乗ったコスタ・ビクトリアよりもかなり内容は良かったです。 プリフィックスコース料理ですが、カジュアル客船なので高級イタリアンやフレンチをイメージしてると大打撃。 メディアで何でもかんでも「豪華客船」と謳ってしまうので勘違いされる方も多いようですが、カジュアル客船だとファミレス+αのレベルです。 ビュッフェ→ 朝昼晩ともに洋食を中心に中華、和食(ほんの少し)、ピザ、バーガー類、デザート、果物が充実。 種類も豊富でローストビーフやローストポーク、サーモンの丸焼き等のサービスもあり、ビバレッジステーションではコーヒー、お茶類各種(緑茶なし)、ホットミルク、コールドミルク、朝食時にはジュース有り。 ピザは美味しかったですが、イタリア船にしてはオリーブやチーズが少ないのが残念でした。 パン、フォカッチャが美味しく、営業時間も24時までで非常に長く、常に混み合っていました。 ビバレッジステーションにコバエがちょっと目立ったのが唯一気になる点でした。 ダイニング→ 【朝】 アラカルトで注文し、足りないものはビュッフェコーナーへ。 おかゆ、納豆、梅干、味噌汁(具は別に入れるタイプ)、ご飯、塩辛はビュッフェに常備。 八丁堀天ぷら小野のシェフが監修で乗船していたのでおかしな日本食は見かけませんでした。 アラカルトは卵料理、ワッフル、パンケーキ、エッグベネディクトの他はビュッフェにあるものです。 エッグベネディクトだけは大失敗。 それ以外はごく普通。 朝食時はトマトジュースを含む数種類のジュース、コーヒー、紅茶が無料。 水は有料です。 【昼】 アラカルト+ビュッフェのスタイルは朝食と同様。 アラカルトではイタリア船らしくパスタやイタリアンの煮込み等が登場。 その他、和食、中華が前菜とメインに1~2種類ずつ、更に鳥そば(中華)、おにぎり(和)などはいつでも注文可能。 他の船と同様パルメザンチーズやフレッシュペッパーは言えば貰えます。 【夜】 アラカルトのみ。 毎晩メニューは変わり、中華、和食が前菜、メインに1~2種類ずつ入るのはランチと同様。 おにぎり等もランチと同様。 ロイヤルカリビアン、プリンセス、キュナードのようなステーキやロブスターがドーンと出たり、凝ったフレンチが出るようなディナーではもちろんないですが、総じて味は悪くなく、魚料理はとても美味しかったです。 パスタもアルデンテ。 期待値が高い方からすると見劣りするのかもしれませんが、酷評されるような内容ではなく、むしろ美味しい物が多かったです。 ドリンク類に関しては朝のジュースとコーヒー、それ以降の紅茶(ティーバッグにお湯注ぐだけ)以外はすべて有料。 ただし、コーヒー1.9ドル、500mlミネラルウォーター1.5ドルと他社に比べてかなり良心的。 15%のサービス料が別途つきますが、グラスワイン5ドルからというのもイタリア船ならではのお値段なのかなと思いました。(他社では9ドル~+15%~18%SC) ダイニングを含め、バーサービスのドリンク類は全てSegafredo ZANETTIなので間違いないです。

サービス

4.0

乗船手続きを終えて乗船までの道中、乗船してからキャビンまでの道中、いずれもクルーに会っても「Welcome aboard!」と言われた記憶なし。 あまりフレンドリーじゃないなというのが第一印象ですが、一たび打ち解けるととても感じの良い人達が多かったです。 オフィサークラスはイタリアをはじめとする欧州系とインド系が多く、ウェイター陣はインドネシア系(バリ人)が大半を占め、ミャンマー、フィリピン、東欧、南米が少々。 バー、ビュッフェ、プールスタッフ、ゲストサービスデスクは中国系が多く、中国人対応はかなり充実しているようです。 非常に仕事の出来るウェイター&ヘッドウェイター陣に恵まれたためディナー以外は常にその方をリクエスト。 お陰でカジュアル船とは思えない素晴らしいサービスでの食事の時間となり大満足です。 中国系クルーは非常にまじめ。 にこやかでフレンドリーに接してくることはなく、まじめにロボットのように丁寧に仕事をこなしているのが印象的でした。 見分けがつかないようで、オーダー等も中国語で話しかけられますが、こちらがわからないとみると英語に切り替え、こちらも中国語で挨拶やお礼を言うとニコニコとしていました。 いずれのクルーも片言ではあるものの、かなりの日本語を使いこなします。 完璧な日本語を使うクルーは少ないものの、レストラン等である程度であれば日本語でも意思疎通が図れるような感じでした。

客室

5.0

一番下のランクの部屋でしたが部屋もバスルームも広かったです。 シッティングエリアが広く、収納はクローゼットが扉4枚分。 うち1枚は引き出し、もう1枚は棚になっており、2人であれば十分です。 扉がどこが開くのかわかりにくいのが玉に瑕。 2009年の船にしては古びた感じもなく、バスルームも清潔。 インサイドでも全体的に明るく快適でした。 バスルームのシャワーがお湯の温度がコツをつかむまでがイマイチ。 ハンドシャワーでシャワー強度も調節できるので、お辞儀系の弱さからジェットまで好みに合わせられます。 TVでmap、アカウントが確認出来るのは他社と同様。 ドレッサーのドライヤー(強弱のみ)、A型、C型のコンセント、100V、240Vも同様。 電気ポットがあるあたりがアジア人好みのサービスでしょうか。 日本発着船以外では見たことがありません。 冷蔵庫、金庫あり。 シャワーも水はね&水漏れしにくい設計になっているので快適です。 ただ、タオル類が少な目。 バスタオル+フェイスタオル+ハンドタオルの3種類が一般的かと思っていましたが、バスタオルとフェイスタオルのみ。 他にプール用のタオルが部屋にセットされています。 足りなければそれを使って交換してもらうのでも十分対応出来そうでした。 今回は一度もお部屋担当と会う事が無かったので挨拶も交わしませんでしたが、廊下で会う他のキャビン担当はみなさん感じ良かったです。

船内施設

5.0

プール、ジャグジー、ライブラリー他、4Dムービー(9ドル)、F1シミュレーター(10ドル)、ミニボーリング(金額不明)の他、スポーツコートや子供用のウォータースライダー等あり。 バー、カフェ、それぞれがイタリアのセンスを随所に感じ、ハード面では非常にデザイン性に優れていて歩いているだけでも楽しかったです。 イベントはダンスが多く、ダンスが好きな中国人は大いに盛り上がります。 生バンドの演奏は16時半からなのでプールサイドでバンド演奏を聴きながらということは出来ませんが、クラシックやオペラを含むイベントはイタリア船ならではだと思いました。 また、MSCでは船上のマスターシェフを決めるイベントも開催しています。 チャンスがあり参加しましたが、MSCは参加賞も気前がいいので(他のイベントでも)どんどん参加した方がより一層クルーズを楽しめそうです。 静かに過ごすならアトリウム。 ただし、ビックリするほどクーラーが効いているので上着必須。 バーメニュー同様、ロゴショップも安くてビックリ。 船内の物価はロイヤルカリビアンと比べると3割引き位です。 船内の主要な所にはダイニングの場所などを誘導する看板が出ており、船内の移動はしやすかったです。

寄港地での体験

横浜

日本

1.0

日本大通り駅~大さん橋客船ターミナルまでは徒歩。 日本大通り駅内、駅を出てからもターミナルへの道順の案内が極端に少ないので若干不安になります。 徒歩10分弱ですが、途中日陰が一切ないので夏場はつらいです。 ターミナルに入るとMSCのマークを付けたスタッフが案内をしてくれますが、非常に効率が悪く椅子も少なく薄暗く空調も場所によってまちまちなターミナル内でひたすら待つことになるのでかなりつらいです。 16時乗船とあったので16時より前にターミナルに到着。 列に並び荷物を預け、シャトルバスチケットを受け取るように促されたので「預け入れ荷物無し」と伝えたものの、列は同じと言われてしまいました。 受け取ったシャトルバスチケットは20番。 16時からバスが動き始めるのかと思いきや、下船がスムーズにいかなかったため乗船が遅れているとの案内が16時半にようやくあり、そこからバスが1台ずつ呼ばれるようになったものの、シャトルバスに呼ばれたのは18:50。 そこから大黒ふ頭までシャトルバスで30分。 乗船できたのは19時半でした。 乗船が3時間も遅れ、初日のダイニングでのディナーは19時半までだったので入れず。 ビュッフェに行くも、ドリルが始まってしまい中途半端。 ドリル後に再度ビュッフェに行き、食事をするも初日のシアターでのショーを逃す羽目になり、気づいたら1時間遅れで出港。 横浜港(大黒ふ頭)は相変わらず大型船の対応が出来ていません。

観光:自分で移動手段:バス・電車・タクシーなど移動時間:30分未満移動費用:無料

上海

中国

3.0

呉淞口国際郵輪港(上海宝山国際クルーズターミナル)に16時に入港し、下船スタートは17時過ぎ。 預け入れ荷物がないので某社の優先下船の次となる2番手の下船で17時半。 ターミナルを出るまでにさらに1時間で、シャトルバスに乗れたのは18時半。 とにかく入国審査に時間がかかります。 入国審査から税関検査もまた時間がかかり、延々と待たされることになります。 しかも空調が安定していないので、ごった返しているため蒸し暑く忍耐が必要。 税関検査の所だけはヨットクラブは別になっており優先されていました。 税関を抜けるといきなりアライバルエリア。 ただ非常に狭いのでここもごった返しています。 出口右手に両替所があり(Ctrip:手数料なし)日本円から元への両替が可能。 手前にある中国銀行の両替機は動いていませんでした。 出口はタクシー、メトロ3号線、その他で別れており、その他はツアーのシャトルバス等のお迎えが来ているようでした。 私はメトロ3号線の出口を出て、その先で待っている無料シャトルに乗り込み(荷物は下に入れてもらえます)宝楊路駅を目指します。 駅まではバスで約30分。 バスを降りた所で中国人はタクシーを拾っていました。(タクシーが待ち構えています) 宝楊路駅駅ではまず地下鉄の切符を買い、改札左端の所で荷物のX線検査を受けます。 人民広場駅にホテルを取っていたので、片道5元。 ここでも片言の日本語が使える駅員が切符購入の手伝いをしてくれますが、英語表記あり、また漢字なので困ることなくタッチパネルで購入可能です。 人民広場までは1回乗り継いで約1時間。 人数が多く、荷物も多い場合はタクシーが一番楽かもしれません。

観光:自分で移動手段:バス・電車・タクシーなど移動時間:60〜90分移動費用:500円未満

予約・手配(事業者)について

1.0

船会社のキャンセルチャージ前でも独自のキャンセル料を取るので今まで避けていた旅行会社でした。  今回特価に釣られて申し込み。 出発4日前とはいえ、オンラインで申込みが出来るのでそこまでは順調だったものの乗船券の発券が旅行会社しか出来ず(公式サイトで自身で登録&印刷できない)乗船前日になると言われ不便だった。 更に不運が重なり台風の影響で下船の時間が10時間後倒し。 その連絡が一斉メールという非常に残念な連絡方法で、メールに気づかなかったら帰りの航空券を無駄にする事態に陥る所でした。 他社で申し込んでた方が教えてくれたお陰で早めに立ち回りできたものの、メールを受けてからではさらに遅れをとってた可能性大。 メールよりも前にベストワンに問い合わせした際も「どこからの情報ですか?」と逆に聞かれる始末で、詳細は後程メールでお知らせしますと言われ、情報が錯綜していたのかもしれませんがお粗末でした。

予約・手配の方法:ベストワンクルーズ」を利用

おすすめの方

お試し価格なのでMSCに乗ったことがない方、気軽にクルーズライフを楽しみたい方にはお薦めですが、食事、イベント、フォーマルデー、静かに過ごしたい人達には不向きです。 2,900名のうち、10%は多国籍(ドイツ人団体含)、日本人は約1,000名、残りは中国人。 日本での旅行を終えて船で上海に帰る中国人がかなり多く乗っているのでかなり賑やか、そして中国の会社がハンドリングしてるということもあり中国人に向けたサービスが充実しているので、日本船や日本人向けサービスを充実させているダイヤモンドが好きな方にも不向きです。 短い日程でクルーズしたい! 安く船に乗りたい! 気軽に過ごしたい! このように割り切れる方にお勧めです。 ツアーも出てますが、お得な価格で乗るのであれば片道航空券はマイルで取る事をお勧めします。 ただし私のように急な変更の場合は思わぬ出費を重ねることになるのでご注意を。

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15枚の写真

コメント

7
ms. tara
ms. tara
2018年11月21日 20:01

KRNさま 早速こちらに訪問させていただきました〜。 来年GWに大黒ふ頭からスプレンディダに乗る予定です。 とても参考になりました!ありがとうございます。

ms. krn
ms. krn
2018年11月21日 20:17

10連休のGW、参加しやすいクルーズ船がいくつもあって賑わっていますね! MSCスプレンディダを含め、私の周りにはMSCの印象は芳しくないものが多かったのですが実際に乗ってみなければわからないことも多いものだという物を実感しました。 満船でのクルーズになるかと思いますが、楽しくお過ごしできますように!

ms. tara
ms. tara
2018年11月21日 20:28

ありがとうございます!本当は西海岸からカナダへのクルーズを狙っていたのですが来年のGWはエアーチケットの手配が大変そうだったので手軽な日本発着クルーズにしてしまいました。

ms. krn
ms. krn
2018年11月21日 20:41

西海岸~カナダのクルーズ!面白いコースですね~ いつかそういうリポジションにもチャレンジしてみたいです。 GWのエアーは大変ですよね。 私も327日前に予約! 来年GWはバミューダクルーズに行ってきます。

ms. tara
ms. tara
2018年11月21日 20:45

やはり、GWや夏休み、年末年始などは一年ぐらい前から計画してエアーもおさえておかないといけませんね。バミューダクルーズ、いいですね〜。レポートを楽しみにしております。

mr. nimochin
mr. nimochin
2019年4月12日 16:31

10月に片道クルーズ乗船予定です。 MSCは、酷評ばかりだったので、少し安心しました。 細かな感想を書いていただきありがとうございます。 ダイヤモンドプリンセスしか乗船したことがないので、今回初めての他船ですが、初めてクルーズに参加する友人と一緒なので、楽しめたらと思ってます

ms. krn
ms. krn
2019年4月14日 10:46

nimochinさん、こんにちは。 私も乗船前はMSCの酷評に驚き、それ以外にも良い体験談を聞いたことが無かったので乗ることは無いだろうなと思っていました。 でもお値段がお値段だったので物は試しと思って乗ってみたら意外や意外でした。 ただし「他社と同レベルを求めてはいけない」「お値段なりと覚悟すべし」「リポジションは更にコストダウンを意識してる」ということを踏まえていくに越したことはないと思います。 お試しで割り切って乗れば案外楽しいこともあるので、サービスや料理を求めず「船旅」「船上の時間」を求めてクルーズしてみてください。 Bon voyage!

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