3 nights / 4 days, one-way from Shanghai to Yokohama
MSCクルーズ · MSCスプレンディダ

3 nights / 4 days, one-way from Shanghai to Yokohama

mr. ranpou さんの7回目の乗船記

mr. ranpou
mr. ranpou

2018年12月30日 投稿

310

出航日

2018年7月30日

日程

4日間

同行者

一人旅

客室

内側

2.7

総合評価

食事

4.0

サービス

2.0

客室

2.0

船内施設

2.0

航程と寄港地

この航程マップはイメージです。実際の航路や寄港順は変更となる場合があります。

寄港地リスト

  1. 1

    上海

    Shanghai

  2. 2

    横浜

    Yokohama (Tokyo, Japan)

1

寄港地

中国

4

寄港地

日本

乗船記

このクルーズを選んだ理由

6月末に仕事を辞める予定で、色々と旅行先を探していました。その中で、片道クルーズが安かったので目にとまりました。MSCは乗ったことがないし、片道クルーズは旅行の一部に組み込め、長期旅行の中の移動手段の一つとすることができ利便性が高いので、乗ってみる気になりました。

食事

4.0

基本的には美味しいし、ピザなどの選択肢が豊富なバフェや、メインダイニング以外も良かったです。また、メインダイニングのコースメニューが、日本語なだけでなく料理が写真付きで掲載されていたのも分かりやすかった。 ところが、コースの選択肢にあった蕎麦やおにぎりが酷かったのが残念でした。本当の蕎麦やおにぎりを知らないで、形だけ真似している感じ。蕎麦にはコシがなく、つゆはしょっぱ過ぎ。おにぎりは、具もなく、塩の味付けもなく、ただみすぼらしい三角形に固めたライスに海苔を巻いただけ。 まあ、海外で和食が美味しいことの方が珍しいので、ある程度は覚悟して怖いもの見たさでオーダーした部分もあったのですが、まさかコース最後のデザートの前に、この味付けのない偽物おにぎりが単品で出されるとは思っていなかったので唖然としました。残念すぎたので、写真を撮ってSNSで笑いの種としましたが。

サービス

2.0

・WiFi WiFiサービスは、3泊で116ドルもするのに、通信データ量が4000MBと決められており、船内の写真や動画をSNS等に頻繁にアップロードしていたらクルーズ2日目にはデータ量を使い切って使えなくなってしまいました。これが残念なのは、上限に達すると一切外部と通信できなくなることで、追加料金でデータ量を買い足すことは可能だったのですが、高すぎて買う気にはなれませんでした。 他社のクルーズ船のWiFiサービスは、1日のデータ量を使い切っても低速でならネットが使えメールチェックくらいはできたり、そもそももっと安いわけで、MSCは高額なのに、使い勝手が悪いと感じました。 ・USドルへの両替レート この旅では、3度クルーズ船に乗りましたが、MSCはその3隻目でした。1隻目、2隻目のカジノのキャッシャーでは、日本の銀行や街中の両替所のレートよりも良く、気軽に両替できたし、カジノは賑わっていました。しかし、スプレンディダはカジノに客が少なく閑散としており、原因の一端は両替レートの悪さにあると感じました。船内通貨がUSドルなので、カジノで遊ぶためにいくつかの通貨から両替してみましたが、レートが酷過ぎて驚きました。例えば、比較的レートの悪いとされる日本のある銀行で1ドル=114.1円の日に、船内の両替レートは1ドル=122.3円で、10万円が818ドルにしかなりません。 また、カジノが閉まっている時間帯に一度、予め準備しようとレセプションで10万円をUSドルへの両替を依頼しましたが、断られてしまいました。何に使うのかと聞かれ、カジノと答えると、カジノでは外貨のまま遊べるから両替は必要ないと言われました。テーブルでそのまま円が使えるのかと聞くと、そうだと。後でカジノで確認しましたが、テーブルで円など使えず、やはりゲーム前にUSドルへの両替が必須であり、レセプションの説明は真っ赤なウソでした。両替を断るなら、レセプションにレートを表示すべきでないし、知りもしないのにカジノのテーブルで円が使えるなどと嘘を教えるのは、最低だと感じました。対応したスタッフは、周囲に確認を取っての対応であり、当該スタッフ個人だけがたまたま悪かったわけではないと思います。 ・カジノ ブラックジャックテーブルの掛け金が、ミニマム25、マキシマム500USDしかオープンしていなかったので、下船日の前日夕方5時前、マキシマム500オーバーでプレーしたいからリミットを変更して欲しいと、フロアパーソン(ピットの中にいて、複数テーブルのディーラーやゲーム進行を監督し、間違いがあれば正す、ディーラーの上司のような人。カジノによって呼び方に違いがあるが、ここではフロアパーソンと呼ぶことにします。)に相談しました。すると、ボスの許可がいるから夜9時に来いとの回答。私は、様々な国のカジノを旅してますが、お客の少ないカジノで、誰もお客がいなく空いているテーブルのリミット変更を相談すると、その場で対応してくれることが普通なので、ボスの確認に4時間も待たせるということにまず驚きました。 しかし更に、9時に再訪したところ、相談したフロアーパーソンがおらず、その場の誰にもリミット変更の話が伝わっていなかったことで、更に驚かされました。正直、こんなレベルの対応なのかと落胆しつつ、その場にいた別のフロアパーソンに、新たに相談し直しました。 このフロアパーソンは直ぐに別室のボスに許可を取りに行ってくれ、客のいなかった一つのテーブルをミニマム50、マキシマム1000USDに変更してくれました。また、その後の対応もなかなか興味深かったです。 通常、フロアパーソンはディーラーを監督する立場であり、自身でディーリングをしません。しかし、次々と交代するディーラー5人程に対し、私が高額で勝ち続けていたところ、リミット変更の対応をしてくれたフロアパーソン自身が、スーツの上着を脱いでディーラーとして現れたのです。吃驚しました。 自分がボスに掛け合ってリミット変更したテーブルに対する責任感か、不甲斐なく負け続ける部下達を見かねてか、ベテラン中間管理職が降臨してきた感じでした。それまでのディーラーと全然違い、ディーリングはとても速く正確で、正直カッコよかったです。私は、高速なディーリングスピードに必死に追い付きながら、蓄積した勝ち分をゴッソリ削らたのですが、女性フロアパーソンのプロフェッショナルなディーリングには見とれてしまいました。 その夜、客室のドアの下から、MSCのクルーズ10泊無料で招待する旨の、カジノからの招待状が差し込まれていました。高額プレー客へのフォローも迅速でした。 なお、私とフロアパーソンとの対決は、客観的にもなかなか見応えがあったようで、下船時に知らない日本人から、「昨日凄かったですね!見てました!」と声をかけられました。私のプレー中、観客に囲まれやり辛いと感じることも多かったのですが、カジノは人通りが多い場所にあるにも関わらず、遊ぶ客は少なかったです。遊びやすくするには何が足りないのか、両替レート含め、改善の余地があるカジノではありました。

客室

2.0

歯ブラシやスリッパなどのアメニティがないのを知らずに乗ってしまい、レセプションで質問してしまいました。まあ、それは仕方ないのですが、ティーパックや電気ケトルはあるのに、水は1.5Lなど大きなボトルの有料のものしか置いてなかったのが残念でした。 また、客室のTVモニターで、自分の支払い情報など確認できるはずでしたが、乗船から下船までずっと、システムトラブルの画面続きで、使い物になりませんでした。可能な限りすぐにシステム復旧する旨の文字が、最後まで表示され続けていました。

船内施設

2.0

・ドレスコード ドレスコードはいい加減になるとは思ってましたが、毎晩夕食に何を着ていくべきか悩みました。特に7/31の「DAILY program」日本語版では、「本日のドレスコード:カジュアル」と記載されているにも関わらず、「DAILY specials」裏面の「船上ショッピング」という欄では、目立たない文中で「フォーマルナイト」と書かれてました。夜がフォーマルなら「DAILY program」にもそう書いて欲しいのですが、いずれにしても、フォーマルの客は日本人の1組しか見かけませんでした。 ・カジノ ブラックジャックのルールが、一般的にはポンツーンと呼ばれているゲームのルールでした。プレイヤーが21になったら即配当。その後ディーラーが21になっても、引き分けになりません。なので、プレイヤーがブラックジャックの役ならすぐに1.5倍配当され、イーブンマネーも存在しません。ダブリングダウンの後でもサレンダー可能で、何故あれをブラックジャックと呼んでいるのか謎でした。 ・ショー 期待外れ。船上でカルメンは確かに珍しいのでしょうが、完成度が低いと感じました。カンカン踊りなども、大人向けのショーに飽きた子供が場内を走り回ってましたが、イマイチでした。ヨーロッパらしさを出すのは良いですが、もっと迫力や楽しみのあるショーを期待していたので、残念でした。上海からの中国客は、あれで満足するのか分かりませんが。

寄港地での体験

上海

中国

3.0

上海からの片道クルーズだったので、乗船5日前から上海を観光していました。中国では、Great FirewallのせいでGoogleやFacebookなどのサービスは基本的に利用できないので、ネットを利用しての観光には工夫が必要です。ホテルのWiFiなどからは、Gmailすらアクセスできません。VPNでGreat Firewallを回避するか、影響を受けないSIMをスマホ用に準備しておくと、Google Mapを使って観光できます。 なお、呉淞口国際郵輪港(上海宝山国際クルーズターミナル)の最寄り駅である地下鉄3号線の宝楊路駅は、改札を出ると白タクが声をかけてきました。一度断ってタクシーを探したのですが見つからず、また白タクの運転手に声をかけられ、仕方なく乗ってしまいました。問題はなかったですが、タクシーが見つけられるのがベストだとは思います。 ちなみに運転手は、クルーズ船の絵の写真見せて、ここだろ?と。いくらか聞くと、指3本立て30元と。実は、改札前に駅からクルーズターミナルまで約15分/20元との案内看板があったのを見ていたので、指2本立てると、仕方ないって感じで20元に負けてくれました。 その他注意点は、クルーズターミナルへの道路は途中から二手に分かれており、運転手に左右どちらのターミナルへ進むか聞かれます。当日は、どちらにもクルーズ船が停泊しているのが見えたのですが、どっちがスプレンディダか判別つかない距離で指示しなければならず焦りました。辛うじてMSCのマークが見え、助かりましたが。

観光:自分で移動手段:バス・電車・タクシーなど

横浜

日本

大黒ふ頭に到着でした。そこからシャトルバスに乗り、桜木町駅へ。観光せずに帰宅しました。

観光:観光していない

予約・手配(事業者)について

2.0

2年前に同じ代理店で良い思いがなかったので、別の代理店に頼みたかったのですが、この手の片道クルーズをホームページに掲載しているのはここだけでした。不安に思いつつの予約でしたが、案の定、また直前までハラハラさせられました。 上海から横浜への片道ですから、乗船日より前から上海入りして観光するお客は当然いると思うのですが、1週間前になっても乗船券が届かないのです。 私は既に、7/15からWorld Dreamに乗船しており出国済みで、その下船後、MSCスプレンディダ乗船の1週間前はマカオにいました。上海に移動してしまうと、Great Firewallでネットが制限されているので、そもそも自分のメールが受信できるか自体が不安でしたし、どこで印刷できるのかも分からなかったので、マカオで乗船券を受け取り印刷したかったのですが、午後に上海へ移動する7/25になっても届きませんでした。午前の早い時間に、痺れを切らして代理店に電話しました。出たのは担当以外の人でしたが、確認してPDF添付メールで乗船券を送ると言われました。(この際、印刷出来ずともPDFを提示することで乗船は出来るという趣旨の話もされました。) それから2時間程待ってもメールが来ないと思っていたところ、出発5日前のお知らせという題名で、担当者名で、乗船券は既にメールか書類で届けているけれど、届いてなければ担当にお知らせ下さいというメールが届きました。混乱しました。 マカオから自宅に電話し確認するも、郵送物は何も届いてませんでしたので、再度代理店に電話したところ、今度は担当者が出ましたが、先のメールのことは知らず、自動送信されているものだろうとのことでした。また、船会社がまだ乗船券を送ってこないとのことで、多分今日は無理との話でした。諦め上海へ移動しましたが、代理店からは同日夜に乗船券添付のメールが送信され、それを翌日(7/26)やっと受信しました。但し、そのメールには、やはり印刷して持参しろとの記述があり、上海で印刷出来る場所を探して歩き回ることになるのですが、日本と異なりコンビニで印刷など出来ず、本当に苦労しました。

予約・手配の方法:ベストワンクルーズ」を利用

おすすめの方

ヨーロッパのクルーズ会社だけあって、洋食は美味しい。アジアのクルーズ会社なら有料になるようなケーキやハンバーガー、ピザなどの選択肢が無料に含まれるので、気軽な食事も楽しみたいならオススメ。 乗船時は、日本人スタッフも数名おり、日本語の船内新聞が発行され、ダイニングでのコースメニューも日本語版があった。これらが英語だと困るような方には、とても良いと思う。ただし、日本人スタッフが乗っていない場合はどうなるのか分からないが。

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