1 night / 2 days, one-way from Nynashamn to Gdansk
外国船その他 · ノヴァスター

1 night / 2 days, one-way from Nynashamn to Gdansk

mr. ranpou さんの16回目の乗船記

mr. ranpou
mr. ranpou

2019年7月30日 投稿

5600

出航日

2019年6月26日

同行者

一人旅

客室

海側

1.8

総合評価

食事

2.0

サービス

2.0

客室

1.0

船内施設

2.0

航程と寄港地

この航程マップはイメージです。実際の航路や寄港順は変更となる場合があります。

寄港地リスト

  1. 1

    ニュネスハムン

    Nynashamn

  2. 2

    グダニスク

    Gdansk

1

寄港地

スウェーデン

2

寄港地

ポーランド

乗船記

このクルーズを選んだ理由

長旅の中間で、ワルシャワ(ポーランド)→タリン(エストニア)→ヘルシンキ(フィンランド)→ストックホルム(スウェーデン)→トゥルク(フィンランド)→ストックホルム(スウェーデン)ときて、次にどこへ行くかと考えました。 ヨーロッパのカジノでは、ドイツのバーデン・バーデンが有名なので、この機会に行ってみようと。ではどう行くか。 コペンハーゲンなど経由して列車で行くかと思ったのですが、Google Mapで見ると、海に航路が描かれており、ストックホルムから近いニュネスハムンから南下する船があると分かりました。更に船会社のサイトで確認すると、船にカジノがあると判明。 列車ではカジノなどありませんから、船で南下するこのカーフェリークルーズに決めました。

食事

2.0

無料の食事はありませんが、公式ホームページからのクルーズ予約時にオプションで以下の選択がありました。 Drink 22 SEK(9.46 PLN) Lunch Bag 46 SEK(19.78 PLN) Breakfast 76 SEK(32.68 PLN) Breakfast for child under age 14 38 SEK(16.34 PLN) Lunch/dinner (soup + main course + drink) 119 SEK(51.17 PLN) (SEK:スウェーデンクローナ、PLN:ポーランドズロチ、一番下はランチなのかディナーなのかよく分からない書き方ですが、この航程ではディナーしか該当しません。) BreakfastとLunch/dinnerを選びましたが、この値段は安かったです。 しかし、乗船後にレセプションで食事のクーポンをもらっても、具体的な案内がなく、使い方に迷いました。この船で食事となると、A'la carte restaurantとNova Star Buffetがありましたが、予約時の表示やクーポンからは、バフェとは読み取れません。むしろクーポンには、ポーランド語でzapraszamy do restauracji(レストランへようこそ)と書かれていたので、最初にレストランへ行ってみました。19時過ぎの時点でレストランは混雑しており、1時間待ちと言われました。また、クーポンで食べられる食事があるわけではなく、レストランメニューから選んで食事した場合の会計額から50PLN(ポーランドズロチ)分安くできるだけと言われました。クーポンだけで食事できるんじゃないのかと問うと、それができるのはバフェと教えてくれました。ところがバフェへ行くと、一品一品値段が表示されておりました。日本的な食べ放題バフェではなく、欲しい食事をトレーに取っていき最後にレジで清算する、セルフサービスのレストランでした。(これが本来のバフェだとか。)これでは、どれがクーポンで選べる食事なのか分からないと、選びようがありません。食事選びの列に並んでみると、どうみても別料金ぽい金額が表示されたサンドイッチとかもあるわけです。レジのおばさんに質問しても、ドリンクはコーヒーor紅茶だけだけど、あとはOKとか、ザックリした説明で要領を得ませんでした。もう間違っても仕方ないと諦め、サラダを皿にとり不安な顔して進むと、調理スタッフが声をかけてくれました。クーポンを見せると、メインの肉はチキン、ビーフ、ポークとかあるから好きなの選べとか、ライスとポテトもある、スープも4種類あるけどどれが良いか?と聞いてくれました。オススメのスープを教えてもらったりしながら希望を伝えると、皿に盛って渡してくれました。その後、マシンでコーヒーを淹れ、レジへ。まだ先ほどのおばさんがいて、クーポン渡すと、こちらのトレーをチラッと見て、通してくれました。ライスは固めでしたが、味は美味しかったです。 無駄に行ったり来たりしたので、クーポンの利用方法についてもう少し分かりやすくしてくれれば良いのにと思いましたが、この手の説明不足は、この船では他にも珍しくありませんでした。 その他、Piano Bar、Piper's Pub、Seaglass Cafeなどあり、結構賑わってました。乗船時、歩いて乗る客が少なかったのですが、車ごと乗った客が多いのだと気付きました。

サービス

2.0

・Nova Star Buffet この船で唯一良かったのが、バフェで皿に食事を盛ってくれた調理スタッフです。フレンドリーに話しかけてくれ、クーポンで選べる食事を教えてくれました。レジのおばさんは、英語が苦手っぽいというのもあったのだろうと思いますが、クーポンの使い方の説明がいい加減でした。 ・Bell Casino 多くのスロットマシンがあり、テーブルはルーレットとBlackJackの2卓があるのに、ディーラーがたった1人で全てを切り盛りしておりました。これは無理がありました。1人なので、ルーレットがオープンしてればBlackJackはクローズですし、その逆も同様。また、一定時間毎に船内のスロットマシンを見回っており、その間はテーブルゲームはどちらもクローズ。短時間で細切れにしか、テーブルゲームが遊べません。 私がBlackJackをやりたいとディーラーに声をかけた時も、スロットマシンを見回ってくるから10分待つよう言われました。また、私がBlackJackをプレイ中、他のお客がルーレットは出来ないのかとディーラーに話しかけ、20分待つよう言われてました。つまり、それまでにBlackJackは強制終了なわけです。 こんな忙しないディーラー、見たことありませんが、そもそもディーラーを監督する人間が不在というのが驚きでした。たった1人なので、お客がいくら遊んだか誤魔化して懐に入れてしまうことも可能でしょうし、ディーリングをミスしてプレイヤーともめても、公正に対応を判断する人がいないのです。どういう運営体制なのか分かりませんが、ワンオペなカジノは初めて見ました。 ・セキュリティスタッフ 詳しくは下記「お部屋」に。

客室

1.0

Berth in 4-berth cabin outside (separate places in cabin for women and men)という、男女別4人相部屋海側キャビンに泊まりました。とても後悔しました。 もちろん単独利用できるキャビンの選択肢も普通にあったのですが、クルーズで相部屋というのを珍しく感じ体験してみたいという思いと、単独利用のキャビンだと割高だったのとで、ドミトリー感覚で4人相部屋を選んだのです。(もっとケチろうと思えば、キャビンではなく、大部屋に並べられたリクライニングチェアのみの予約とか、それすら予約せずに船内を徘徊するということも可能でしたが、流石に横になって眠りたいなと思いました。また、カジノから遅い時間に戻って消灯されていても、この航路ならまだ外が明るいだろうから窓があれば困らないと考え、海側にしました。) ところが、相部屋の住人の1人が、最悪の酔っ払いでした。 最初に部屋に入った際、60代くらいと思われるおじさんが、既に下段ベッドに横たわっていました。そして、窓辺には空のビール瓶が2本... 2段ベッドが2組の4人部屋で、私はもう一方の下段。おじさんとは狭い通路を挟んですぐ隣。軽く挨拶して荷物整理を始めました。しばらくすると、おじさんは外へ。 その後、隣の上段にスウェーデンの若者が現れました。彼が上段に無理に登ろうとしているのを見て、壁にかけられていた梯子を持って「使わないの?」と話しかけら、恥ずかしそうに「気付かなかったよ」と、一気に打ち解けました。彼からは、ここに荷物を置いて出ても大丈夫だろうか?と聞かれましたが、彼の下段を指さし、ここの人がよく分からないから何とも言えないと答えました。私も、相部屋で貴重品を置きっぱなしにすることは不安でした。(その後、船内にLuggage Roomを見つけ、荷物を預けました。) しばらく船内を散策してキャビンに戻った際、4人目が入ってきました。気さくに挨拶し、自分のベッドの位置を確認(私の上)し、直ぐに出て行きました。(後に、彼は元軍人と判明。) カジノで遊んだりしてから23時過ぎにキャビンに戻った際、スウェーデンの若者しか居ませんでしたが、その後元軍人も戻ってきて上段へ。上段同士はしばらく話をしていましたが、0時前には消灯し寝ようということになりました。(やはり深夜でも窓の外はまだ少し明るいので、真っ暗ではありませんでした。)隣におじさんがいないのは疑問でしたが、そのうち帰ってくるだろうとしか思っていませんでした。 ところが、0:10に沈黙が破られました。ベロベロに酔っ払ったおじさんが、セキュリティスタッフ3人に運ばれて入ってきて、隣のベッドに放り込まれました。そのまま寝てくれれば良かったのですが、ここから最悪の事態がスタートしました。おじさんはベッドから床にずれ落ち、私の真横で意味不明の独り言をグダグダ言い始めました。そして、こちらの布団に手をのばしてくるじゃあーりませんか。数度押し返しました。声をかけてもベッドに戻りません。上段ベッドへのハシゴを掴んで押し倒しそうになったりもし、とにかく危ない。梯子を倒されそうな上段の住民も、気が気ではなかったのでしょう。元軍人が降りてきて、おじさんをベッドに寝かせようとし始めたので、私も手伝いました。おじさんの靴を脱がし、二人でベッドに押し込みました。 これで、一度は寝たように見えました。が、急に起き上がり、今度はゆらゆらと外へ。靴もはかず、財布類もテーブルに置かれたままです。しばらくすると案の定、外からドアノブをガチャガチャ。キャビンのカードキーは、財布にあるのでしょう。開けられないので、ドアを何度もノックし始めました。ドアを開けるなら下段の自分の役割りなので、上段に「開ける?」と問いかけると、開けなくてよいということで意見が一致。無視しました。しかし、その後すぐにドアの外で数名の会話が。廊下のおじさんに気付いたセキュリティスタッフが集まっていたのです。セキュリティスタッフがドアをノックするので、仕方なく開けました。おじさんをキャビンに戻しても良いかと聞くセキュリティスタッフに、元軍人が反対。みんなで寝かしたのに勝手に外に出て行ったとか事情を説明していましたが、結局セキュリティスタッフはおじさんを叱っただけで、また放り込んで去ってゆきました。 ベッドに押し込まれたベロベロのおじさんは、もちろん寝てくれません。グダグダと独り言が続き、ベルトを緩めてズボンをずらしてると思ったら、ベッドに横になったまま、こちら側の通路にジョボジョボと小便を始めました。スウェーデンの若者も気付き、上から唖然として見下ろしてました。今から思えば、最初に外に出て行った時から、トイレを探していたのだと思います。もちろん、キャビンにトイレはありますが、酔っぱらったおじさんには見つけられなかったのでしょう。その後も、寝たかと思えばまた動き出し、3・4回は小便を繰り返してました。最悪の状況で唯一の救いは、通路に荷物を置かず、Luggage Roomに預けていたことです。荷物を置いていたら、小便でビショビショだったでしょう。 小便もいつか終わるはずなのですが、おじさんはまだジタバタしてます。ムクッと起き上がり、またキャビンの外へ。そして案の定、キャビンのドアをドンドン。もう、上段に確認するまでもなく、無視しました。そのうち、ドアに外側からジョロジョロと水がかかる音がしました... しばらく静かになり、もう戻ってこないことを期待しました。が、おじさんは期待を裏切ります。どうやら、レセプションで新しいカードキーをゲットしたらしく、ドアを開けて戻ってきてしまいました。そしてまた、通路挟んで隣り合わせ、1mくらいの距離で、意味不明の寝言と、時々ジョボジョボ音を聞かされ続けました。 私は、旅先でドミトリーに宿泊することはよくあるので、それと似たようなものだと思っていたのですが、クルーズでの相部屋は全然違うものでした。ベロベロの酔っぱらいを相部屋に放り込むような対応をするPolferriesは、最悪だと思いました。相部屋キャビンは、二度と御免です。 なお、キャビンのカードキーは紙製で、磁気式なのか分かりませんが、簡単に使えなくなってしまいます。私も他の人も、入室できなくなり、レセプションで再有効化してもらいました。

船内施設

2.0

・Luggage Room 無料のロッカーが多数あり、大きな荷物を預けられるのは良かったです。通常は、キャビンを利用しない乗客が荷物を預けるのでしょう。私の場合、相部屋キャビンにしてしまったせいで、自室に大きな荷物を置き辛い状況があったので、このロッカーに預けました。(もしも荷物を預けずに相部屋キャビンに置いていたら、最悪の相部屋住人のせいで、荷物が大惨事となっていたでしょう。) なお、特に何も説明は見当たらなかったのですが、私が荷物を預けた後、いつの間にかLuggage Roomのドアに鍵がかけられ、ロッカーにアクセスできなくされました。焦りました。レセプションでも確認しましたが、グダニスク到着の30分前に、やっと鍵が開きました。それより前に必要となるような荷物を預けていなかったので、問題はなかったですが。 ・Nova Center 親子連れがディスコで盛り上がっていて、子供が踊るのを大人がヒューヒュー言ってました(笑) ・Novatique shop 船のオリジナルグッズ等もありましたが、日用品的なお菓子やドリンク、酒類が豊富でした。 ・Bell Casino カジノの営業時間が20~24時までと、たった4時間しか遊べないというのは残念でした。グダニスクに着くのは翌日11:30なので、その午前中全く遊べないとは思っていませんでした。しかも、多数のスロットマシンと、ルーレットとBlackJackのテーブルがありますが、「サービス、スタッフ」の欄にも書いた通りディーラーがたった1人のワンオペ状態なので、営業時間の間でもテーブルゲームが出来る時間は限られました。 BlackJackは、ミニマムベット20SEK、マキシマムベット400SEKで、19以下の同点は負け扱い。この旅で先に乗ったタリンク・シリヤ・ラインのPaf Casinoと同じ、酷いルールでした。 なお、テーブルゲームのチップに換金できるのは、SEKだけで、PLNは使えないとのことでした。

寄港地での体験

ニュネスハムン

スウェーデン

ストックホルムから移動してきて、そのままPort of Nynashamnのターミナルに入ってしまったので、観光はしてません。17時に乗船開始し、18時出港でした。 ストックホルムからは、列車を利用すれば通常は1時間半もあれば到着します。私の時は、予定していた列車が信号機故障で一部区間が運休となり乗れず、Google Mapで検索して地下鉄とバスを乗り継いでも行ける代替ルートを見つけ、2時間ほどかけて到着しました。(この様にルートが変更となっても、公共交通機関はチケットが共通で時間制なので、そのまま乗れます。)

観光:観光していない

グダニスク

ポーランド

下船後、ターミナルを出るとすぐ、タクシーの運転手が近寄ってきました。私はバス移動だったので、適当に断って通り抜けました。最寄りのバス停(Przystań Żeglugi 02)はターミナルから200m弱の距離ですが、目の前にあるわけではなく、道順など案内もないので、Google Map頼りに歩いて見つけました。 一つ問題は、このバス停には券売機がありませんでした。私はポーランドズロチ(PLN)を所持しておらず、乗車券を買うにはクレジットカードでしか払えませんが、バス車内で買えるかどうかも分かりませんでした。 グダニスク中央駅へ向かう606番のバスが到着し、クレジットカードを運転手に見せると、使えない、けど乗れと。なんと無料で乗せてくれ、大変助かりました。他にも4・5名、無料で乗せてもらってました。 なお、このままドイツへ移動したので、グダニスクで観光はしていません。

観光:観光していない

予約・手配(事業者)について

2.0

船会社ホームページより申し込みました。 https://polferries.com/ 難しいというわけではないのですが、ちょっと説明の足りない感じがしました。 意味が分かれば、予約自体はシンプルに終えられ、e-mail添付でPDFのチケットが届きました。(ただ、このe-mailが迷惑メールフォルダに分類されてしまい、それに気付くまでちょっと不安でしたが。) 説明が足りないと感じたのは、例えば食事のオプション選択で、「Lunch/dinner」というのがありました。この船は昼前に下船するので、Lunchはあり得ず、どういう意味か迷いました。 また、キャビンの選択も少し悩みました。相部屋キャビンがあったり、キャビン無しの座席だけとか、更には席も選ばない乗り方が可能だったのですが、特に説明が無いのです。例えば「Berth in 4-berth cabin outside (separate places in cabin for women and men)」というのは、男女別4人相部屋海側キャビンのことでしたが、見慣れない表現だったので、最初は相部屋と分かりませんでした。キャビン無しで大部屋のリクライニングチェアを予約する「Airplane chair」という選択肢も、エアプレーンて何?と迷いました。 その他、ニュネスハムンやグダニスクの港の情報も少ない感じはしました。が、Google Mapで調べてなんとかなりました。

予約・手配の方法:船会社への直接予約

おすすめの方

それなりの客室もあり、ピアノバーやパブ、レストラン、ショッピングやカジノ等、クルーズらしい楽しみも可能ではありますが、特に優れている点は無いです。シアターとか無いので、ショーを楽しみたい人には向きません。 旅行の途中で、スウェーデンからポーランドへ渡る旅程を組み込みたい場合ですが、通常ならLCCで移動した方が安いし早いです。 なので、私のようにカジノに興味があるとか、純粋に船旅が好きとかでなければ、敢えて乗るべき理由は限られます。カーフェリーですから、自動車や自転車で旅する途中で利用するというのが、最も適しています。(ホームページで見た限り、自転車を載せるのは無料のようです。)

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