クルーズで絶対譲れない信条や絶対持っていく携行品って?
パッケージングが成功したら、クルーズの9割は成功している(笑

クルーズで絶対譲れない信条や絶対持っていく携行品って?

2024年6月15日 07:19
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mr. fukuyama

モーターボートの設計、開発に携わる事38年。 ボートに乗る事やボート釣りが好きなので、海には慣れているどころか、陸上にいるより海の上の方が安心する半魚人です。

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皆さま、クルーズ出発前は随分長い期間を掛けてワクワクしながらスーツケースに荷物を詰めていませんでしょうか。
 勿論私もですw
 私の場合、大体乗船の3週間前からじわりじわりとスーツケースに荷物を詰め込んでいます。

さて、色んな方のクルーズブログを拝見すると「持って行くと便利なグッズ」というのがあちこち紹介されております。
 また、必需品ではないものの、マスコットやぬいぐるみを必ず一緒に帯同する人だっています。
 一般論的な便利グッズの紹介なんて当然皆さまには必要ではありませんし、持って行きたい物は人それぞれ信条があり千差万別。
 なのでこの記事では「私がクルーズで絶対譲れない事」という独り言として読んで頂ければ結構です。
 逆に『いやいや、それ特殊じゃない!私もやってるよ!』と共感頂ければ嬉しいですし、僅かでも目から鱗ポロポロな事項があれば幸いです。

【”珍品”は大袈裟ですが、何気に有難い備品】
●簡易浄水器
 私はいつもブリタの浄水器を持って行きます。これはシャワールーム洗面所のタップウォーターが美味しくない、また夜中などブッフェまで汲みに行くのが面倒くさい時に役立ちます。
 随分な荷物にも見えますが、なーに、使用前に洗って使いますから、運搬時には乾燥させておいて容器の中に他の備品を詰め込めば良いだけです。
 今は廃船となったコスタ・ネオ・ロマンチカの時なんかは、「シャワールームの水は飲用できます。」とありながら、まるで下水の如き悪臭を放っていましたので、特にこのブリタが役立ちました。自宅の水道水では今一つ浄水効果が分かりませんでしたが、ネオ・ロマンチカの時は浄水器の威力が遺憾なく発揮されました(それでも2回連続濾過しないといけないほどネオ・ロマンチカの水は難敵でしたがw)。
 部屋の洗面所で水道水を入れ、あとはポットの中にちょろちょろちょろ、と溜めるだけ。夜中や早朝に部屋で水を飲みたい、コーヒー・紅茶を美味しく飲みたい時に重宝します。
(そもそも、ネオロマンチカ乗船前に他の方のブログで「コスタの水はすごく不味い!」という記事を見て買ったのがこの浄水器ですw)

●電動ハンドウォシュレット
 ペットボトルに水を汲んで手で水を押し出す携帯ウォシュレットもありますが、このTOTO製ウォシュレットは乾電池式で水流も2段階に変えられる優れものです。
 また手動ではないので、過度な水圧にもなりませんし、手でポンピングする必要がないので射水口がグラ付く事も無く落ち着いて?…狙えますw
 公衆トイレにウォシュレットの無い海外下船時はミネラルウォーターを帯同して持って行きます。贅沢なお尻ですね(爆

【帰港下船時のリックサック内の空間を広げる我流テク】
 クルーズに限らず私の旅行でのパッケージングの信条は、
【如何にバッグの大きさをコンパクトにして、且つ過不足なく、持ってきた全ての携行品と衣料を使い切るか】
にあります。
 ですが、パツパツに荷物を詰め込んでバッグ内部に余裕が無いと、買い込んだお土産をトートバッグなどに詰めて帰港下船日には手荷物品が増え、手が塞がってしまう事も。
 スーツケースに余裕を持たせれば良い様に思えますが、それでは中で衣類や備品が踊ってしまい、スーツやジャケット、ドレスシャツの型崩れやシワを誘発してしまうので、私はスーツケースは基本的にパッツンパツンに詰め込む質のため、クルーズ中に買った品物を入れるゆとりはありませんし、何より「バッグサイズをコンパクトにしたい」という私のコンセプトに沿いませんw
 私は喫煙者で大変な酒豪なのですが、スーツケースとは別に背負って行くリュックサックの中に、
【煙草はクルーズ期間分詰め込む】
【許可されている1本のワインを持ち込む】
更に、
【乗船日はリュックサックの中にボディバッグを入れて移動する】
を心がけています(ボディバッグは下船観光時の小物入れ用です)。
 ワインをリュックサックに入れておけば、当然乗船中にワインは無くなりますのでワインボトル分の空間ができます。また、煙草も日々減少していくので、その空間も空きます。
 そして帰りは土産物で荷物は増えてしまいますが、下船時はリュックサックとボディバッグを前後で背負えば、「煙草+ワインボトル+ボディバッグ」分の空間がリュックに出来るので、土産物を詰め込む事ができ、余分なバッグとかを持って両手を塞いでしまう事がありません。

【このウェストバッグはボディバッグにも手持ちも出来る優れモノ!】  

因みに何故そこまで手荷物サイズを小さくするのに拘るのか、ですが、私は海外出張のトランジットで2度のロストバッゲージの経験がありますので、手荷物を預けず機内持ち込みサイズにしたいという癖が抜けないのですねw(荷物はいずれも後日無事に戻ってきました)。

【今回初めてやった事前準備】
 過去のクルーズと違い、QE乗船の今回初めてやった事がありました。それは「海外旅行傷害保険」の加入です。
 私は日本船か、外国船籍の日本発着しか経験がありませんので、「ほぼほぼ国内周遊だし大丈夫だろう。」、と高を括っておりましたが、若かりし昔と違って年々体調不良も増えています(歳を取ると「俺、ここが痛くてさーw」『私なんかここが辛くて…』と、”不調自慢”が増えますよねw)。
 出国審査~入国審査の間は当然健康保険適応外になる可能性も高いので、船内のメディカルセンターにお世話になる程度ならまだしも体調が急変してヘリコプターで搬送…なんかされた日にゃ、何百万払うのか想像するのも恐ろしい…、と自分の体を過信せず加入しようと考えた次第です(前回のダイヤでコロナに罹患してしまったのも理由です)。
 ただそこはあくまで日本周遊ですから、今回はクルーズ期間の10日分の保険を掛けるのではなく、●別府出港時の出国審査の日~●釜山から戻り、佐世保で入国審査する日の4日間のみとしました。
 それ以外は国内旅行の分類なので、寄港したら自力で最寄りの病院に行けばよい、という考えです(※あくまで私個人の考え方ですので、決してこの加入方法は皆さまにお勧めしません)。
 リスクがあるっちゃありますが、全日加入だと¥3,300/人掛かる保険が¥1,300で済みますし(セコいw)、日本国内の帰港日が全て平日なのは分かっていたので上陸してしまえば何とか開いてる病院を探せるだろう、という判断です。

【二人分、4日間の保険金額です】

如何でしたでしょうか。
 乗下船前後で宅配をご活用される方には興味のない内容も多かった事かと存じます。
 ここまで読んで『特別な事じゃないじゃん。』と思われた方もいらっしゃるやも知れず、先輩諸氏に訥々と持論を展開した点、何卒ご容赦下さい。
 最後まで読み進めて頂いた皆さま、誠にありがとうございます。

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F’s Beautiful Ocean

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F’s Beautiful Ocean

クルーズの経験はまだまだですが、子供の頃から海に親しみ、そのままクルーザーなどボートの設計者になっちゃいましたww 私の名前…美洋(よしひろ)…英語にすると、ビューティフルオーシャン(爆 三代船乗りの家系で、付くべきして付いた宿命の名前だったかな、と(苦笑 時にはチョイとズレた視点でクルーズと海関係のblogをアップしてみたいと思いますb

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