クルーズ旅行で実際にかかった費用を公開! <2019年GWノルウェージャンブリス編①>

クルーズ旅行で実際にかかった費用を公開! <2019年GWノルウェージャンブリス編①>

2019年8月7日 12:56
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ms. saotsu

2015年に新婚旅行で地中海クルーズに行ったのをきっかけに、会社員をしながら年2〜3回ペースでクルーズ旅に出かけています。

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クルーズ旅行が好きでもう何度も乗船しているという話をすると、クルーズ未体験の方から必ず聞かれる質問が「クルーズって高いんじゃないの?」です。

私はいつも「同じような旅行を陸でするよりは安い」と答えています。

海外発着のクルーズを選ぶことが多いので、船代に加えてフライト代もかかりますし、かかった額の数値だけ見ればそれなりの金額だとは思いますが、一度の海外旅行で効率的に何か所も巡れ、ホテル+交通+食事+船内エンターテイメント込みの金額であることを考えればコストパフォーマンスはとてもいいと感じています。

 

すでにクルーズに乗船されたことがある方においても、異なる船や、違う客室カテゴリー、別の寄港地をめぐるコースにおいてどのくらいの金額がかかるのかという情報は、次の船旅計画の参考に関心のある所ではないでしょうか?(私はあります!)

 

そこでこちらの記事では、私が過去の船旅でかかったリアルな金額をドーンと大公開しちゃいます。

今回取り上げるのは、私が2019年のゴールデンウィーク時期に乗船した、ノルウェージャンクルーズラインの「ノルウェージャンブリス(Norwegian Bliss)」です。

アメリカ ロサンゼルスからカナダ バンクーバーまで、6泊7日で西海岸を北上してきました。

ノルウェージャンブリス(サンフランシスコ)

ノルウェージャンブリス(サンフランシスコ)

 

今回は旅行代理店を介さず個人で全て手配したので、その時にかかった「クルーズ料金」、「航空券代」、「寄港地観光費用」について、メール控えやクレジットカード明細から値段が確認できるところを、ただ単に金額を発表するだけではなく、具体的なカテゴリーなどの中身の明細と、少しでもお得に旅行をするためにした工夫と共に紹介します。

米ドルで支払ったものについては、イメージしやすくするために1ドル110円で換算し、百円単位に四捨五入した金額をかっこ書きで入れております。

 

 

今回のクルーズ旅行概要

実際の金額の話をする前に、今回どのような旅行計画だったのかを説明します。

2019年のGWは、天皇即位のため10連休でしたね。

特に有休を足さず、その10連休でぴったり行ける日程で旅行を組みました。

  • 4月27日(土) 成田→ロサンゼルス(台北経由)、同日ロサンゼルス着、現地1泊
  • 4月28日(日) ロサンゼルス港より乗船
  • 5月4日(土) バンクーバー港にて下船
  • 5月5日(日) バンクーバー→成田(台北経由)
  • 5月6日(祝) 帰国

 

船旅の部分は、ロサンゼルスからバンクーバーまでの片道クルーズです。

途中の寄港地はサンフランシスコとビクトリアで、途中終日航海日が2泊含まれています。

また、下船地はバンクーバーですが、バンクーバーに到着するのはその前日の11:00AMで、半日寄港地観光をしてからまた船に戻って1泊し、翌朝下船するという少しユニークなコースでした。

 

このコースを選んだ最大の決め手は、日程がGWにきれいにはまったことだったのですが、その他にこの船が2018年にできたばかりの新しい船だということと、その前の年のクルーズでいろいろあったので、「今度は英語が通じる国に行きたい・・・」と思ったことも大きいです。

その「いろいろあったこと」については別記事に書いておりますので、もし興味があればこちらもどうぞお読みください。

www.nekocruise.com

 

ノルウェージャンブリスは新しい船だけのことはあり、船内のアクティビティ*1はここが船の上だということを忘れそうなほど充実していました。

中でも一番驚いたのは2階建てのレーストラックです。

ヘルメットを着用してゴーカートに乗るのですが、スピードを出したらスピンするほど本格的なものです。 

船にある本格的なレーストラック

船にある本格的なレーストラック

そのほかほぼ垂直落下のスライダー付きのプールとか(スタートと同時に床が開くんです・・・)、レーザー銃を利用したサバゲー場などもあり、遊園地のようでした。

 

今回のクルーズ料金

今回のクルーズではキャビンのカテゴリーは、「バルコニー付きスパ ミニスイート」を利用しました。

スパの通い放題が付いているプランです。

予約は旅行代理店を利用せず、ノルウェージャンクルーズラインの公式サイトから申し込みました。

日本語対応しているのでらくらくです。

 

さて、結論としてクルーズ料金の合計は・・・2名分でUS$1,828.76(約201,200円)でした。

1人1泊当たりに換算すると、約16,800円です。

どうでしょう?

この金額がホテル+交通+食事+船内エンターテイメント込みであることを考えれば、リーズナブルなのではないでしょうか。

 

私はこの時点でクルーズ旅行は10回目でしたが、客船自体が設備充実で魅力的である上に、ミニスイートカテゴリーで、それもスパアクセス付きでこの値段というのは、過去の他のクルーズと比べても高コスパだと感じました。

 

安さの秘密

クルーズ代金は一般に、乗船地と下船地が同じ周遊クルーズよりも、乗船地と下船地が異なる片道クルーズのほうが、料金設定が安めにされる傾向があります。

クルーズ前後の交通の手配が不便なので不人気なのでしょうか?

私は行きと帰りで別の港に立ち寄れるのはお得感があって、むしろ周遊よりも好きなくらいです。

 

そしてこのクルーズの安さのからくりは他にもあります。

先ほどは合計でUS$1,828.76(約201,200円)と書きましたが、ここでその内訳を見てみましょう。

  • クルーズ代金 US$1,348.00(約148,300円)
  • 港湾税など US$480.76(約52,900円)
  • アップグレードオファー料金 US$210.00(約23,100円)

 

「アップグレードオファー料金」の文字が気になりますね!

実は、申し込み当初、カテゴリーは「セイルアウェイ(ミニスイート)」を予約していました。

通常は同じカテゴリーであっても部屋の位置(高層階や船体の中央の部屋が高い)や広さによって複数のプラン設定があり、その中から自分の予算と条件を加味して部屋を選ぶわけですが、「セイルアウェイ」とは、ミニスイートのカテゴリー内であれば部屋の場所は問わないというおまかせプランです。

セイルアウェイはミニスイートの中では部屋を指定できない分、最も安い料金に設定されている代わりに、その時にやっているオンボードクレジットプレゼントや飲み放題などのキャンペーン特典がつかないといった制限があります。

しかし空き状況によっては同カテゴリーの中で条件のいい(つまり普通に買うと高い)部屋がアサインされることもあるので、部屋の位置にこだわりがないか、運試し好きの方にはお勧めのチョイスです。

 

予約時点では、部屋が割り当てられる時期も未定とのことでしたが、今回は予約後数日でキャビン番号の連絡がありました。

ミニスイートの中ではやや金額が高めの、船の中央部の部屋が割り当てられてラッキーと思っていました。

 

さらにその後しばらくして、今度は船会社から「アップグレードアドバンテージプログラム*2をやってみないかというメールが来ました。

これは、「もし上位カテゴリーにアップグレードするならいくらまで支払えるか?」というオークション形式での入札の案内です。

時々飛行機でも同じようなことをしている会社がありますね。

それの船版です。

カテゴリーごとに最低入札価格が決められていて、スイートルームに相当するHEVENカテゴリーになると1名あたり$700~など、とても手が出せるものではありませんでしたが、今の予約であるミニスイートに、スパの通い放題を足したバルコニー付きスパミニスイートであれば$100から入札可能でした。

私はこれまでクルーズ船内のスパを利用したことはありませんでしたが、少し興味があったのと、今回は終日航海日が2日間あったので、船内でまったりスパに行くのもいいなと思い、最低入札価格に$5だけ上乗せした1人$105で申し込んでみました。

さすがにこの金額では無理だろう・・・くらいの気持ちだったのですが、それが無事に落札できて、スパ通い放題つきにアップグレードされたのでした。

スパアクセス自体は、どの客室を利用しても後からオプションで追加することもできます。

正確な金額は忘れてしまいましたが、今回のクルーズでは通い放題を別で購入すると1人$200ほどでした。

ですので、それだけでもすでに得をしているのですが、キャビン自体がスパカテゴリーの場合は、部屋がスパに近い場所になり、客室内アメニティがランクアップされるという特典もあります。

お部屋のシャンプー、コンディショナー、ボディローションはなんとブルガリ製でした。

ブルガリのアメニティなんて初めて見ました。

とてもいい香りがしました。

そして、今回初めて行ってみたスパも最高でした。

寝転んで休憩できるビーチチェア型の石のベッドがあったのですが、横になるとほんのり暖かく、また大きな窓から見える大海原が絶景で3回通いました。

 

 

今回は、2019年GWに乗船したノルウェージャンブリスのクルーズ料金と、クルーズ代をお得にする工夫を紹介しました。

次の記事では、このクルーズ旅にかかった飛行機代の金額を公開します。

また、値段が高騰する連休中のフライトを少しでも安くする方法についても書きます。 

www.nekocruise.com

 

 

*1:一部別料金です。

*2:アップグレードアドバンテージプログラムは、特別オファーとのことで毎回あるわけではないようです。

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2019年GW ノルウェージャンブリス - 実際にかかった費用を公開!

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クルーズ乗船記を書いています。共働き会社員夫婦ですが、比較的短期間でリーズナブルな船を選んで、ここ5年ほど年2~3回のペースでクルーズに乗船しています。旅のスタイルとしては、自分でいろいろ調べて賢くお得に旅をアレンジすることが好きで、コストよりもコスパを重要視しています。 サイト「猫も杓子も豪華客船(https://www.nekocruise.com/)」のほうにはこちらに掲載の乗船記以外に、旅のコスパをよくする工夫や便利なツールの紹介などの記事もあります。

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