にっぽん丸 東京ワンナイトクルーズ その7

にっぽん丸 東京ワンナイトクルーズ その7

2009年7月5日 08:29
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mr. yotajii

元"鉄"ですが、今はすっかりクルーズに嵌っています。

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ディナーです。


瑞穂レストランの入り口。
飾られているのは皆、生花でした...
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ディナーのメニューが入り口にありました。
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エントランス。
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さて、テーブルにセットされていたメニューの表紙。
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「ばいかる丸」のイラストですね。 メニューの内容です。
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テーブルです。6人がけの丸テーブルに4人だったのでとてもゆったり。 良い感じでした。
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ドリンクにはスペインのスパークリングワイン、CAVAがあったのでコレを頼むことにします。 CAVAのトップブランド、フレシネ社の"カルタ・ネバダ"(CARTA NEVADA)と"セミセコ ロゼ"(SEMI SECO ROSE)をチョイス。ハーフだったので各々1本づつオーダー。 同席していただいたマーキュリートラベルさんのH氏ご夫妻と乾杯。 CAVAはお奨めですよ。特にフレシネ社の製品は、シャンパンと同じ製法で造られていますから、品質的にも問題なし。しかもお手ごろ価格ですから。 飲み物に迷われたら、"フレシネ"(Freixenet)を思い出してくださいね。 ※マメ知識... ちなみに、スペインのスパークリングワインはCAVAですが、イタリアのスパークリングワインは"スプマンテ"(Spumante)といい、ドイツのスパークリングワインは"ゼクト"(Sekt)といいます。総じて、CAVAは辛口系が多い印象。ゼクトは甘口が多いです。スプマンテは中庸ですかね... あと、シャンパン以外のフランスのスパークリングワインのことは、"クレマン"(Cremant)といいます。 覚えておいて下さいね... さて、夢にまで見た「食のにっぽん丸」のディナーです。 早速、いただきましょう!! まずは前菜。 "鯛のカルパッチョ梅肉ソース"
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添えられているのは、パパイヤ、イクラ、ダンデリオン、ちぎりハーブ、カーパスだそうです。淡白な白身魚に、果物の甘さ、梅肉の酸味、香草類と、味に深みを持たせようという試みでしょうか...美味しいですね... 続いてスープ。 "ポタージュ・パンプキン"
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定番? 魚料理です。 "スモール・ロブスターと帆立"
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ソースは雲丹のアメリカンソース、付け合せでフライドリーク、クスクス、アスパラガスのブーケ仕立て。美味しいんですが、ちょっと量的に不満でしょうか...クスクスが余計かな... 口直しのグラニテ "アロエのグラニテ"
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サッパリといただけました。 メインの肉料理です。 "牛テンダーロイン・ロースト"
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ソースは黒胡椒グレービーソース。付け合わせが、ホースラディッシュ、ハーブソルト、ズッキーニ、ロースト・ペコロス、オレンジ・キャロット。 いわゆる、ローストビーフですね。ステーキではないので割と軽めの食感でした。 サラダです。 "トマト各種のサラダ"
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小春トマト、ピッコロカナリア、キャンドルライト、ミニトマト・ロケット、フルーツトマト、赤糖房、アメーラルビンズ、マイクロトマトというトマト達... どれがどれなのか私にはサッパリ... ドレッシングが美味しかったです。 さて、忘れてはならない"にっぽん丸のパン"
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コメントは後ほど... バターとマーガリンがありました。
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デザートです。 "赤肉メロンとライムのムースケーキ"
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マシュマロ・ココナッツアイスクリーム添え。 綺麗に盛り付けられてました。 最後にコーヒー、紅茶で締めでした。


さて、感想ですが...

パンが美味しくない...

コレが一番意外でした。しかも冷たい...最低限、あっためて出して欲しかったですね。
バターとマーガリンがあるのはいいんですが、市販品のカップ入りって言うのは興醒めです...飛鳥はこんなことしてません。ちゃんとバターカップにオリジナルバターを入れてサーブされてます。パンも暖めたものが出てくるし。

"食のにっぽん丸"といえども、メニューはお仕着せメニューなんですね...
これにはガッカリでした。最低限、メインはチョイスできるようにして欲しいですね。
前回乗船した飛鳥で、これが改善されていてとても満足したんですが、"食"を謳うにっぽん丸がこれでは困ります。

お味は、さすがに水準以上だなと思わせるだけのレベルだったと思うのですが、ただ、これも他船と比べて抜きん出ているほどのレベルかというと"?"でしたね。というより、前回の飛鳥のレベルアップが尋常ではなかったので、実際のところ、今回の料理ではにっぽん丸の方が上とは私には言えないですね。飛鳥II初期のワンナイトとの比較であれば、明らかにこちらが上といえるんですが...

辛口になっちゃいましたが、コレもひとえに"食のにっぽん丸"を強調するが故の期待の反動でしょうね。ちょっと一人歩きしているようにさえ感じてしまいました。2泊以上のクルーズは違うというお話もあるでしょうけど、それでは看板に偽りありといわぜるをえないですし。

まぁ、飛鳥とは泊単価も違うので、横並びで比較してはいけないのかもしれませんが、でも、それを言っってしまったら、同じ土俵で競っていないことになってしまいますからね。

正直言って、今回は"ガッカリ"してしまったというのが本音です...残念...



次回は食後のお楽しみをお届けします。


2泊クルーズでしたが、著しいレベルアップが感じられた飛鳥IIのディナーの記事です。
飛鳥II 秋のA-styleクルーズ 11/22 ディナー

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2009 にっぽん丸 東京ワンナイトクルーズ

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関連する乗船レビュー

コメント

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mr. yotajii
mr. yotajii
2009年7月5日 09:43

moko2007さん、おはようございます。 時間的にはゆったりと食事しましたよ。 19:40からのスタートで、ショーが始まる21;30近くまで居座ってましたから... 90分以上はいたと思います。 前の記事にも書きましたが、ワンナイトって難しいですよね。 香港のワンナイトは、目的がカジノですからね。 そのあたりの違いなんだろうと思います。

ゲスト
2009年7月5日 11:08

夢にまで見たデイナー...残念でしたね。 十年位前に乗船されていたら違う感想をもたれたかもしれません。 その頃の多船のレベルが低かったのかも知れません。 お写真を拝見しても違ってしまった!と思います。 カップ入りのバターなんて...これがにっぽん丸の姿かと 疑いたくなりました。 パンは以前から美味しいとは思いません(家で焼いて食しているので) デザートも一皿になちゃいました。 食通のお方ですからがっかりされたのも無理からぬことです。

mr. yotajii
mr. yotajii
2009年7月5日 17:20

らっ子さん、こんにちは。 今回、ほんとに楽しみにしてたのが食事でした。 "食のにっぽん丸"。どれほどのものなのか... 多分、「他船のレベルが上がった」っていうのが現状なんでしょうね。 記事中でも書いてますように、初代飛鳥や最初の頃の飛鳥IIなら、確かに今回の方がよかったと思います。でも、半年前に乗った飛鳥IIはもう昔の飛鳥ではなかったんですよ。 今度の改装は、外見の改装だけでなく、内容の刷新も伴って欲しいですね。 もう、定説に胡坐を書いていられる状態ではないと思います。

ゲスト
2009年7月5日 17:42

メニューの表紙、色味がロートレックみたいでおしゃれです。 生け花も美しいし、そのへんの外郭はしっかり押さえてるように見受けられます。 仕事でもなんでもそうだと思うんですが、 定説に守られ、あるいは追われて、要領よく押さえるところだけ押さえて、 ディテールへの気遣いとか、真心が、薄くなってきちゃってる.... 老舗に出がちな問題なのかもしれませんね。

mr. yotajii
mr. yotajii
2009年7月5日 18:15

ゼブラさん、こんばんは。 一回の体験で、コレがすべてたなんていう事を言う気はサラサラないんですけど、逆に言えば、一回でもこういう体験をしてしまうと、そのネガティブな印象を払拭するのは大変だと思うわけです。 おっしゃられるように、なにかこう、油断というか、客を侮ったような雰囲気を感じられたのは事実ですね。 このディナーに限らず、クルーズの全般にわたってそんな印象を受けました。 ワンナイトって、新規顧客を引き込むチャンスでもあるはずと思うんですが、そのあたりの認識は無いんでしょうね...7/4,5で行われた週末のワンナイトは、満席だったそうです。cruise_qm2さんが乗船されているので、様子はわかると思いますが、今回のクルーズの内容を見る限り、なんだか心配になっちゃいますね。

ゲスト
2009年7月5日 21:17

やはり一流のクルーズ船となれば要求されるレベルも違うでしょうね。たかがパンにバターと言うなかれ・・・ちょっとした所で印象が大きく変わるものです。

mr. yotajii
mr. yotajii
2009年7月5日 21:53

sunburnさん、こんばんは。 にっぽん丸って、それほど"食"で語られることの多い船なんです。 とりわけ、飛鳥がIIになってからは、その優位性を"食"に求めるような紹介のされ方がされてますしね。 そういう売り方(売る側の姿勢)にも問題がありそうです。 あと、あんまりネット上に情報が出て来ていないのも不思議ですね... これだけ乗船記やら何やらと氾濫しているのに、"食のにっぽん丸"に対しての批判めいた話はついぞ見たことがありません。なので、余計、今回の件は腑に落ちない部分もあるんですよね... もう一回乗って、平均した感想で結論付けたいと思ってます。 ※でも、次に乗るのは改装後になりそうですが...

ゲスト
2009年7月5日 22:27

お久しぶりです。興味深く拝見させていただいております。 3年前に乗船(2泊のショートクルーズ)したきも期待を裏切られましたが、それからあまり進歩していないようですね。 http://blog.goo.ne.jp/kuri_pin/e/b71774f6bc98ca5060f6e8beb4765db3 やっぱり料理長が変わった影響が大きいのでしょうか。 改装後には、もう一度乗船したいと思っていましたが、考え直したくなります

ゲスト
2009年7月5日 22:45

飛鳥II との比較、面白く拝見しました。 トマトのサラダ、笑ってしまいました! プチトマトって、いろんな種類あるんです。たしかに。 枝がちょっと付いてるところがイイー! 比較ですが、写真では、正直、どっちも同じに見えます(笑)。 飛鳥のパイ包みが美味しかったのなら、シェフの腕前がよろしかったんでしょうね。両方ご堪能したyotajiiさんが羨ましいかぎりです。

mr. yotajii
mr. yotajii
2009年7月5日 23:13

くりぴんさん、こんばんは。 味的には許容範囲(パン以外)でしたよ。でも、あくまでそのレベルで、他船に比べて讃えられるようなものでは決して無かったですね。原因はイロイロあるんでしょうけど、それなのに、あいも変わらず"食のにっぽん丸"という看板をMOPASも旅行社も下ろしていないことのほうが問題でしょうね。 私の中では、今後、"食のにっぽん丸"を掲げるような旅行社、メディアは信用しないっていう基準になりそうです...(^^;)

mr. yotajii
mr. yotajii
2009年7月5日 23:19

ケイちゃんさん、こんばんは。 トマト、私も始めて知りました...びっくりですよね...(^^;) 記事中にも書いてますが、にっぽん丸の食事、美味しかったんですよ。ただ、"差"が感じられるほど、飛びぬけて良いとは思えなかったんですよ。お味的には互角で良いと思います。 ※"食のにっぽん丸"を自他共に標榜する以上、それでは困ると思うんですけど... ただ、飛鳥はメインも含めて、ディッシュを選択できるバリエーションがあるんです。 これは少なくない差なんですよ。外国船では当たり前なんですけどね。

ゲスト
2009年7月6日 14:58

こんにちは。王艇です。 「にっぽん丸」の食事のご感想、なんて仰るのかなと楽しみにしてましたよ。w 週末に「にっぽん丸」に乗ってきましたけど、6月25日のワンナイトと同じような構成の食事かなと思いました。 私的には美味しかったですよ。口に合うというか、食べてて満足のできる食事でした。w パンが美味しく感じられませんでした〜? そうかなあという感じでして。 昔と違って、味が極端に変わったとは感じられなかったけど、「パンが美味しい」と書かれすぎて極度の期待感を持ってしまうんじゃないのかなあとか思ったりするな。w 確かに、15年ほど前の「ふじ丸」のパンは美味しいと思ったけどね。 どうなんでしょね。 料理のチョイスができないというの、プレミアムクラス以上の客船だったら、なんでよとか思うわけだけど、MOPAS、料金的にはプレミアムクラスなんだけど、船客定員が少ないから、チョイスできるようにしたらクルーズ料金は今以上に上がって、ラグジュアリークラスの料金のクルーズ客船になってしまうんでない。 ではでは。ww

mr. yotajii
mr. yotajii
2009年7月6日 17:10

OTさん、こんにちは。 まずいとは書いてないですよ...(^^;) 他と比べて、優位性は感じなかったとしか書いてないです。そこのところ、どうか誤解の無いよう... まぁ、パンは美味しくないとはっきり書きましたけど... パンは、個人差があるのは否定しないですけど、決して美味しいとはいえないパンだったと思います。 あの程度なら、今頃なら街のパン屋の方がよっぽど美味しいですよ。安いし。 何より、暖めていないのはNGです。これ、洋食におけるパンの基本と私は考えます。

mr. yotajii
mr. yotajii
2009年7月6日 17:14

文字数、オーバーしちゃったので引き続き... プレミアクラスとかそういうグレードに帰結しちゃうような話にするのは、正直、感心しないです。 それならいっそ、カジュアルと呼べる価格まで下げて欲しいと思いますね。 それか逆に、いっそ、おっしゃるようにホントの高級船を志向すべきでしょうね。 安いのは外国船に任せて。 船の大きさを基準に会話を組み立てるのは、乗客の立場からすると本末転倒ですよ。それって、立ち居地が運航側に立ってるような気がします。運航側の事情を、客側が心配してあげる必要なんか本来無いんですよ。ホントの黒船が来ようかっていう時に、いつまでも客に甘えた商売をしていていいとは思えないんですけど。

ゲスト
2009年7月6日 17:14

思ってることとか、たいして変わらんと思うので議論する気は全然ないんですけどね。ww 美味しいパン屋さんってのが昔は街中にあんまりなかったのかも。 それで船のパンも街のパン屋さんのパンもあんまり変わらんようになったのかな。 暖めてないパンというか、焼き立てはそれなりに美味いんじゃないかと。まずいのは焼き立てでもダメだろうけど。 食通じゃないので、よくわかりませんが。 船の大きさを基準になんて考えてないんだけど。 あくまで泊単価で私は考えてるよ。 支払った料金に見合ったサービスがあれば満足するな。 黒船が来たら、内容と料金が比較して満足度の低いとこは淘汰されるでしょうね。

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