このクルーズを選んだ理由
最初は4/21フロリダ発バルセロナ着14日間のロイヤルカリビアンのクルーズを予定していましたが、出発3週間前にドック中の事故による船の損傷のためにクルーズがキャンセルになりました。そのため日程が近い大西洋横断クルーズを急遽探して、まだ空席に余裕のあった当クルーズを予約しました。

ms. carpediem さんの8回目の乗船記
2019年5月31日 投稿
2019年4月27日
12日間
夫婦・カップル
バルコニー
総合評価
食事
サービス
客室
船内施設
この航程マップはイメージです。実際の航路や寄港順は変更となる場合があります。
ケープ・リバティ(ニューヨーク)
New York (Cape Liberty NYC)
ル・アーブル(パリ)
Le Havre (Paris, France)
ゼーブルッヘ港(ブリュージュ)
Zeebrugge (Bruges, Belgium)
サウサンプトン
Southampton (England)
寄港地
アメリカ
—
寄港地
フランス
—
寄港地
ベルギー
—
寄港地
イギリス
—
最初は4/21フロリダ発バルセロナ着14日間のロイヤルカリビアンのクルーズを予定していましたが、出発3週間前にドック中の事故による船の損傷のためにクルーズがキャンセルになりました。そのため日程が近い大西洋横断クルーズを急遽探して、まだ空席に余裕のあった当クルーズを予約しました。
有料レストランと無料レストランでは当然ですが味や食材に違いがありました。食事は無料レストランは星3つ、有料レストランは星5つで平均で4つにしました。 無料レストランは3箇所のメインダイニング(メニューは同じ)、ビュッフェレストラン、バーグリルのオシーハンズに行きました。チャイニーズの軽食の上海ヌードルバーはいつ行っても中国系の人で満席ですし、カジノの隣でタバコの煙が流れてくるので結局並ばずじまいでした。 私たちは事前に有料レストラン5箇所分のパッケージを用意していました。それを使って、フランス料理、ブラジルのシュラスコ料理、シーフード、鉄板焼き、シアターレストラン(差額支払いあり)へ行きました。特にフランス料理はとても美味しくおすすめです。ブラジル料理は肉の種類が行ったことのあるアメリカの専門店より少し少なめでしたがアペタイザーのビュッフェも遜色なく、船上である事を考慮するととても良かったです。シーフードレストランも美味しくサービスも良かったです。(私たちは行きませんでしたがステーキレストランも美味しいと聞きました。)鉄板焼きという名のレストランは日本の鉄板焼きではなくアメリカのヒバチ料理で、料理人が軽口を叩きながら食材を飛ばしたりのパフォーマンスで客を喜ばせる料理ショーで、味付けは全部バターと醤油で濃い味です。味よりパフォーマンスがメインです。 シアターレストランでのサーカスはとても良かったです。ショーの前に出される料理は特別美味しいという訳でもないですがショーがメインなのでそんなものだと思いました。
船でのスタッフのサービスは個人差があり、感じのいい人はとても感じがいいし、他方、愛想が悪かったり大声で私語をしている人たちもいたりで、それぞれの人の地のままという感じで、会社として一定のサービスレベルを目指した教育をしていないのかなという印象でした。また今までに乗った他のクルーズ船に比べて、スタッフの挨拶やちょっとした会話がほとんどなく仕事に追われていて余裕がない感じもしました。一人当たりの仕事量が多いのかもしれません。 このクルーズの出発の1週間前に緊急の理由もなく「既定のドック入りを早めるので12日間の航海を10日にする、また寄港を4箇所から減らして2箇所にする、(それも最も人気のある)フランスとベルギーの寄港をキャンセルする」という連絡が旅行社から入りました。そのために慌ててホテルの部屋から帰りの飛行機の切符をキャンセルして新しい飛行機の切符を取り直したり、すでに手配した寄港地での予約を取り消したりしなくてはなりませんでした。驚いたことに(後から聞くとその3日後ぐらいに)また寄港地が変わり、人気のある寄港地が戻っていました(とても多くの人が怒りのSNSや電話で苦情を寄せた結果のようです)。ところが私たちにはその連絡は旅行社からもノルウェージャンからもなく、チェックイン時に寄港地を何気なく見ていて気付きました。(旅行社は私たちからの連絡で知ったそうです。)後から思えばその頃ノルウェージャンに別件で電話していたのですが、係の人は旅程の変更を知りませんでした。 クルーズが2日間短くなった分を払い戻すという事だったのですが、説明が曖昧でどの様に(ポートフィー、税金、サービス料はどうなるのか、クレジットカードに戻るのかオンボードクレジットに入るのかなど)や具体的な金額についてはっきりせず、船上でフロントに聞こうと思ったのですが、毎日いつ行っても長蛇の列です。この長い列はクルーズ中ずっとでした。(乗客全員が聞きたい事なので列が長いのは当然ですが) 払い戻し内容や方法を分かりやすく印刷物にして搭乗時に配れば済む事だと思いました。 ある夜の遅い時間にちょっと人が少なめなので意を決して1時間並びましたが、係の人も疲れているのかぶっきら棒で、どう計算しても合わない数字を出してきます。詳細も船ではわからないので船を降りてから会社に聞いてくれ、という事でせっかく並んだのも無駄になりました。下船後会社に電話をかけて繋がるまで1時間以上待たされた後、船で言われたのとはまた違う金額を、もうカードに払い戻したと言われましたがカードには未だ部分的にしか戻っていませんし、キャンセルしたショアーエクスカーションの分も戻っていません。その金額の内訳などそれ以上の質問は会社にメールでと言われたので問い合わせ内容を送りましたが、返信に1ヶ月ほどかかるそうです! 緊急でもないのに旅程を二転三転させておいて、乗客に情報をちゃんと伝えず、サービス係は情報を持っておらず、対応も親切でなく不満に思いました。船の中では客室係を始め良いサービスを提供してくれた人も多かったのですが、会社としての今回の旅程の変更のハンドリングは全く感心しませんのでサービス・スタッフの評価は1つ星です。
部屋のレイアウトは機能的で収納が多く、ベッドのマットレスも柔らかすぎず良かったです。熱湯も出るコーヒーメーカーは重宝しました。ベランダはイス2つと小さなテーブル1つでいっぱいになるミニサイズですが、今回はずっと寒くてあまり外に出なかったので支障はありませんでした。シャワーキャビネットやバスルームも今までに乗った船より大きくて良かったです。部屋では細かく室温調整ができ、吹き出す風が微風なのも良かったです。
シアターでのショーはとても上質な星5つのショーが2つありました。(どちらも無料、要予約) ブロードウェイでも上演したというバーンザフロア というダンスショーはダンサー全員がものすごくダンスが上手かったです。もう1つのミリオンダラーカルテットというショーもとても質が高く、今までのクルーズの中で最高のショーだと賞賛している人が多く、大人気でした。 その2つが良すぎて(5つ星)、それ以外のシアターのショーは相対的に見劣りがして3つ星です。 他に行ったのは別々のコメディアンによるコメディが2回(無料、要予約)とシアターレストランでのサーカス(有料、席により2種類の値段、要予約)です。サーカスは私たちの場合、舞台から近い場所で見られて、大仕掛けではありませんが練度が高くて、とても良かったです。 フロントの前のスペースで毎日ゲームショー、バンド演奏、外国語の講習、カラオケ大会などいろいろな出し物をしていましたが、スペースがとても狭く席が座席が少ないのが残念でした。 施設としてはバーやレストラン以外にはスパ、ジム、画廊、売店、カジノ、図書室などがありました。(図書室には日本語の本はありませんでした。) 外には滑り台付きプール、ジャグジーや他にも遊ぶ施設があったようですが、この航海中は外気温は10度以下だったので利用者は少なかったようです。
アメリカ
フランス
ルアーブルの中心地までは徒歩で30分ぐらいでした。事前に予約していた現地ツァーでルアーブル内をバスの車窓から観光し(日本語なし、所用1時間、1人12ユーロ)、その後ルアーブルから車で30分ほど離れたオンフルールという綺麗な港町までバスで連れて行ってくれ、3時間滞在の後、帰りはクルーズターミナルまで送ってくれるという現地での送迎ツアーを使いました。(1人25ユーロ) その日は日曜日だったのでルアーブル市内はほとんどのがお店やカフェが閉まっていましたが,市場とその周辺は辛うじて開いていました。 オンフルールはとてもこじんまりして綺麗で、5月なのに既に観光客が多くお店もレストランも多数開いていました。昼食時間だったので食事をしたのですが、ものすごく混んでいて注文するにも食事が運ばれてくるまでもとても時間がかかり、食事が終わると観光の時間があまり残っていなかったのが残念でした。可愛いお店やカフェがたくさんあり、機会があれば是非また行きたいものです。
ベルギー
世界遺産のブリュージュはゼーブルッヘ港から車で30分ほどです。私たちは事前にネットで港~ブリュージュの往復バスチケットを購入していました。1人往復23ドルほどでした。 ブリュージュでは現地の歩くツアーに入りました。ブリュージュはどこを見ても美しくいろいろな花が咲き乱れていて、とても綺麗な中世の町でした。古い建物がよく保存されていて落書きもありませんでした。お洒落な小さいお店やチョコレートのお店が多く、美味しいケーキ屋さんもありました。どのお店の人も親切で今度できればゆっくり滞在したいと思う町でした。今までクルーズで立ち寄った中で一番良かったです。
イギリス
船からノルウェージャンのバスで直接ロンドン・ヒースロー空港まで行きイギリスを出国しました。 船の入港から飛行機の出発まで最低6時間あればこのサービスを買えます。1人65ドルでした。
私たちの使った旅行代理店はクルーズに詳しくなく、旅程の変更も全部知らされておらず、全く頼りになりませんでした。そのため問い合わせや交渉は自分で直接ノルウェージャンと電話でやり取りしました。
ノルウェージャンはフリースタイルというコンセプトを謳っていて、アトラクションもダイニングも無料から有料のものまで種類が多く、自分の好みに合わせて好きなのを選んでくださいという事です。そのためには何がしたいか、どこで食べたいか早めに決めて予約をしていかないと希望がかないません。有料レストランはクルーズ開始前から予約が取れます。 私の好きなセレブリティのクルーズでは好きな時間に行っても長くても10分も待てばダイニングルームで席に着け、有料レストランに行かずとも質の高い美味しい食事ができ、ショーの時間になればシアターに行って多少遅れても席に座れて毎日質の高いショーが無料で見られました。そのため私たちはノルウェージャンのフリースタイルのシステムをよく知らずにゲッタウェイに乗ったので、勝手がわかるまでは戸惑いました。満室で混んでいたというのもあるでしょうが、無料のシアターと言えども良いショーは予約が必要。行きたい時間が満席で入れない場合も多く、その場合は早めに行ってキャンセル待ちの列で並ばなければなりません。予約していても開始15分ぐらい前には行ってないとキャンセルとみなされて席がなくなります。 ビュッフェレストランはいつも混んでて席探しに苦労するし、メインダイニングは開店直後や閉店間際でなければ長時間待ち(40-45分)。他の無料レストランもいつも長い列。混んでる時間帯は次の料理が出てくるまでかなり時間がかかりました。 有料レストランは小さいので当然予約が必要ですが、ショーもレストランもその時は満席でも後日席が取れることもあるし、つねにチェックが必要です。このシステムのため、ゆったりリラックスという感じではありませんでした。私は並びたくないしゆっくりしたいタイプなので、今回のクルーズはちょっとストレスフルに感じました。慣れればそうでもないのかも知れませんが。 自分でどんどん予約状況を調べたり、何度でもキャンセルして予約を取り直したり、多少並んででも何かをしたい!という行動力がある人には向いていると思います。 船内はレストランやバーなど有料施設が多くそれにスペースが取られていて、無料のソファとかがある場所が少ないため船内は有料施設以外はどこも混んでいました。(そのためビュッフェレストランで1日中過ごしてる様な人が多かったようです。)ジムは無料でしたが今までに乗った船に比べて狭く混んでいました。サウナも有料で、レストランにしても有料でないと質の高い食事ができない様に出来ていました。美味しい食事をしたい人はクルーズ費用以外にもある程度出費するつもりでいた方が快適に過ごせると思いました。 サービスの所で前述の様にダイニングルームでもウェイターやウェイトレスは忙しく事務的で、今までのクルーズの様に話しかけてくるような事はありませんでした。正装しなければいけない日もないので、そういう事が煩わしい人には気楽でいいかもしれません。
まだコメントは投稿されていません。
コメントの投稿にはログインが必要です。