4 days Egypt Aswan to Luxor
外国船その他 · MHSクルーズ

4 days Egypt Aswan to Luxor

mr. jun さんの4回目の乗船記

mr. jun
mr. jun

2018年9月6日 投稿

2810

出航日

2017年1月16日

同行者

夫婦・カップル

客室

海側

3.4

総合評価

食事

3.0

サービス

3.0

客室

3.0

船内施設

3.0

航程と寄港地

この航程マップはイメージです。実際の航路や寄港順は変更となる場合があります。

寄港地リスト

  1. 1

    アスワン

    Aswan

  2. 2

    コム・オンボ

    Kom Ombo

  3. 3

    エドフ

    Edfu

  4. 4

    ルクソール

    Luxor

  5. 5

    ルクソール

    Luxor

1

寄港地

エジプト

2

寄港地

エジプト

2

寄港地

エジプト

3

寄港地

エジプト

乗船記

このクルーズを選んだ理由

前年(2016年)の秋、2011年のエジプト革命以降の政情不安で休止状態だった大手旅行社のエジプトツアーが再開されるとのニュースに接しました。 エジプトは、死ぬまでに一度は見たい世界の遺跡で常にトップを争うピラミッドの地であり、古代文明の宝庫ですから是非行きたいと思っていましたので、早速、旅行会社のサイトを見ると「ナイル川クルーズ8日間」というのが有り、即決断しました。 というのも、10年程前の旅でお会いした海外旅行三昧という老婦人から、ナイル川クルーズは素晴しいから是非行きなさい、と聞いていたのと、学生時代からの友人夫妻とエジプトツアーが再開されたら必ず行こうと約束していたからです。

食事

3.0

乗船した船によって違うのでしょうが、私どもが乗った船は3食ともにビュッフェ形式でした。 品数は、夕食でもパンの他ではスープが1品に、パスタ類を含めたおかずが5~6品と果物にデザートと多くはなく、日本の少々安いホテルのビュッフェ程度といった感じでした。 料理は基本的にエジプト料理でしたが、このときは日本人しか乗っていなかったので、多分、日本人向けに現地色を押さえた味付けになっていたのでしょう、C級グルメの私には全く問題なかったのですが、本当にグルメの方は食が進まなかったようです。 飲み物はコーヒー、紅茶以外は原則有料で、コーラやジュース類は250円前後、ビールが600円前後、ワインのフルボトルが3,500円前後、安くはないものの高くもなしでしょう。

サービス

3.0

クルーズが本格的に再開されて間がないせいか、それともアラブ系の方に私たちも慣れていないせいか、中心的なスタッフ以外の方は硬い表情で笑顔もほとんどありません。 ただ、不愉快に思うようなことはなく、ベッドメーキングの後には白鳥等の飾りタオルが必ず置くという心配りもありましたから私の感覚の問題かもしれません。

客室

3.0

壁等に特に装飾もないツインベッドに椅子が2脚置かれた少々殺風景な部屋でしたが、予想していたよりも少し広く、トイレ、シャワーも付いていて、不潔感もありませんでした。 カーテンの掛った窓はほぼ部屋の側面一杯で、昼間にカーテンを開けると明るいのですが、窓ガラスが汚れており、写真を写すときは屋上デッキに上がっていました。

船内施設

3.0

船内に要目表が貼ってあるのではと探したのですが見つからなかったため不正確ですが長さ70~80m前後、幅15m前後、4階建てのそう大きくない船なので食堂と小さな舞台があるラウンジ、ちょっとした土産物が置いてあるショップ以外に特別な施設はありませんでした。 ただ、サンデッキと呼ばれる屋上デッキは操舵室が階下にあることもあって広々とした雰囲気があり、船足が遅い事もあって日陰に置かれた長椅子に寝て川風を感じると最高でした。 なお、ラウンジでは、毎夜、ベリーダンスのショーやバンドの演奏等のイベントが開かれましたが、ショーを見せるというより乗客を巻き込んで楽しむイベントという感じでした。

寄港地での体験

アスワン

エジプト

4.0

早朝、カイロから飛行機でアスワン空港に着いて、1970年に完成したアスワンハイダムの建設に伴って水面下に沈む島から別の島に移築されたイシス神殿を見学、その後、バスで蜃気楼が浮かぶ砂漠地帯を3時間近く走って着いた小さな町で昼食を食べ、アスワンハイダムの建設に伴ってイシス神殿と同様に岩壁に造られた神殿全体が水面下に沈むためユネスコが中心となって1960年代に移築された世界遺産アブ・シンベル神殿に行きました。 ナセル湖のほとりにそびえるアブ・シンベル神殿は素晴らしいの一言、これが移築されたものとは全く信じられない見事さでした。 見学後は、再びバスに乗って3時間余り走って夕暮れのアスワンの町に着き、香水の店で買い物後、ようやくナイル川の船着き場に到着、アリーサ(ALYSSA)号というクルーズ船に乗船しました。

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コム・オンボ

エジプト

4.0

早朝、部屋のカーテンを開けると澄み切った空に縞模様のような雲の線が走っていて感激。 朝食を食べてほどなくすると紀元前300年頃に造られたというコム・オンボ神殿の船着き場に到着しました。 船を降りて10分も歩かないうちに神殿の入口に到着。 二つの神を祭っているという二重構造の神殿の他、医療器具や女性の出産を描いたというレリーフやナイル川の水量を測ったという井戸を見学しましたが、有名らしいワニのミイラの展示館は有料というのでパス。 それでもレリーフは見事だし、以前は半分ほど砂に埋まっていたという神殿は素晴らしく、改めて古代エジプト文明の奥深さを感じたところで出港しました。

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エドフ

エジプト

4.0

コム・オンボを出港するとナイル川の両岸は古代から変わっていないのではないかと思うような風景の連続で、部屋で休んでいるのはもったいないとサンデッキに上がって見入っていました。 船から見るナイル川は意外に狭く大河を予想していた私の期待を裏切るものでしたが、両岸の風景は自然のままに生きる人々の生活を感じさせる素晴らしい風景。 そしてその風景を破るように私たちが乗っているのと同じようなクルーズ船がすれ違いました。 そして4時間程のクルーズの後、エドフの町に到着。 ここはナイル川沿岸では大きな町で、紀元前100年頃に造られたというハヤブサの神ホルスを祭ったエドフ神殿があります。 そこまでは船着き場から1km以上あるとのことで2~3人づつ小型の馬車に乗って行きました。 神殿は高さ44m、幅137mという塔門を持つ立派なもので3m近いホルス像や浮彫のレリーフがきれいに残されていて大満足でしたが、行き帰りの馬車の御者からチップチップとしつこく言われ閉口しました。 なお、現地ガイドから事前に、馬車を手配した業者には過分に払ってあるのでチップを請求されても支払うなという話しがありました。

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ルクソール

エジプト

4.0

エドフを出港すると再び両岸には古代から変わっていないような風景が続き、きれいな日没も堪能することができましたが、夕食後のお楽しみはナイル川の6~7mの高低差を調節するために設けられたというエスナ閘門の通過でした。 6時半頃に着いた船は、遡上してきた船が出るのを待ってから閘門に入り、排水されて前方の水面と同じ高さになったところで開いた扉からナイル川に戻りました。 終わってみればあっけない通過作業ですが一見の価値はありました。 翌朝、起きると船はルクソールに着いていました。 ルクソールは世界的な観光地なので遺跡の詳細は省きますが、朝食後に船着き場から小型船に乗ってルクソールの西岸に渡り、待っていたバスに乗って王家の谷や1997年に銃撃事件があったハトシェプスト女王葬祭殿、メムノンの巨像等の古代遺跡群を回ってから船に戻って昼食でした。 昼食後は古代エジプト文明最大の神殿であるカルナック神殿とそれに付属するルクソール神殿を見学し、再び船に戻りクルーズ最後の夜を過ごしました。 なお、残念だったのは王家の谷にはカメラの持ち込み自体が禁止で、お墓の入口すら撮影できなかったことです。

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おすすめの方

古代エジプト文明に関心があってクルーズ好きの方には絶対にお勧めで、ほとんど揺れることもなく、ゆっくりと走る(10ノット前後か?)船のサンデッキで川風を感じながら、古代から変わっていないような風景を見るのは最高です。 ただ、クルーズとはいってもそれぞれの寄港地での遺跡観光は強烈な日差しの中、かなりの距離を歩きますので体調に不安のある方や歩行に障害のある方は要注意で介助者が必要かと思います。 また、首都カイロを始め各都市や遺跡では銃やマシンガンを携帯した軍人や警察官がいたるところに立って警戒していましたから治安が良いとはいえない状況だと思いますので、自由行動が好きな方には向かないかもしれません。

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