テーベルクソール東岸の二つの神殿 :紀元前の神秘の息吹 エジプト悠久ナイル1人船旅

テーベルクソール東岸の二つの神殿 :紀元前の神秘の息吹 エジプト悠久ナイル1人船旅

2018年1月16日 20:14
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地球の反対側エジプトと言えば、なんと言ってもピラミッドと思う人は多い。
私もそうだった。ピラミッドは再生の王の墓であり、それ以外のなにものでもない。
最大の見どころは、実はこの「神殿」かもしれない。

ここテーベの都、ルクソールでは、西岸が「王家の谷」、「王妃の谷」があり、ビラミッドの様に「墓」である。
この西岸の死者の国の話は、以前書いた。

今日は、ナイル川の東岸、「生の街」にある神殿の話。
ナイル川の東岸への移動は、またまた連絡船に乗船する。

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ルクソール東岸には、ルクソール神殿、カルナック神殿の二つがあるが、もともとは
一つの神殿であり、この二つは、道の両側にスフィンクスが並ぶ、スフィンクスサンドの道によりつながっていた。


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今日は、この二つの神殿を分けず紹介したい。
先ずは、驚くのは、マンション20階の高さの、建造物の高さだ。
圧倒される。

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これを近代のクレーンで作ったならわかるが、どの様に作ったかはとても不思議で
ある。上記は、大きな石レンガだが、巨大な柱の石は、どうしてあの高さまで運んだのか、なんとも不思議である。

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このテーベの都の神殿は、いろいろの王ファラオの継続的建設で出来上がった
神殿である。

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なかでもラムセス二世は、建設王。
どこでもこのこのラムセス二世の像は一番大きい。

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そして、ラムセス二世の奥さんは、約40人だが、その中で最も美しく寵愛された「ネフェルトアリ王妃」の像は、いつもラムセス二世の左足の陰に居る。
もう一枚、左足。

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どういう訳か、カルナック神殿の横の高台には、後世のイスラムモスクがある。
イスラムがエジプトに入るのは、もっと後のはず?
なんだと思う。

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そうではない。
このカナルック神殿は、砂に埋まっていたらしい。
平地だと思い後世にイスラム神院が建設されたとの事。
いやいやエジプト、まだ掘ればいろいろ遺跡があるのかもしれない。

珍しいのは、ツタンカーメン夫妻の像。

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夭折したツタンカーメンはやはり若い、その奥さんのアンケセナーメンが横に座る。


実は後ろにまわると奥さんアンケセナーメンが、ツタンカーメンの肩に手をまわしている。その写真が見当たらない。
ツタンカーメンが若くして死に、アンケセナーメンは日々花をささげ泣いたと言う。
その花の束の中で、アンケセナーメンのDNAが確認された話は、カイロの考古学博物館で書きたい。

オベリスクもいろいろある。

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ルクソール神殿の大きなオベリスクは一つ。
一つは今フランスのパリにある。交換ももらったフランスの時計は動かず、今の
カイロのモスクにある。


ルクソールの一日は長かった。
やはり旅のハイライトは、ここルクソールかもしれない。
船から見たルクソールの没陽は、ただただ見事であった。
あー遠いところと思う。

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クルーズ船に戻ると、ベットには、スワンのタオルアート。
これは、海のクルーズ船と一緒。

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これでエジプト到着2日目のルクソールの話は終了。
この後、船はエスナ⇒エドフ⇒コムオンボと進む、全て神殿の話。
神殿の役割は後日。
しかしもう書くのイヤになった。


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コメント

2
ゲスト
2018年1月17日 07:49

古代のエジプトの文明の全容はまだまだ明らかにならないのでしょうかね〜まだ眠っていそうですね〜

mr. climber_
mr. climber_
2018年1月18日 19:54

> まっちゃん様 何と言っても国土の95パーセントが砂漠のエジプト。日々新しい遺跡の発見がありますね。素晴らしいです。しかしながら我が国は、どうも奈良時代前の事が、よくわかりません。やはり旧天皇の墓をどうしても調査すべきと思います。

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