コスタ・ビクトリア 横浜~上海クルーズ~1日目~横浜出港・船内散策

コスタ・ビクトリア 横浜~上海クルーズ~1日目~横浜出港・船内散策

2013年9月27日 00:00
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2008年の初クルーズでその魅力の虜となりました。 これからも素人目線で庶民派クルーズレポートを発信していきます。 旅の思い出は4travelに掲載中! https://4travel.jp/traveler/hallelujah200x/

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今まで、コスタクルーズにはちょっとした偏見を持っていました。
あまり良い噂を聞かない上に、コスタ・コンコルディアの座礁事故。
私の中でのCostaのイメージは芳しいものではありませんでした。

でも横浜→上海の片道クルーズでとにかく格安。船で3泊、上海1泊。
それも上海ではデラックスクラスのホテルが付いてのお値段だというので思い切って決めてしまいました。
Costaが噂どおりなのかこの目で確かめちゃおう!と。。。

予約はしたものの、コスタ・ビクトリアについて調べてみるととにかくポジティブな情報が少ない。。。

「お料理が・・・」「サービスが・・・」「主催会社が・・・」

などなど益々不安が募るばかり。
飛行機ではサービスも機内食も「目的地に着けばいいや」という感覚で乗っているのでどうでもいいのですが、船旅だとやっぱりある程度の食事やサービスは気になるところ。
単なる移動手段ではないですからね~

でも写真を見る限りは清潔そうだし、サービスも悪くなさそうなので期待せずに乗ることにしました。
(過去に期待して失敗した例があるので・・・)

初めての横浜出港。
大さん橋ターミナルに到着すると「間違ったか?」と思うほどの大量の中国人団体客。
一体日本人はどこにいるの?
もしかしてみんな同じ船に乗るの??
こんなに中国人が多くて秩序は守られるの???

益々不安が募ります。

ようやく主催会社のスタッフを見つけてどうすれば良いのか聞くもわからないとの回答。
船からも乗船許可が出てないので、とにかく待ってて、といわれてしまいました。

待っててといわれても大勢の中国人に大半の座席は占拠されてしまっているので空いた座席を見つけて母とバラバラに座って待つことに。

すると隣の男性から「你好」と挨拶されたのでこちらも「ニイハオ」とお返事。
それくらいは知ってるしね。

でもその彼、その後も中国語でドンドン話してくる!
いや、挨拶は出来てもそれ以上はわからない!
もしかして中国人だと思ったの!?!?

でも言いたい事はなんとなくわかる。
どうやらフリーWiFiを使いたいみたいでパスワードを貰ったんだけど、どうやら上手くつながらない模様。
私がどうやってネットを繋げているのか聞きたいみたいなんです。

すると彼、実は英語ペラペラ。
その後はすんなりと会話も進み、中国でどう過ごすのか~とか日本はどうだったか~なんてお喋りをひとしきり。
82歳のお父さんとの2人旅。
名古屋から入り箱根温泉や東京でのお買物ツアーのあと、船で上海に帰るという団体ツアーに参加している方でした。

日本は初めてで、とにかくみんな親切で綺麗好きで素晴らしい、食事も美味しいし日本って良い国だね、とお褒めの言葉を戴きました。

日中関係って微妙な所もあるから、圧倒的に日本人がマイノリティでどうなることやら、と思いましたが日本旅行を終えた方だと「日本好き」と言ってくれる人の方が多かったので安心しました~

コスタ・ビクトリアのシップデータは以下のとおり。

総トン数:75,166トン
全長:252.91m
全幅:32.15m
船客定員:1,928名
クルー:800名
建造年:1996年

大さん橋ターミナル到着。
酷いオペレーションで、改善されないとちょっときつそうでした。

あまりにもどう流れて良いかわからない創りで、案内板も放送もなくただだだっ広いだけ。
出国審査を待つエリアもロープも何もないので元々ちゃんと並ばない方々が大挙しているのでカオス状態。
殴り合いの喧嘩も始まって大混乱でした。
(後に中国人VS日本人だったことが判明・・・)

いよいよ乗船です。

12時集合で順次乗れるのかと思いきや、出国審査が始まったのが13時半を過ぎた頃。
そこから搭乗券を回収したりCostaカードの写真撮影をしたりと更に時間が掛かり、15時には出港ムリっぽいなぁ〜 と思うように・・・

旗がどうしても逆になってしまう(笑)
しかもみんな早く乗りたくて素通り!

いよいよ乗船です。
ギャングウェイは5階。
今までどの船でも緩やかな坂道のボーディングブリッジだったのに、ここでは何と途中階段でした。
バリアフリーじゃない〜〜〜

お値段重視なのでインサイドです。

にしても、これは狭い!!!
驚きの狭さ!

船室内は天井が低い為、ホテルの狭い部屋と比べても圧迫感がありますが、これは欧米人にはかなりキツイサイズでは?と思ってしまいます。

インテリアはシック。
これは良いかも〜。
鏡張りで広く見せてるRCIの船も工夫しているな、と思ったけど鏡がない方が落ち着くかもしれません。

バスルームは部屋に比べたら他の船と変わらないくらい。
水圧も排水もお湯の温度も問題なし!

クローゼットはハンガーが多いくらい。
引き出しも結構あるのでスーツケースから荷物を出したら全て収納できます。
スーツケースは降りるまでベッドの下へ〜

ちなみに、ミニバー(冷蔵庫)は施錠されています。
お部屋に入るとお部屋担当が挨拶&室内の案内に来ます。
その時にミニバーを利用するかどうか聞かれました。

冷蔵するようなものも無いし、部屋も10階でビュッフェに行くのも楽な位置にあるので今回は施錠したままにしておいて貰いました。

扉にはお馴染みの避難経路などなど。

船内も木目でシック。
Costaの船ってもっとド派手で煌びやかなのかと思っていたけど、この船はとっても落ち着いていて気に入りました。

10階はNORMAデッキでした。

Costaの船は外側に展望デッキがあるので良いかも〜

この位置からみなとみらいを眺められるなんて贅沢!

デッキチェアも沢山あります。
プールは寒くなければ入りたいな〜

プールサイドのハンバーガースタンド。

コスタといえば黄色い煙突。
コスタらしい1枚です。

デッキにはシャワーがあります。
日光浴の後汗をかいたりプールの塩分を落とすのに丁度良いですね。

こんなタイプのシャワーもありました。
今までの船ってどうだったかなぁ・・・
こんなオシャレな造りにはなっていなかったような。

船のプールとみなとみらい

Costa Victoria デッキからだと煙突のCが見えません。

テニス&バスケットコート。

大さん橋の屋上は展望デッキになっていました。
時間に余裕があったから行けば良かった〜

船尾のテラッツァカフェ。

吹き抜けのアトリウム。

何度も通ったカプリッチョバー。

モンテカルロカジノ。

チャペルだってあります。

フェスティバル劇場。

アトリウムでは歓迎のケーキが置いてありました。

イタリアと日本の国旗のケーキです。

吹き抜けの横はインフォメーションデスクになっています。

この後、ボードドリル(避難訓練)が行われました。
最近では少なくなった救命胴衣を装着しての訓練です。
でもCostaは救命艇はどれになるか決められていないみたい。
早いもの順??

夕食の指定レストラン、ファンタジア。
お箸とレンゲがある辺りがアジアを感じさせます。

ようやくタグボートがスタンバイ。
いよいよ出港です。

出港を祝う太鼓の音が徐々に力強さを増していきます。
それとともにぐんぐん離れていく〜

あっという間に桟橋と船の間に隙間が。

汽笛を鳴らし続けます。
いよいよ出発なんだな〜 と感慨深い瞬間です。

夕日とみなとみらいにしばしのお別れ・・・

船首側に回ってみると放水もしていました。

目前にベイブリッジが迫って来ました。

ずーっと動画を取り続け、潜り抜けた所で1枚。
かなり近い!
このクラスの船がギリギリということが良くわかりました。

ターミナルであった中国人の方とお喋りしながら出港を楽しみます。

陽は沈み・・・

Costaカードにクレジットカード情報を登録します。

Costaはみんなそうなのかな?
鍵とCostaカードが別々なのがちょっと不便でした。

Costaカードにクレジットカード情報を登録したらお買物開始!!
思ったよりもかなりCostaグッズと日用品が少ないのが残念。

Gucci、Armani Jeans、BOTTEGA VENETAなんかも置いてあるあたり、さすがイタリア船です。

ピアノ&バイオリンのDuo Straussの演奏を聴きに来ました。

ハンガリー人のピアノ:サンドールさんとバイオリン:トーマスさんです。

リクエストも沢山聞いてくれるのであれこれお願いしちゃいました。
鳥肌立つほど素晴らしい演奏です。

ファンタジアレストランで1回目の夕食。
前菜のあとはパスタ。
このペンネ、とっても美味しかったです。

グリルチキンも美味しいです。

食べるものがない、なんて聞いてましたがそんなことありませんでした。
パンも美味しくて、本格的イタリアンを想像しているとちょっと違うけど、チャーター船だし、アジアクルーズだし、という事を考えれば納得の内容です。

デザート。
最初で最後のデザート。
だってビックリするほど甘いんですもの。

元々甘い物が苦手なので、この日以降デザート無しでコーヒーだけ飲んでました。

出港して今はこの辺り。
大島がちかーい!

フェスティバル劇場でミュージカルショー「Rich&Famous」

ターンダウンが終了してお部屋もおやすみモード。

コンコルドプラザではウェルカムパーティCosta Victoria in Festaで盛り上がってます。


中国人の乗客がとにかくノリノリで踊りまくりです。

コスタ・コンコルディアの模型。

避難訓練ではこのデッキに集まりました。

長い長い廊下です。
船首に向かっているのか船尾に向かっているのか・・・

2回目のカプリッチョバー。

リクエストをして普段あまり弾かない曲だとスコアを見て演奏開始。
それでも一切間違わないんだからプロってスゴイです。

真夜中でもやっぱりデッキは気持ちが良い・・・
夜食も覗きたいので船内を歩き回ります。

ライブラリー&インターネットラウンジ。
日本の本もちょっとだけ用意されていました。

夜食はPizzeria Bella Naporiへ。
デッキ12に20時〜オープンするピザ&ヌードルバーです。

ヌードルは牛、豚、鳥、シーフードの4種類。
麺はうどんとラーメンの2種類から選べます。

ピザは曜日によって変わります。
4種類から選べるのでどれにしようか迷っちゃう〜。

このピザ、生地がパリッとして美味しいです。
焼きたてを持ってきてくれるのでやけどに注意!

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2013 【横浜~上海クルーズ】コスタ・ビクトリア4泊5日 

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