ダイヤモンドプリンセス秋のアジア大航海乗船記4-常に新しいクルーズの旅
ダイヤモンド・プリンセスのアトリウムにあるピアノ

ダイヤモンドプリンセス秋のアジア大航海乗船記4-常に新しいクルーズの旅

2019年12月18日 17:01
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ms. madamcurious

2014年にダイヤモンドプリンセスにのったとたんに中毒。 なんでもこれは船ではとか船にとか 毎日クルーズのことを考えられずにいられません。 海と船の素晴らしさを 皆様にお伝えしたい!

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実家のようなダイヤモンド・プリンセス

ダイヤモンドプリンセスに乗船するたびに、慣れた空間や顔見知りのスタッフ、船内船外問わずの景色など、変わらないものも多くあり、実家に帰ったようななつかしさを感じるこの頃です。

行き慣れたお気に入りの店に行くときの様に、自分で迷わず動ける安心感もあります。
横浜も今回は帰りに限り、新しいハンマーヘッドー新港ターミナルでしたが、行きはいつもの大桟橋へみなとみらい線から歩きました。

ですが、乗船してからは良しにつけ悪しきにつけ、新しいことがあったり驚いたりしました。ここがクルーズの魅力とわたしは思うのです。

慣れた船に乗るということ

わたしたちはキャビンもいつもインサイド、ギャランティーキャビンですので自分で決めてはいませんが、今のところはインサイドばかりです。
ここでも慣れているので荷物を広げるのも、片付けるのもとても早くできます。
慣れた船のいいところです。

でも、キャビンの係も何時も違いますし、キャビンから出れば乗客もめったにかぶることは ありません(まったくではないです、偶然以前の方とご一緒になることはあります)スタッフも休みをとっていたり、移動になっていたり、プリンセスを去っていたり。

ですから、個々の人間関係もあたらしく作られる部分もあります。
お食事のメニューも、何時ものラーメンでも味がよくなっていたり、逆にこれはということもあったり 出会ってみなければわからないことばかりです。

この、いつも感、慣れた安心感とあたらしい未体験なことが同居するのがクルーズの大きな魅力ではないかとダイヤモンドプリンセスの乗船を重ねるたびに感じています。
そうして、いつも思うのはオペレーションの良さとスタッフの頑張りです。
プリンセスのスタッフにはマニュアルがないそうです。
なのでスタッフ一人一人の考えで乗客へのサービスを務めるように言われるらしいと以前にも書いたような気がします。

そこであたらしいスタッフが来ればあたらしい何かがおきるのかもしれない。
そしていつもスタッフは自問自答しているのかもしれません。

この2年間で少し変わってきたプリンセス・クルーズ

最近の日本の経済事情や他社の日本周遊開始、そのほかのいろいろをへて、プリンセスクルーズもここ2年ほどは 変わったところも多いと感じます。
お気にいりなのでつい贔屓目に見てしまうのですが、相当、頑張っている部分もあると思います。

最近のショートクルーズを多くした日本周遊はかなり大変そうで、今回も前半の長いベトナムまでの航海は今までのプリンセスらしさで楽しめました。
後の短いほうはプリンセスらしさが少ししまわれてしまっていたように思いました。

みじかくてどうせすぐ降りるのだからとスタッフが思っているように感じたのです。
ここ数年のクルーズの流行でマスコミなどでも報道も多く、日本人でも多くの方が船を楽しむようになりました。

その中で最近、乗客が二通りあるように思えました。
ひとつは私の様に国内旅行だけれど海外旅行を楽しみたいと思って上船するというのと、 海外船だけれど国内旅行だと思って乗船する方です。

これって同じようですが、大いに違います。

この違いがある時はトラブルを呼ぶのかもしれません。
船はパスポートを持って乗るし、海外だけど場所は日本がほとんどだから日本語も通じてほしいし、日本的おもてなしをしてほしいと考える方がいらっしゃるのではないでしょうか。

日本語はあくまでサービスの一環という考え

わたしは、アメリカの会社が回す船で英語が公用語と思って乗船します。
ですから、日本語を話してくれるのはあちらのサービスの一環と思っています。
むずかしい話などは日本語が通じればそれは確かにできるので安心ですが、乗船した船によっては 英語すらサービスの一環という船もあります。

なので、日本回りのプリンセスクルーズはサービスが日本人向けになるようスタッフが日本語を話す努力をしてくれているのです。
高価な料金を払うのだか当たり前と思う方が 増えているような感じも受けます。
むずかしいところですね。

どちらが、いいとか正しいとかいうこともないようにも思います。
明るくて、でも羽目を外しすぎない上品さもかねそなえたダイヤモンドプリンセスで歓迎してもらえる乗客でいられればと思います。

ベトナムまでの旅はシーデイも多く、クルーズ好きな人にはおあつらえ向きな長さです。
寄港地も船も楽しむにはいくらか日数があった方が良いと思うのは私の勝手な好みですが、20日くらいの乗船でも飽きずに過ごせるプリンセスクルーズの旅は、横浜から出る楽な旅たちもあわせて時間の余裕のある方にはおすすめできます。

飛行機で行った台湾も船で行くとまた一味違う

台湾もベトナムも飛行機の旅行で多くいらした方も船で行くと飛行機では行きにくいところにも行くことができます。
これは日本国内でのクルーズでも同じことで、例えば御朱印をいただく神社を訪ねるにしても、港からだとメジャーではないレアなところに行くこともできます。

日本とアジアを合わせて周遊するこの旅は船内も寄港地もあたらしいことがゆったりと味わえるとおもいます。
忙しくて短いクルーズで息を抜くのもいいですが、長いクルーズで海生物学的実家にいって 受けるパワーも大きいようです。

日本周遊が5年過ぎるプリンセスクルーズ。
良いところをそのままに。
またあたらしい楽しさを用意して迎えてくれるといいなと名残惜しく横浜でギャングウェイに向かいました。

長い航海はクルーズ中毒者には至福の時でした。

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2019 ダイヤモンドプリンセス日本発着クルーズ乗船記(横浜発横浜着)

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