人生初海外!クイーンエリザベス乗船記 羽田~ヒースロー
待つのが得意な私は出発ゲートの前でとにかく待ちました。

人生初海外!クイーンエリザベス乗船記 羽田~ヒースロー

2022年7月17日 17:06
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mr. normandie1935

飛鳥Ⅱ5回、外国船2回(サンプリンセス、クイーンエリザベス)。外航フェリー4回の経験があります。 また、趣味で船の絵を描いております。 特に好きな船はノルマンディー号です。

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そうして無事飛行機は羽田に到着し、私は第3ターミナルまでの連絡バスに乗りました。今となっては当たり前ですが、バスの車内のアナウンスが英語、中国語、韓国語なのが地元と違い進んでますね。

第3ターミナルはこの頃完成して間もない頃だったため、
新築のターミナルに行ける喜びも感じていました。

空港内の壮大な空間にただただ驚くばかり。しかし初海外なので、喜びもほどほどに、ヒースロー空港行の便のチェックインを済ませ、すぐに「イモトのWi-Fi」の貸し出しを行っている店に直行。

日本にはほとんどいないため、1万円だけ現金として財布に入れていました。
くどいようですが海外が初めてだったため、自分の財布やパスポートを守ろうととにかく必死になっていて、
上着→Tシャツ→ウエストポーチという重武装をして最後まで貴重品を守り抜きました。今思えばやりすぎですがね(笑)

話は再び前後して、地元のゆうちょで300£両替してもらい。チップ用の米ドルも20枚前後くらい作りました。無論、大きい金額のお札は控え目にしましたが。

出発ロビーのレストランで食事をして、あとはゲートに向かうだけ・・・・・なのですが、ゲートに到着した時、搭乗開始までまだ1時間半ぐらいありました。
ゲート前の椅子に座り、交換した母のスマホをいじっては母に電話をするという、まぁなんとも構ってちゃんな25歳(当時)です。

搭乗開始の20分前から人が集まりだし、周囲がにぎやかになってきます。
そうして11時20分、搭乗開始しました。
海外旅行、国際線、ともに人生初!です。

自分の席に座ると、CAさんに「今回初めての国際線なのでよろしくお願いします。」と一言、まともに乗れるようになったとはいえ、不安な部分が残っていたのか、それとも・・・・・・。

※残念なことに緊張で撮影しなかったため写真が殆どありません。ご了承ください。

ついに飛行機は羽田、いや日本を飛び立ちました。かなり嬉しいやら、不安もちょっぴりやら・・・・・遠ざかっていく首都圏の街並み、これから行くのはテレビやネット上でしか見たことのない別の国なのです。

飛び立って1時間ほどすると、最初の機内食が出てきました。
美味しかったのですが、燃費の悪い(つまり大食い)私にはいかんせんかなり足りなかったです。そのため一口一口よく噛んで食べました。
デザートのアイスが美味しかったですね、ちょっと驚くぐらい。

ここで皆さんにご勘弁願いたいのが、当時の私は「食レポ」なんて考え方がなく、食べ終わってから「あ、撮り忘れた」なんてことがしょっちゅうでした。
意識して食べるものを撮影する癖がついたのなんてつい2年前からです。
どんだけ大食いなのやら・・・・・。

食事が終われば、前の座席に据え付けているディスプレイで映画鑑賞!!
夏ごろにも映画館で見た新海誠の作品「君の名は」のオープニングで流れるBGM「夢灯籠」、これがまた海外旅行という嬉し過ぎるイベントの相乗効果で、ANAの「Another SKY」と同じくらい鮮明に記憶に残りました。

私の個人的見解ですが、いい事と言うのはまるで煙のようにハッキリしてないのに、嫌な事はまるで本当に殴りつけられるかのようにインパクトが強烈
なので、このようにいい事がインパクト大で現れるのは稀です。
皆さんも同じような体験をした際は、その時の気持ちを忘れないでください。

やがて機内は照明が落とされ青いリラックスできる暗さに。
ここで少し眠らなくてはいけなかったのですが、なにせ国際線に大興奮状態なので映画を見たり、前の席の方がされてたテトリス的なゲームの観客になったり、横の席の奥様が同じようにQE乗船者であることで話がはずんだり、退屈する暇などありませんでした。

1時間おきにトイレに行き、用を足す私。
これもすごい。
なぜなら学生時代は父の飛行機恐怖症がうつり、席に座るだけで精一杯でしたから、物凄い進歩でした。
まるで子供だな・・・・・なんて思わないでくださいね!

今ではロシア上空を飛ぶことはありませんが、
この時は飛べました。極夜でほとんど暗い昼のシベリア上空を飛行、翼端の灯りが規則的に光るのが見えるだけです。

海外旅行を沢山行かれた方には「釈迦に説法」ですが11時40分の出発で11時間飛行し、夕方の15時20分に到着するという時差と地球の自転のトリックが不思議ですね。

4分の3飛んだあたりで揺れ始めました。
「揺れるな~」と思い、ディスプレイにも「ただいま揺れています」の表示が出ました。何十分も続いたように感じましたが実際は10分程度。
時間の感覚が変わるのも興味深いです。

ロシアを超え、フィンランド上空に入ったあたりから空が明るくなり始め、
さらにデンマーク上空にいくと、ついに機内が明るくなり。
機内放送が入ります「皆さま、よく眠れましたでしょうか?・・・・・」

こちとら興奮しまくって一睡もしていません!!!
冴えまくってます!!!!

2度目の昼食を頂き、さぁ、間もなくヒースローだ!!!!後は着陸だけ!!!!

と思うと、飛行機はおそらくヒースロー空港の周辺を3,4回くらいまわりました。噂には聞いていましたが、さすがヒースロー・・・・離着陸便でごった返していたのでしょうね。利用者数世界一(当時)は伊達じゃない!!!

ようやく着陸し、飛行機がタラップに接続するまでの間、外を眺め、
あぁ確かに海外に来たんだ・・・・・日本と景色も空気も違う・・・・・・としみじみ思います。

そうして飛行機を降り、ヒースロー空港の税関へ向かう際に、壁に描かれた「イギリスへようこそ!」というセリフが書かれたフキダシにイギリスを象徴する服装の人々が(もちろん英語でね!)私たちを歓迎してくれました。
このイギリス人の遊び心が大好きです。

税関へ向かうと、人、人、人!!!!!
世界中の旅行者が税関に集まっていて、「こりゃ~通るまでに1時間ぐらいかかるかな?」と懸念しました。

まだ飛行機に乗っていた時にCAさんから渡されたハガキサイズの「入国カード」に国籍や名前、滞在期間などを記入。
恥ずかしい話ですがこの時CAさんに「仕事の欄どうしましょう?今無職なんですけど・・・・・」と聞き、
「どんな職業でしたか?」と聞かれたため、詳しく伝えると「それならパートタイムでいいですよ。」とのこと。
親身になって根気よく対応してくれたANAの皆さんには感謝あるのみです!

そうして「1時間ぐらいかかる」と思っていた税関でしたが、20分ぐらいであっさりと自分の番になります。「あら・・・・・?」と肩すかしをくらったような感じです。そうして税関職員の方(勿論イギリス人です)と対面。
この時も「根掘り葉掘り聞いてくる職員」と「あまり聞いてこない職員」どちらにも対応できるように、これでもかというほど税関の際の英会話を母から伝授してもらったのですが、
職員さんあんまり聞いてこなかった!!!!

「滞在期間は?」

「1週間です」

「ホテルの住所は?」

「どうぞ」

「お通りください」

「ラッキー❤」と思うべきか、「え?もっと聞いてよ」と思うべきか・・・・・・
まぁそんな事である意味ラクにイギリスに入国できました。
しかしパスしたのが早すぎたため、サウサンプトン行のバス「National Express」の発車時間は19時20分・・・・・・今まだ15時50分・・・・・・

長いわ~~~~~~~!!!!!!!

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私は現在29歳でクルーズ経験(フェリーを含む)13回、 飛鳥Ⅱ5回(1回は去年の11月のコロナ禍の乗船を含みます) 外国船2回(サン・プリンセスとクイーンエリザベス) フェリー6回(太平洋フェリー往復航路を2回利用と阪九フェリー) 話は長くなりますが5歳の頃のタイタニックブームの時から 船旅に憧れ、海難事故の映画なのに船旅に憧れたのです(笑) 2007年11月に飛鳥Ⅱでの初クルーズを体験、以来船旅の虜となり、 今日に至ります。 更に私は絵を描くのが好きで、客船の絵を描いています。 一番好きな客船は自分のアカウント名にもしているノルマンディー号です。 紹介が長くなりましたがどうかよろしくお願い致します。

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