ワクチン効果でコロナ収束後の海外旅行解禁、海外からのクルーズ客船の受け入れはいかに?
大規模接種会場でのワクチン接種の案内

ワクチン効果でコロナ収束後の海外旅行解禁、海外からのクルーズ客船の受け入れはいかに?

2021年6月14日 09:30
mr. shibataのアイコン

mr. shibata

1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。

プロフィールを見る

大規模接種センターが開設されたお蔭でやっと予約ができ1回目のワクチン接種ができた。4週間後にもう1回接種しなければならないが、1回目接種だけで何という安心感!?

今まで新型コロナウイルスの感染者数が脅威的なパンデミック状態で鎖国状態だった欧米各国はワクチン接種率が高まり、アジア各国よりも一気に優勢となり、満を持してクルーズ再開の動きが出てきた。

とにかくクルーズは欧米で再開されなければ起爆剤にならない。
ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)とカーニバル・クルーズ・ライン(CCL)とノルウェージャンクルーズライン(NCL)の三大クルーズラインは乗組員、乗船客ともにワクチン接種者を条件にカリブ海、アラスカ、地中海、英国などでの運航再開計画を発表し、クルーズ再開の動きが活発になってきた。特にアラスカクルーズではカナダ政府がバンクーバー寄港を許可しないのでアメリカ当局はシアトル発着のアラスカクルーズを外国船にも許可して柔軟な対応をして注目されている。

対照的にワクチン対応で遅れをとっている日本は飛鳥Ⅱ、ぱしふぃっくびいなす、にっぽん丸が昨年11月に恐る恐るクルーズ再開したものの再度の緊急事態宣言で自主休止状態。ワクチン普及国家とワクチン接種途上国の差を痛感する今日この頃である。

日本政府にとってはワクチン接種を一気に進めて東京五輪、パラリンピック開催ができるかどうかが喫緊の課題で、復興五輪というよりもワクチン五輪というような様相になってきた。海外旅行を解禁とか海外からのクルーズ客船をどう受け入れるとかのガイドラインが一向に示されない。こういった話題がマスコミから報道されないのも残念だ。
現在の日本は鎖国状態同然。これをいかにして解禁していくか政治家もマスコミもこういった話題を取り上げて欲しい。

お隣の韓国ではワクチン接種を条件に海外旅行を解禁し、対象国を絞りながらも観光客の受け入れも解禁するようだ。
関釜フェリーやパンスターフェリーはどう対処するのだろうか?

国交相さんは「国際線パイロットへの接種も優先的に」と語っていたが、クルーズ客船の乗組員は優先的にしないのだろうか?定員からするとクルーズ船は旅客機の10倍以上の定員なのでクルーズ客船の方が乗客に接する機会が多いのに・・・。

4月中旬にクルーズ再開後のにっぽん丸に乗船して実感した事は「クルーズ客船は他の乗り物より安全!」

ワクチン接種が済んだ人は海外旅行を解禁するとかワクチンパスポート発行というような話題もそろそろ具体的に出てきて欲しいものである。

G7は首脳宣言で「台湾海峡の平和と安定の重要性」を盛り込んで閉幕したが、台湾海峡の平和と安定には国際クルーズ再開が国際的な平和の象徴にもなり一番良いのでは?

コメント

まだコメントは投稿されていません。

コメントを投稿する

コメントの投稿にはログインが必要です。

Shibata Blog

このブログについて

Shibata Blog

Shibata Blog

このブログの他の記事

ブログの一覧へ
MSCベリッシマでMSCヨットクラブを体験

MSCベリッシマでMSCヨットクラブを体験

#MSCヨットクラブに乗船のチャンスが到来  日本に来港したクルーズ船で最大のMSCベリッシマに一度は乗ってみたいと前々から思っていた。そしてヨットクラブを利用した船友達から体験談を聞いて、いつかヨットクラブを是非体験したいと思っていたが、チャンスが到来した。 自分にとってはヨットクラブは高嶺の花と思ってい

記事を読む
初代・飛鳥の1991年クリスマス・デビュー・クルーズの思い出

初代・飛鳥の1991年クリスマス・デビュー・クルーズの思い出

飛鳥Ⅱが2025年に最後の世界一周クルーズ、飛鳥Ⅲが2025年夏に就航を予定しており、日本のクルーズ船は新しい時代を迎えるが、初代の飛鳥が1991年に日本最大の客船として就航した時に一人の熱烈な船旅愛好家(故 久米生光さん)により、完成したばかりの飛鳥を全船チャーターし、クリスマス直前に名古屋~神戸~名古屋・2泊3日

記事を読む
待ちに待った国際クルーズ船の来港

待ちに待った国際クルーズ船の来港

いよいよ3月から外国籍船の国際クルーズが再開されました。欧米では半年以上前から国際クルーズが本格的に再開されたので、昨年10月にスペインのバルセロナに飛んで再開後のクルーズを体験してきましたが、バルセロナ港ではクルーズ船がたくさん来港しており、いずれも乗船客がいっぱい。世界中の人達がクルーズ再開を待ち望んでいたことを

記事を読む
クルーズは世界平和の象徴

クルーズは世界平和の象徴

#遠くなったロシア  ロシアがウクライナに侵攻してから100日以上経過するも一向に収まる気配がない。 ロシアは世界から孤立するばかりである。 コロナ禍で海外旅行に出掛けられないと思っていたら今度はロシアのウクライナへの侵攻で行けなくなり何とも恨めしい。 知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZU

記事を読む
ますます進化する新造フェリー

ますます進化する新造フェリー

11月20日に就航したマリックスラインのクイーンコーラルクロスの処女航海に乗船してきました。 生活物資を運び、島民にとっては生活の要で離島航路の期待の新造船なので、初就航クイーンコーラルクロスを祝して、どこの寄港地でも島の人達から盛大な出迎えや見送りをしてもらい、快適な船内で今迄のフェリー旅とはひと味違う楽しい船旅

記事を読む
やっとのことでクルーズ!名古屋発着にっぽん丸で金毘羅さんクルーズ④寄港地観光編

やっとのことでクルーズ!名古屋発着にっぽん丸で金毘羅さんクルーズ④寄港地観光編

コロナ禍でクルーズしたくても国際線の飛行機もクルーズ船も運航されておらず長らく海外クルーズに出掛けられない状況ですが、1年6ヶ月ぶりにクルーズを体験できるチャンスが到来しました。 乗船したのは商船三井客船の『にっぽん丸』で2泊3日のショートクルーズ。 世界中のクルーズ船が運航休止している中でアジア海域では自

記事を読む