
ますます進化する新造フェリー

mr. shibata
1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。
プロフィールを見る11月20日に就航したマリックスラインのクイーンコーラルクロスの処女航海に乗船してきました。
生活物資を運び、島民にとっては生活の要で離島航路の期待の新造船なので、初就航クイーンコーラルクロスを祝して、どこの寄港地でも島の人達から盛大な出迎えや見送りをしてもらい、快適な船内で今迄のフェリー旅とはひと味違う楽しい船旅ができました。

長距離フェリーの場合は港を出発してから到着港に着くまでどこにも寄港しないのが殆どですが、今回のクイーンコーラルクロスは鹿児島から那覇まで1泊2日の25時間の間に奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島の4島に寄港し、7つの港の入出港シーンや美しい沖縄の海を眺めながらの船旅を楽しめました。クイーンコーラルクロスの内装はナッチャンWorld、おがさわら丸など多くの船や飛鳥Ⅱの改装工事も手掛けられた故笠井統太氏によりデザインされており、かつての離島航路のフェリーのイメージとは違い、洗練された船内や設備の気配りに魅了されました。
かつてフェリーは自動車輸送へのシフトによる需要減で衰退していましたが、最近は地球温暖化を抑制するために効率性と経済性を見直すモーダルシフトにより息を吹き返してきました。
乗用車を運転して長距離を移動すれば体力も使うし、交通事故のリスクもあります。フェリーなら移動時間をクルーズ気分で伸び伸びと過ごせ、デッキに出れば換気全開で新鮮な外気に触れ、快適なひと時も過ごせます。長距離移動を伴う観光にはカーフェリーが最適です。
現在はトラックのドライバーが不足している上に流通量が増え、トラック輸送の増加により船は大型化し、新型コロナウイルスによる感染防止のためにキャビンは従来の雑魚寝型から個室重視にシフトされています。最近は20年から30年位前に就航した旧型フェリーとの入れ替えに拍車がかかり、続々と新造フェリーが就航し、全室個室や豪華なスイートルームが自慢のラグジュアリー船のようなキャビンや設備の新造フェリーが続々と登場しています。
7月1日には横須賀港~新門司港を21時間で結ぶ東京九州フェリーが就航し、新航路でありながら脚光を浴びています。
どちらの港でも午後11時過ぎに出港し、翌日の午後9時に到着。寝ている間に翌朝には目的地へ着き、21時間の航海中、昼間は太平洋沿岸を航行し、ゆったりと船旅気分も味わえます。
露天風呂やプラネタリウム、映画鑑賞のできる設備もあり、船上でバーベキューも楽しめるとの事で是非乗ってみたいと思います。
12月16日には大阪南港と新門司港を結ぶ名門大洋フェリーのフェリーきょうとⅡの代替船としてフェリーきょうとが就航しました。船内の全区画に内装の抗ウイルス・抗菌加工が施され、抗菌・抗ウイルスエアコンフィルターが設置されるなど、安心して船旅を楽しむための徹底した感染対策が施されているとの事でフェリーきょうとにも是非乗ってみたい。
2022年以降も宮崎カーフェリーのフェリーたかちほ、神戸~小豆島~高松を結ぶジャンボフェリー、大阪~別府航路のさんふらわあ など新造船の就航が目白押しで楽しみです。
昨年以来コロナ禍で海外へクルーズ旅行に行きたくても行けないのが現状です。フェリーなら全国各地でほぼ毎日定期運航されており自由自在に旅が組み立てられます。当面は国内で安心安全なフェリー旅でクルーズ気分を味わおうと思います。
マリックスラインのHP
https://marixline.com/?p=5655
クイーンコーラルクロスの絵葉書

クイーンコーラルクロス就航記念品
コメント
2件
私も、先月の北海道旅行の往復に10年振りくらいにフェリーに乗りましたが、設備も一新されていて部分的にはクルーズ客船並みで驚きました。

JUNさん こんにちは! この2年間、海外のクルーズに出掛けられず辛いですね。 最近のフェリーは新旧交代して快適なフェリーができたので、フェリーでクルーズ気分を味わっています。 早く自由自在に海外へ出掛けられるようになりますように…。
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