
匿名ユーザー
2019年4月2日31日間 / 30 nights / 31 days, one-way from Buenos Aires to Los Angeles
寄港地観光 City Drive & Museum:9:30am-12:30;$80【選定の理由】パタゴニアの人々はどのような風土で暮らしているのか興味があり、選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】 リメンバランス(思い出の)屋外博物館、市内墓地を訪問、クルツの丘にてマゼラン海峡を臨むプンタ アレナスの景観を楽しみました。サレシアノ博物館の後、マゼラン像を訪れました。 【感想】屋外博物館には街の建設のために19世紀の終わりに輸入された数々の蒸気機関が展示されていました。まだ日本は明治維新を終えて間もない頃で、ヨーロッパからはるばるマゼラン海峡を越えて当時の最新鋭のマシンが運び込まれたことは驚きです。市内墓地にはブエノスアイレスのレコレータ墓地で見た立派な納骨堂が有りました。墓地の奥に子供達の納骨堂を積み上げて作った言わば納骨マンションがあり、異様な感じがしました。納骨堂それぞれには亡くなった子供たちのために玩具や人形を入れ、あの世では幸せに暮らすようにと願いが込められているかのようでした。プンタ アレナスで一番高いクルツの丘からは、青みがかった太陽光の下、マゼラン海峡を臨むプンタ アレナスの家々がくっきりと見えました。サレシアノ博物館はイタリアの修道会(サレジオ会)が運営しており、先住民族のジオラマアも宣教師達が如何にして教育し野蛮な生活から抜け出させることに心血を注いだのか、力点を置き展示しています。パタゴニアの先住民族の物々交換や祭り・儀式といったものに私達は興味がありましたが、そうしたものは宣教師たちによって否定・抹殺されてしまったのではないかという気がしました。ウルトラマンに出てくるような異様な姿の先住民族の儀式での扮装は皮肉にも博物館ショップで土産物として売られていました。マゼラン像はプラザ広場にありマゼランの下には先住民がまるで抑圧されているかのようでした。実際には白人が持ち込んだ感染症によって、先住民族はほとんど全滅してしまったとは、本当にひどい話です。
寄港地での過ごし方







