30 nights / 31 days, one-way from Buenos Aires to Los Angeles
プリンセス・クルーズ · スター・プリンセス

30 nights / 31 days, one-way from Buenos Aires to Los Angeles

ms. sandy さんの8回目の乗船記

ms. sandy
ms. sandy

2019年4月2日 投稿

8842

出航日

2019年2月28日

日程

31日間

同行者

夫婦・カップル

客室

バルコニー

3.9

総合評価

食事

5.0

サービス

4.0

客室

4.0

船内施設

3.0

航程と寄港地

この航程マップはイメージです。実際の航路や寄港順は変更となる場合があります。

寄港地リスト

  1. 1

    ブエノスアイレス

    Buenos Aires

  2. 2

    モンテビデオ

    Montevideo

  3. 3

    プエルト・マドリン

    Puerto Madryn

  4. 4

    ポート・スタンリー(東フォークランド島)

    Port Stanley (East Falkland Island)

  5. 5

    ホーン岬

    Cape Horn (Chile Antarctica)

  6. 6

    ウシュアイア

    Ushuaia

  7. 7

    プンタ・アレーナス

    Punta Arenas (Chile Antarctica)

  8. 8

    プエルト・モント

    Puerto Montt

  9. 9

    サン・アントニオ

    San Antonio

  10. 10

    ラ・セレナ(コキンボ州)

    Coquimbo (La Serena, Chile)

  11. 11

    ピスコ

    Pisco

  12. 12

    カヤオ(リマ)

    Callao (Lima, Peru)

  13. 13

    プンタレナス(プエルト・カルデラ)

    Puntarenas (Puerto Caldera, Costa Rica)

  14. 14

    サン・フアン・デル・スル

    San Juan del Sur

  15. 15

    プエルト・バジャルタ

    Puerto Vallarta (Mexico Riviera)

  16. 16

    ロサンゼルス(サンペドロ / ロングビーチ)

    Los Angeles (San Pedro / Long Beach)

1

寄港地

アルゼンチン

2

寄港地

ウルグアイ

4

寄港地

アルゼンチン

6

寄港地

イギリス

乗船記

このクルーズを選んだ理由

【クルーズへの想い】1) 地球の最果てであるパタゴニアとはどんな風景でしょうか? 2) 南極に近いパタゴニアから赤道に近いコスタリカのサンホセまで、自然と風景はどのように変わっていき、そこに住む人々はどのような暮らしをしているのでしょうか? 3) アルゼンチンで訪れる街は、スペインのどの街に似ているでしょうか?また他の国からの移民はその街の景観・文化にどんな影響を与えているのでしょうか? 4) ペルー・チリなど、先住民との混血が色濃いと思われる国々において、スペイン人が入ってくる前はどのような世界だったのでしょうか? 【選定の経緯】私達は「地球の最果て・南と北への旅」の一環として「地球の最果て:パタゴニア」を計画し、クルーズの検討に入りました(2017年冬)。なお南への旅としては「地球の最果て:ニュージーランド」(2017年冬)、「地球の最果て:タスマニア」(2018年冬)を終えています。また一つの旅の中で豊かな自然と文化の多様性を経験する旅行については、「暮らすように旅するオーストラリア」(45日間)(2016年秋)で、赤道近くのダーウィンから風が強く涼しいタスマニアのホバートまで旅行しています。 【選んだ理由】1)乗船地はリオに比べて安全なブエノスアイレスであること。 2)出港地のブエノスアイレスにて船が連泊しており、前泊の必要がないこと。 3)下船地は中南米でなく北米大陸ロサンゼルスであること。 4)バンクーバー在住のメル友であるお婆ちゃまからプリンセス クルーズの乗船を勧められたこと。 5)スタープリンセスは既にシアトルーバンクーバー間でのクルーズを経験しており、親しみを感じること。 (主人から)その1[寄港の指標]航海日数31日間に対して寄港地数は14日であり45%です。長期航海という点から同じプレミアムラインの世界一周航路について検討しますと、ホーランド アメリカ(HAL)ザーンダムは42%程度(=47÷113)と今回のクルーズとほぼ同じ割合であり、飛鳥IIの24% (=25÷103)を大きく上回ります。この点からプリンセスとHALは、「せっかくのクルーズ、寄港地を観光しては?」という気持ちが飛鳥IIよりも強いように思います。 その2[最果て航路の指標] パタゴニア周辺の海は波が高いことが予想され、総トン数(109,000)が大きいスタープリンセスは、ザーンダム(61,395)に比べて揺れが小さいと思われるため、スタープリンセスは私達にとって望ましいと思いました。

食事

5.0

【食事】1)夕食はどのメニューを頼んでも美味しく頂けました。選ぶのに迷う時には給仕さんに相談しました。メニューは次のように分かれています。①日替わりのスターターとメインのメニュー:プリンセスは海鮮系のメニューが優れている感じがします:サーフ&ターフ(立派な海老とステーキのコンビ);変わり種のお寿司;ロブスターテイル;帆立;②クルーズの間、変わらないメニュー: シュリンプカクテル;シーザーサラダ;ポテトスープ;チーズのフェッチーネ(ロングパスタ);グリルドサーモンのハーブとレモンバター添え;田舎風チキン;バーガー;なおデザートもチョコレート菓子など味が繊細で素晴らしかったです。 2)注文方式による朝食(デック6)を時折利用しましたが、野菜がメニューにないこと、食べ残しのあるお皿はなかなか片付けてくれないこと、など不便を感じました。 3) 航海日の3:30pmからデック6にてアフタヌーン ティーを楽しむことができ、スイーツに舌鼓を打つことができました。ただし混みあっていたためデック14でスイーツを楽しみました。 [血糖値とダイエットへの配慮]プリンセスクルーズは食事がRCIやMSCに比べて美味しく、メニューの選択を工夫しない限り血糖値とダイエットへの大敵となります。お腹の状態に応じてスターターのみを選んだこと、ビーフやポークは美味しくても量が多いため避け、魚介系のメニューを選びました。 【ダイニング】1) 当初ファースト ダイニングを指定しましたが開始時間が17時と早くなったため、エニタイムに変更しました。 2) 「シェア席」を指示した場合、アジア人との相席となり英語を話さない可能性が高いため「2人席」としました。 3) テーブルが暗くてメニューが読めないことが何度かあったため、明るいテーブルをリクエストしました。

サービス

4.0

[スタッフの指標] 乗客定員2,600÷乗組員数1,100=2.4であり、このクルーズ コースのライバルであるHALザーンダムの2.3(=1,432÷615)とほぼ同じ乗組員数配置となっています。 【食事】1)テーブル案内から着席まで実にスムーズでした。 2)メニューの説明はこちらの質問に応じてなされ、ロイヤルカリビアン(RCI)ほどの積極的な説明はないものの落ち着いた感じがしました。 3) 乗客に子供はほとんどおらず、食器を片付ける音も静かで会話を楽しむことができました。 【ルーム】航海日は友人との朝食を楽しみ、その後レクチャーを受けるなどして、部屋を空け掃除をしてもらうようにしました。なお、就寝前のベッドの上にはチョコレートが毎夜置かれていました(感謝)。

客室

4.0

入出港の景色見ることが好きなためバルコニーを、また陸地の見える右舷を指定しました。結果的にはデック12のキャビン(ツインベッド)となり、朝食・昼食のビュッフェ(デック14)に近くて便利でした。キャビンのバルコニーベンチからクルーズの目玉であるホーン岬・アマリア氷河が良く見えました。デック12のバルコニーには屋根がついており、風がそれほど来ないため、暖かい状況の下、絶景が楽しめたことには感謝です。なお低層階のバルコニーは屋根がないため風が強く、上のバルコニーから見られている感じが強いため私達には向いていません。なお恐れていた高緯度の揺れは何とか我慢出来ました。 その他、気がついたこととしては、 1) キャビン:建造から年月が経っていましたが、キャビンはきれいでした。 船の状態により洗面所のドアが重くなり開け閉めに苦労することがありました。 2) バルコニー:出入りするサッシが重く、開け閉めするのに力を必要としました。 3) 洗濯:バスルームには物干し用のワイヤーロープがありました。また洗濯物を干すためのハンガーを持参しました。 4) 収納:最南端から赤道までのクルーズのため衣裳が多かったのですが、服を吊るすバーには物凄い数のハンガーがあり、困りませんでした、洗面台には化粧品等を置く棚が備え付けられていました。 5) ヘアー ドライヤー:鏡台の横に備え付けられていました。 6) トイレ:同じ船で知り合った日系アメリカ人ご夫妻は、フラッシュボタンを押してもバキュームが効かなかったため、3度ほど押したところ、トイレの水が溢れて床の上に流れ出し、スタッフを呼んで大きな扇風機で乾かすという騒ぎになりました。「1度押してバキュームが効かなかったら、すぐにスタッフを呼ぶ」というのが正解らしいです。私達のトイレも一度バキュームが効かない感じがありましたので、友人の悲劇はどの部屋でも起こることだと思います。

船内施設

3.0

[設備の指標]総トン数109,000÷乗客定員2,600=42であり、競合のHALザーンダムの43(=61,395÷1,432)とほぼ同じ広さとなっています。 【設備:レストラン】朝食と昼食にはデック14のビュッフェを利用しました。いつも混んでいて相席となりましたが異国の人達との会話が毎日楽しみでした。なお日本人は私達2人だけでした。メイン ダイニングはデック5がエニタイム用会場として割り当てられました。 【設備:アカウント】船内でいくら使ったのかという確認はデック6にあるサービスカウンタあるいはその横にあるマシーンで行いました(RCI・MSCともキャビンのTVでマイアカウントが確認できたのと比べると遅れています)。 【設備:ジム】主人は血糖値を気にしており、ジムのウォーキング マシーンを日課としていました。マシーンは毎日ほぼ満員で、20分間と利用時間が限られていました、残念ながらマシーンはRCIあるいはMSCで経験したようなゲーム性のある最新鋭のマシーンとは言えませんでした。 【エンターテイメント】デッキ6とデッキ7にあるプリンセスシアターで7:45pmから行われる演目を見るため日参しました。時間が45分間と短いため、オペラやミュ-ジカルは有りませんでした。また照明がうまくプレイヤーに当たらず、どのような表情をしているのか分かりませんでした。従ってMSCやRCIに比べて随分物足りない感じがしました。航海も2週間を過ぎると出し物が同じことがありました。演目の内容としては ①観客参加型:アレックス・ラモンによるマジック(落語の二人羽織よろしくお客様の背後から手品をして見せたのには抱腹絶倒でした。アレックスとは友達になり日本での再会を約束してくれました);スティーブ・ローリングによるジャグリング; ②プリンセス専属の歌手やダンサーによるショー:ミュージカル・ボーントゥダンス;ジャズ・スターダスト;ブリティッシュ インヴェーション; ③楽器のソロ演奏:ヤコブ・トラザックのバイオリン;ネスター・サントリオのギター;カテリーナ・ロッサのバイオリン; ④歌手のソロ・コンサート:コリーン&ジェシー・カゼリックによるビートルズ特集;チーザによるウィットニー・ヒューストン特集;カルロス・ネボットによる歌唱;リンダ・ジェンタイルによるピアノ;ホーリー・フランシスによる歌唱; ⑤ペルーの歌舞団インカアメリカによるショー:踊られた民族舞踊はスペインのフラメンコとアルゼンチンタンゴの影響が感じられ面白かったです。イケメンの若者二人によるシーソーダンスはアクロバット的で劇場中が興奮に包まれました。;ユリとネイトによるロシアン サーカス; 【設備:ラウンドリー】キャビンと同じデック12にラウンドリー スペースがあり費用は洗濯:$3;乾燥:$3;洗剤:$1でした。 【アクティビティ】1) サンチャゴ・ロサンゼルスに着く前日に行われた総料理長による料理ショー(The Culinary Show)は料理人・食事スタッフと乗客の連帯を深めるもので料理の他にスタッフ代表による歌唱・ダンスがあり、超満員の大劇場は物凄い盛り上がりを見せました。この日の夕食時には食事スタッフによるパレードが行われました。 2) 船長による歓迎パーティとシャンパン ウォーターフォール:初めての航海日でフォーマル ディナーの後、行われました。着飾ったレディ達がシャンパン タワーと一緒に撮影してもらおうと長い列を作りました。 3) 赤道通過儀式:海の神ネプチューンに航海の安全を祈るものだった筈がお客様に色鮮やかなゼリー状の物を浴びせる大騒ぎとなりました。 4) 航海日に行われた寄港地案内(Port Lecture)ではエキスパート スタッフのフリオが周辺の観光地を含め次の寄港地を分かりやすく紹介しました。 5) 航海日に行われた教養講座(Enrichment Lecture)ではエキスパート スタッフのケリーがクルーズ発展の歴史を周辺情報も含め分かりやすく説明しました。 6) 前半クル-ズの航海日に行われたスペイン語講座(45分間×3回)に参加しました。

寄港地での体験

ブエノスアイレス

アルゼンチン

4.0

寄港地観光 【前泊・乗船】デルタ航空を利用し羽田発ミネアポリス着、ミネアポリスにてホテル泊、アトランタ経由にて出港当日ブエノスアイレス着。空港から港までは前払いハイヤーであるレミース(Remis)を利用し直行。【寄港地観光】船会社 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【前泊・乗船】私達にとって「ブエノスアイレスの港で船に乗るまでの過程」が、今回のクルーズにおける最難関でした。①空港到着後入国審査には長蛇の列、40分以上かかりました。②バゲージクレームを出た所にレミースのカウンターがあり、有難いことに料金は港まで1,300アルゼンチン ペソ(ARS)(US$40)のクレジットカード払いでした。なおカウンターでは行き先は「Terminales Portuarias Argentinas, Terminal de Cruceros Benito Quinquela Martin」と書いた紙片を見せて確認しました。運転手さんがすぐに現れ、車までの途中、両替のATMまで案内してくれたのには感謝です。空港から港までは距離が長く、渋滞の中、50分ほど時間がかかり、前払いのハイヤーで良かったです。③ターミナルに着いてからグループ毎にチェックインを待たなければならず時間がかかりました。 [用意すべき現地貨幣(主人から)]ブエノスアイレスでは空港から港まで個人で移動するため、万一を考え最小の交換額、200ARSをATM キャッシングにより用意しました。ARSは米ドルに対する価値の低下が著しく2018年5月末の時点で1$=25ARSでしたが、2019年1月末時点では1$=40ARSとなり、8か月の間に米ドルは160%(=40÷25)まで価値が上がっています。米ドルについては、1$=110円と日本円に対して安定していますので、入手したARSはすぐに使わないと日本円から見て価値がどんどん減っていくことになります。なお両替した200ARSはプエルト マドリンの古生物博物館でアンモナイト化石のお土産に使いました。 【観光】Tango Show & City Drive:8:45am-14:45;$160【選定の理由】1)カラフルな街カミニートを訪ねたかったこと;2)アルゼンチン タンゴを楽しめることから選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】バスに乗車し、レコレータ墓地を訪れ、ポカ地区では下車し、カミニートのカラフルな街並みを散策しました。サン テルモにあるタンゴホールで昼食を取り、タンゴショーを楽しみました。 【感想】ターミナルで停泊地保税地区内のシャトルバスからコーチに乗り換えました。観光バスに乗ってすぐ、女性ガイドさんから「ひどい交通渋滞には我慢して下さい」というアナウンスが有りました。予定していたモンセラート地区の5月広場は交通事情によりパスする旨、前日配られたチケットにも印刷されており、渋滞は想定はしていたもののビックリです。渋滞がこれほどひどいとイクスカーションの予定が立たずタンゴショーの開始時刻をどのように調整するのかしら、と不安でしたが、実際には観客はイクスカーションの参加者だけに絞られていたので問題なしです。またレコレータ墓地やポカ地区等の人混みではくれぐれもスリに気を付けるようにと注意が繰り返されました。この事情も在アルゼンチン日本大使館の報告書で予習していた通りです。レコレータ墓地には6,400の納骨堂が立ち並び、納骨堂というよりも彫像を凝らした立派な小さな家々が立ち並ぶ様子は死者の街ポンペイを連想させました。この墓地ではエビータ(ペロン元大統領夫人)の納骨堂を訪れることがツアーの目玉です。貧しい生まれながら女優を経てファーストレディーまで上り詰め、国民に親しまれたエビータの逸話を伺い、アルゼンチンの女性にとってエビータは英雄であることを実感しました。墓地からの帰り、せっかく並んだトイレも私の一人前でなんと故障して使えなくなりプンプンです。カミニートのカラフルな家々の街並みは青い空に映えて美しかったです。北イタリアのチンケテッレで見たようなパステルカラーの家々が立ち並ぶ街並みを、赤・黄色・緑といった原色のペンキを使ってなんとか再現したのではないかと言わんばかりのヘタウマの色使いでした。タンゴホールでは幸運なことに舞台から少し離れた階段状に上がっている床の最前列のテーブルに着くことができ、舞台を見上げることもなく、視界が遮られることもなく良く見ることができました。ランチは辞書のような厚みのベビービーフを選びました。これだけ厚いお肉はミディアム以上に焼いた方が食べやすいように思います。ソフトドリンクはついており、なんと赤ワインあるいは白ワインを選べばボトル1本飲むことができるので上戸の方にはお得です。アルゼンチン タンゴと言えば男女が密着して踊るセクシーさが特徴です。このホールで見たタンゴは女性が足を男性に絡めるやいなや、目にもとまらぬ速さで後ろに足を跳ね上げます。これはタンゴという名前の格闘技ではないかと思わせるように、女性ダンサーのふくらはぎの筋肉は縦に割れていました(ビックリ)。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:5時間以上ツアー費用:15,000~20,000円

モンテビデオ

ウルグアイ

4.0

寄港地観光 City Drive, Soccer Museum & Legislative Palace: 10:00am-14:00;$70【選定の理由】南米で一番豊かな街モンテビデオとはどの様な街でしょうか?大河ラプラタ川に面するランブラとは、どの様な風景でしょうか?第一回ワールド カップが開催されたセンテナリオ スタディアムとは? 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】バスに乗車し、独立広場、国会議事堂、公園地区、センテナリオ スタディアムのサッカー博物館を訪れました。ランブラの美しい眺めを見た後、波止場に戻りました。 【感想】ラプラタ川は向こう岸まで250kmも離れており、まるで海です。ただし川の水は日本の洪水を連想させる黄土色です。訪れた日は有難いことに、抜けるような青い空で目に入るすべての光景が奇麗でした。東京に比べると夏は30℃前半で湿度も高くなく、冬は下がっても7℃位と寒くないようです。渋滞と喧騒のブエノスアイレスと比較すると静かで落ち着いた感じの街でした。ダウンタウンの中心の独立広場では、ネオクラッシック様式のお洒落な高層ビルと全面ガラス張りの近代ビルが程よい間隔で立っており、スペインのどの街とも違う印象でした。遊歩道ランプラの近くにはお金持ちの家が集まる高級住宅街を形成していました。インフラや社会的なシステムが整っていれば、日本人の永住先として理想的な街だと思います。世界一美しいと言われる国会議事堂は南洋の貝殻細工を連想させるくすんだ白で存在感がありました。ウルグアイはサッカーファンから「サッカーの聖地」と呼ばれているそうです。訪れたスタディアムでは第一回ワールド カップが開催され、FIFA の歴史的建造物にも指定されているようです。開催地に選ばれたのは1924年と28年と連続してオリンピックの覇者になったからだ、と勝手に理解しました。遊歩道ランブラの一角を成す小高い丘プラザ デ アルマーナを訪れましたが、なかなか素敵な展望でラプラタ川の畔に佇む街が一望できました、ただし、青い空に黄土色の水という風景は、私達にはどうもしっくりときません。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:3~4時間ツアー費用:5,000~10,000円

プエルト・マドリン

アルゼンチン

3.0

寄港地観光 Paleontology Museum & Punta Loma: 8:30am-13:00;$130【選定の理由】南米特有の古生物化石を見たかったこと、先住民族がどうような暮らしをしていたのか知りたかったことです。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】トレレウの街までバスに60分乗り、古生物博物館を訪れ、専門のガイドさんから説明を受けました。プンタ ロマに移動し、アザラシの群生地を訪れました。 【感想】トレレウに到着前、荒野の中に史上最大級の草食恐竜アルゼンチノサウルスの実物大復元模型が置いてあり、全長37メートルと余りの大きさにビックリ。古生物博物館は上野の国立科学博物館に比べても小さな博物館でした。博物館の入口にはボーリングのボールよりもやや小さな大きさの恐竜の卵の化石が半分にカットされ、磨かれた断面は中の黄身の部分が薄灰色のメノウに化石化しており、大変奇麗でした。また恐竜からどのように鳥類が誕生したのか、羽毛等で飾られた大胆すぎる復元模型が置いてありました。直径2mの世界最大のアンモナイト化石の復元模型、史上最大級の草食恐竜の向う脛の大きさは私の背丈を遥かに上回る2m以上あります。この博物館で目を引いた南米の恐竜はウシのような頭上の角と、短すぎる手が特徴的のカルノタウルスです。また首から背中にかけて発達した沢山の長い突起を持つアマルガサウルスも復元図を見ると極めて忘れがたい印象の恐竜でした。1万年前の先住民族がどのような暮らしをしていたのか実物大のジオラマが展示されていました。先住民族の顔つきが険しく印象が強かったため、重要なことを見逃していました。このジオラマには世界遺産「クエバ デ ラス マノス」の多くの手の跡の洞窟壁画を復元していたのです。入口にいた案内係の女性に聞いて初めてジオラマの中の洞窟壁画を確認することができました。本物は日本の怪奇番組心霊現象の原点ではないかと思わせる無数に残された手形で、9000年前のものとは思えない鮮やかさを保っているようです。この博物館では1時間の見学でしたが、ここにイクスカーションの80人が押し寄せたということには容量的に少し無理があるように感じました、博物館からプンタ ロマまではバスで1時間ほど。ビーチの窪地には100頭余りのアザラシが群生していました。アザラシの色は黄土色と焦げ茶でまるで動いているウンチの群れという感じでした(失礼!!)。窪地の上が柵になっており、真上から群生地を見るという感じでアザラシを良く観察することができました。トレレウの街は粗末な箱型の家々が多く暮らしぶりが貧しいことを実感しました。一方、プエルト マドリンはリゾート地で数多くのホテルやレストランの他、白い壁に色鮮やかなオレンジ色の屋根瓦の瀟洒な家々が集まっていました。多分ここは最果てのリゾート地だと思います。なお船が泊っている桟橋の下にアザラシの一家がたむろしていてビックリです。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:4~5時間ツアー費用:10,000~15,000円

ポート・スタンリー(東フォークランド島)

イギリス

3.0

寄港地観光 City Drive & Museum: 10:00am-12:00;$70【選定の理由】1982年にはここフォークランド諸島を巡って英国・アルゼンチンの間で戦争が起こりました。戦争の現場となった島々とは、いったいどのような風土なのか把握するために選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】テンダーボートに乗って、スタンリーの波止場まで移動。バスに乗車し市の東にある飛行場からトーテムポール、西の総督官邸まで車上観光をし、歴史博物館で下車しました。 【感想】上陸して風と雨が強く、観光を諦めていましたが、総督官邸に着くころから雨も止み日が差し、素晴らしい天気となりました。民家は白い壁に三角形の薄紅色・薄緑色の屋根が多く、青い空と背丈の低い草木の緑に映え、美しい景観を形作っていました。パナマ運河が開設されるまではマゼラン海峡を通るクジラ漁者にとって重要な街であったと思います。歴史博物館ではフォークランド戦争についての記録映画と展示を見ました。この静かで美しい村を突如としてアルゼンチン軍が占領したのには村民も驚き、憤りもきっと大きかったことと思います。フォークランド戦争はアルゼンチン ガルチェリ大統領が国民の不満をそらすために侵略し、それを人気が落ちていたサッチャー政権が絶好の好機として反撃し侵略軍をボコボコにし支持率が急上昇したというのが主人の独断です。なお島の住民はイギリス系白人の入植者がほとんどを占めるようです。先住民は白人が持ち込んだインフルエンザで滅んでしまった、という説明がガイドさんからあり、複雑な思いを抱きました。波止場の近くにある大聖堂には飾りはありませんが、がっちりとした印象でイングランド教会という感じがします。インターネットによれば住民の55%はイングランド教会でその他のプロテスタントが28%を占めているということです。歴史博物館の近くには何とカソリックのセント メリー教会が美しく建っていました。この事実は19世紀後半に入植し牛と羊を持ち込んだスコットランド人の信仰とその後の複雑な歴史を暗示しているように思います。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:1~2時間ツアー費用:5,000~10,000円

ホーン岬

チリ

4.0

この岬は寄港地とはなっていないものの、大西洋と太平洋の境界となっている観光スポットです。地球がまだ平らだと信じられていた頃、大西洋側の滝の端であるホーン岬から滝壷側の太平洋へと帆船はジャンプして落ちていくというジョークがあったようです。ここは冷たい風が年中強く吹いている荒れた天候の地として有名ですが、運の良いことにこの岬を通過する時には日が差し晴れ間から青空が見えました。

観光:その他

ウシュアイア

アルゼンチン

4.0

寄港地観光 Drive to the "End of the World":11:30am-15:30;$110【選定の理由】「世界の果て」とはどういう所でしょうか? 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】「世界の果て」におけるパンアメリカンハイウェイの起票を訪れ、ロカ湖とビーグル水道に面するエンセナダ湾で散策を楽しました。【感想】この日ウシュアイアの天気は晴れ、冠雪の切り立った山々を背景にしたウシュアイアは空気が澄み渡り、青みがかった太陽光によってくっきりとした色彩が眼に映えました。氷河によって作り出された独特の山岳風景はスイスの街を連想させました。ウシュアイア湾沿いの平坦なストリートに対して山々から直角に急な坂道がいくつも下っておりホテルやお店が軒先を並べていました。ウシュアイアは20世紀前半までは流刑地の街として造成され、流刑者は周りの山から木を切り家々を建てたとのことです。街の郊外に広がる森はバンクーバーの森を連想させました。なおこの森も2、30年前にカナダから持ち込まれたビーバーによって深刻な被害を受けているとのことです。「世界の果て」を起票にしてパンアメリカン ハイウェイはアラスカまで18,000km延びているとのこと。「世界の果て」の湿地帯には遊歩道が設けられ、冠雪の山々と高原の湖畔の散策を楽しみました。ロカ湖もフィヨルドにできたきれいな薄緑色の湖ですが風が強いため、湖畔に打ち寄せる波が高かったことには驚きました。自然観察センターにてトイレ・買い物で休憩しました。その後、ビーグル水道に面するエンセナダ湾のビーチを訪れ、散策を楽しみました。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:3~4時間ツアー費用:10,000~15,000円

プンタ・アレーナス

チリ

4.0

寄港地観光 City Drive & Museum:9:30am-12:30;$80【選定の理由】パタゴニアの人々はどのような風土で暮らしているのか興味があり、選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】 リメンバランス(思い出の)屋外博物館、市内墓地を訪問、クルツの丘にてマゼラン海峡を臨むプンタ アレナスの景観を楽しみました。サレシアノ博物館の後、マゼラン像を訪れました。 【感想】屋外博物館には街の建設のために19世紀の終わりに輸入された数々の蒸気機関が展示されていました。まだ日本は明治維新を終えて間もない頃で、ヨーロッパからはるばるマゼラン海峡を越えて当時の最新鋭のマシンが運び込まれたことは驚きです。市内墓地にはブエノスアイレスのレコレータ墓地で見た立派な納骨堂が有りました。墓地の奥に子供達の納骨堂を積み上げて作った言わば納骨マンションがあり、異様な感じがしました。納骨堂それぞれには亡くなった子供たちのために玩具や人形を入れ、あの世では幸せに暮らすようにと願いが込められているかのようでした。プンタ アレナスで一番高いクルツの丘からは、青みがかった太陽光の下、マゼラン海峡を臨むプンタ アレナスの家々がくっきりと見えました。サレシアノ博物館はイタリアの修道会(サレジオ会)が運営しており、先住民族のジオラマアも宣教師達が如何にして教育し野蛮な生活から抜け出させることに心血を注いだのか、力点を置き展示しています。パタゴニアの先住民族の物々交換や祭り・儀式といったものに私達は興味がありましたが、そうしたものは宣教師たちによって否定・抹殺されてしまったのではないかという気がしました。ウルトラマンに出てくるような異様な姿の先住民族の儀式での扮装は皮肉にも博物館ショップで土産物として売られていました。マゼラン像はプラザ広場にありマゼランの下には先住民がまるで抑圧されているかのようでした。実際には白人が持ち込んだ感染症によって、先住民族はほとんど全滅してしまったとは、本当にひどい話です。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:2~3時間ツアー費用:5,000~10,000円

プエルト・モント

チリ

4.0

寄港地観光 Lake Esmeralda, Petrohue River & Puerto Varas:出発8:00am-15:30;$150;【選定の理由】日本の富士山に似ているオソルノ山と富士五湖のような風景に憧れ選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】プエルト モン市内からビセンテ ペレス ロサレス国立公園へと入り、エスメラルダ湖にて双胴船に乗って45分間遊覧しました。その後、ペトロウエの滝を見学、プエルト バラスのレストランにて昼食を取り、雑貨・土産店を訪れました。 【感想】エスメラルダ湖までの道のりは霧の中で、遊覧船も曇り空の下、オソルノ山は全く見えませんでした。ペトロウエの滝で何と雲が消えて晴れとなり、南米のフジヤマと呼ばれるオソルノ山が姿を現し、イクスカーション参加者はその美しい姿に大騒ぎでした。滝までの遊歩道では期待していた野生動物には残念ながら出会いませんでした。オソルノ山は山頂が平らではなく丸くなっていること、斜面がやや急でごつごつしている所を除けば富士山にそっくりです。エスメラルダ湖でオソルノ山を見ることができず、本当に残念でした。プエルト バラスは、プエルトモンの北、ジャンキウエ湖に面した街で、湖越しにオソルノ山の美しい姿が望めました。プエルト バラスは道路沿いのバラの花が満開で奇麗な街でした。この街はオーストリアに近いバイエルン地方からのドイツ移民によって19世紀後半に創建されたとのことです。プエルト バラスの周辺の自然環境は、湖があって、緑が豊かで、山が近くにあり、風光明媚という点でバイエルン地方に似ていること、またバイエルン地方の住民は過半数がカソリックで、同じ宗教のチリに移民しやすかったのではないかと想像しました。プエルト バラスの周辺の川には鮭が遡上してくるということから、名物のサーモン料理を頂きました。ポテトから作られた付き合わせが肉厚のサーモンステーキにマッチし、ボソボソ感もなく美味しく頂けました。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:5時間以上ツアー費用:15,000~20,000円

サン・アントニオ

チリ

2.0

寄港地観光 Santiago & Viña del Mar:7:00am-17:30;$150;【選定の理由】チリの首都であるサンチャゴ、カラフルな色彩と急斜面の街バルパライソを訪れたくて選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】バルパライソの市街を車上観光、スイスから送られた花時計を見学しました。霧の中、高速道路を1時間20分走り、サンチャゴの街に到着、街中にて下車、グループで散策し、大聖堂を訪問しました。その後、バスに乗って昼食会場へ移動、サンタルシアの丘にて街の展望を楽しみ、帰路に就きました。 【感想】サンチャゴは交通渋滞がひどいため、定刻までに帰ることが優先されました。その結果、以下の観光が募集パンフレットでは予定されていたものの、訪問・見学は省略されて不満の残る結果となりました:競馬場クルプ イピコ、オイギンス公園、サン クリストバルの丘。1973年9月のクーデターの舞台となったモネダ宮殿も前を通り過ぎたのみです。街歩きを行った旧市街には植民地時代に建てられた重厚な建物や石畳の道が残り、落ち着いた雰囲気を漂わせていましたが、「スリに注意して歩くように」と何度も念を押されて、雰囲気を味わう気分ではありませんでした。バルパライソでは、カラフルな町並みとケーブルカーを楽しみにしていましたが、これも見ることができず残念。リゾート地ビーニャ デル マルは花時計を見るために下車したのみでした。昼食は民族舞踊ショーを見ながらのサーモンのコース料理で、前日のプエルト モンと同じメニューであったため、特に美味しいとは思いませんでした。なお三浦雄一郎さんが本年2月に登頂とスキー滑降を目指していた南米大陸最高峰アコンカグア(6959メートル)は、サンチャゴの近くアルゼンチンとの国境付近にあります。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:5時間以上ツアー費用:15,000~20,000円

ラ・セレナ(コキンボ州)

チリ

4.0

寄港地観光 La Serena On Your Own:9:15am-13:15;$70;【選定の理由】ラ セレナは1年を通じて温暖な気候でレストランも多いリゾート タウンとなっています。どのような魅力があるのか確かめるため、このツアーを選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】ラ セレナまでバスで往復1時間、アルマス広場に近い場所で下車、2時間30分間の自由散策を楽しみました。 【感想】ラ セレナの街は小さな街でサンチャゴに比べて安全なので自由散策のできるこのツアーを選んで正解でした。アルマス広場から、前にある大聖堂を見学、19世紀のコロニアル風の街並みを散策、考古学博物館を見学しました。ここのトイレは無料で奇麗であり有難かったです。博物館の裏の大学のある小高い丘から街を見下ろすとスペインとは異なる黄色やベージュ色の壁の街並みが楽しめました。サナグスティン教会を訪れた後、レコバ市場へ、ここにはレストランと民芸品広場が並んでおり、クルーズ客でごった返していました。2階は理髪店・美容院・レストランで占められていました。昔は約20店もの理髪店が並んでいたようですが、クルーズ客が押し寄せるようになり、儲けの確実なレストランに変わってきたように思いました。バスに戻る途中、ガイドさんからトイレが利用できると聞いたデパートのRipleyを訪れました。ここでは従業員の人達のホスピタリティにビックリ、掃除のおばちゃんに「トイレはどこ?」と聞くと「こっちこっち」とトイレの前まで案内してくれました。トイレは一人200ペソ(3分の1US$)だったので二人分ということで1US$を渡そうとすると「ペソでないとダメ」とすまなそうなトイレ番のおばちゃんの返事。そのやり取りを見ていたRipley銀行のお兄さんに、「ちょっとこっちへ来て」と言われて両替のつもりでついていくと、なんと600ペソを私達にくれ、1US$は受け取ってくれませんでした。こんな奇跡のような嬉しいことが旅には起こるんですねえ(感激)。その後、アルマス広場で写真を撮っていると、小学生の2、3人が私達に何かインタビューをしたそうに近づいてきました。そこで「私の奥さんと一緒に写真を撮っていいかい?」と主人が尋ねると1クラス、30人位の小学生が一緒に写真に入りたいと私を取り囲み大騒ぎになりました。波止場までの車窓の風景は右側の席がお勧めです。波止場近くの渚には無数の野鳥がおり、その向こうには沢山の漁船が停泊していて、波止場には魚市場がありました。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:3~4時間ツアー費用:5,000~10,000円

ピスコ

ペルー

4.0

寄港地観光 Tambo Colorado:8:30am-13:00;$100;【選定の理由】インカ文明とは何か概要を理解するため選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】タンボ コロラードまでバスに乗車し片道1時間20分、タンボ コロラードに到着後、強い日差しの中、ガイドさんから遺跡を案内してもらいました。 【感想】港からタンボ コロラードまでは砂漠の風景が続き、まるで中近東の国のようです。税として徴収した豊かな物資を納める倉庫・行政センター・宗教施設がタンボ(宿駅)としてインカ道の要所に置かれたようです。この遺跡は15世紀の終わりに建てられたようで中心広場のまわりには、屋根のない日干し煉瓦の建物が150メートルに亘って延びています。日干し煉瓦の壁面にはところどころインカ時代の赤と黄色の彩りが残っていました。ガイドさんから倉庫・見張りの塔など各部屋について説明がありましたが、その部屋の片隅に埋められていた遺体の様子を分析し、そこでは何が行われていたのかなど論理的な語り口は興味深かったです。遺跡の部屋の遺構から中央広場に戻った時、涼しく心地よい風が吹いていました。ガイドさんの説明では、この涼しい立地条件からここをタンボにしたのではないかということです。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:4~5時間ツアー費用:10,000~15,000円

カヤオ(リマ)

ペルー

3.0

寄港地観光 Cathedral, Casa Garcia Alvarado & Monastery:9:00am-13:00;$80;【選定の理由】魅力ある街ペルーの首都リマの概要を把握するため選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】カヤオ港にてバスに乗車、アルマス広場で下車、リマ大聖堂を訪問しました。その後、大統領官邸・シティホール・リマ大司教宮殿を見ながら歩いた後、サント ドミンゴ教会を訪れました。次に住宅街にあるガルシア アルヴァラード邸を訪問し手作り菓子とピスコサワーを頂きました。 波止場への帰路、アモール広場に立ち寄りました。 【感想】交通渋滞を想定していたものの、サンチャゴほどの渋滞に遭わなかったことは幸いでした。アルマス広場を取り囲む白い大聖堂・大統領官邸などの建物に交じって、辛子色のリマ大司教宮殿・シティホールなどの建物が調和してスペインの街とは違う景観を形成していました。大聖堂でまず案内されたのはスペインからの征服者ピサロが納められた棺でした。インカ帝国を滅ぼした極悪非道のピサロの所業を考えた時、遺体が丁重に祀られていることは不思議です。スペインは先住民族の征服と共にカソリックへの改宗と教育を徹底して行い、その結果先住民族は原始的な生活から抜け出すことができた、とペルーの人達は考えているのかもしれません。次に訪れたサント ドミンゴ教会では壁面に飾られた絵タイルが目を引きましたが一部ははるばるスペインのセビリアから持ち込まれたそうです。昨年の秋に訪れたセリビアのスペイン広場に飾られた絵タイルを思い出し懐かしかったです。また薄桃色の塔は奇麗でした。大聖堂・教会の見学は、私達の行っている個人旅行に比べて慌ただしいものでした。ガルシア アルヴァラード邸では1900年代の上流階級の暮らしぶりを味わうつもりでしたが、スナックとピスコサワーを頂く時間も含めて20分ほどという弾丸ツアーで家具・調度品を見る時間がなく残念でした。アモール広場は見晴らしの良い断崖の上に設けられた公園で、愛を交わす恋人たちのオブジェが存在感を示していました。ここから見る海岸の景色は素晴らしかったです。なお停泊地カヤオの波止場・コンテナヤードにはテントのお土産屋が何軒も軒を連ね、安くて満足のいく買い物ができました。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:3~4時間ツアー費用:5,000~10,000円

プンタレナス(プエルト・カルデラ)

コスタリカ

4.0

寄港地観光 San Jose, National Theater, & Lunch:8:15am-15:45;$100;【選定の理由】美しい街サンホセの概要を把握するため、このツアーを選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】サンホセの街中で下車、国立劇場と黄金博物館を訪問、ロルモセル地区・メトロポリタノ ラ サバナ公園・中央市場・国立競技場等を車上見学、サンホセの西はずれにある旅行会社のレストランで昼食を取った後、観光施設エル ハルディンの土産物屋に立ち寄りました。【感想】紺碧の海は美しくプンタレナスの街はカリブ海のリゾートを連想させました。サンホセに行く途中、野生の猿を見ることができました。コスタリカは二酸化炭素削減に成功した国で環境に配慮したエコツーリズムなど観光立国としてもうまくいっているとのこと。コーヒーで成功した農場主達が子息を欧州に留学させ、経済を多角化させたことが反映しているようです。国立劇場の内部は白壁に金の装飾が美しいロココ調で北ドイツ・ワイマールの世界遺産である図書館を思い出しました。黄金博物館ではインカ時代の金製品のコレクションを見学しましたが、想像していたよりも小ぶりの製品が多かったです。ロサンゼルスの友人カップルはジャングル探検のウォーキングツアーに参加し、平地よりも涼しい中、数多くのハチドリや猿を間近で見ることができたと満足して帰ってきました。コスタリカはできればもう一度訪れ、じっくりとエコツーリズムを体験したいと思います。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:5時間以上ツアー費用:10,000~15,000円

サン・フアン・デル・スル

ニカラグア

4.0

寄港地観光 Granada, Parque Central & Shopping:8:45am-14:30;$70;【選定の理由】グラナダとニカラグア湖の美しい景色を堪能するため選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】グラナダの中央公園にて下車、サンフランシスコ修道院博物館を見学し、その後、自由時間、帰路ニカラグア湖湖畔に立ち寄り景色を楽しみました。【感想】ニカラグアは美味しいコーヒー豆が取れることが有名でアメリカの資本がかなり入っていたようです。こうした資本と結びつき国のかなりの資産を収奪し1979年に米国に亡命したソモサ大統領など、本当にひどい話だと思いました。その後も内戦などが続き今も中南米の中でも貧しい国のようです。コーヒーなど一次資源依存から何とか脱却し観光を成功させたいため、嫌な思いをした米国からの観光客にも腰を低くせざるを得ない、というガイドさんの心の苦しみが分かったような気がします。グラナダの中央公園はコロニアル スタイルの家々に囲まれ、周りの民家も緑・黄色・青と美しく彩色されていました。公園の広場では子供達も交え民族舞踊が演じられていましたが、物売りと子供の物乞いが何度も寄ってくることには閉口しました。博物館の展示品にはニカラグア湖にあるサパテラ島・オメテベ島から持ってきたマヤの石像・遺物が展示説明もなく展示されていました。色んな物をかき集めて何とか観光資源にしようとしている感じがしました(失礼!!)。ニカラグア湖はリバスの町に近い湖畔から眺めましたが、さざ波が打ち寄せ、二つの大きな島を背景に現地の人々が水遊びを楽しんであり、初めて見たスペイン人が海と間違えた気持ちが分かるような気がしました。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:5時間以上ツアー費用:5,000~10,000円

プエルト・バジャルタ

メキシコ

4.0

寄港地観光 Top 10 Best of Puerto Vallarta:13:15am-18:15;$30;【選定の理由】魅力のある街プエルト バジャルタの概要を把握するため選びました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【イクスカーション内容】マレコン遊歩道近くにて下車、聖母教会を見学、銀細工店で買い物時間を取りました。町外れの断崖に立つレストラン(El Set)に立ち寄った後、クアレ川の中洲にある民芸品市場を訪問し、テキーラ製造場で試飲を楽しみました。【感想】プエルト バジャルタは交通量も多く、ホテル・リゾートマンションの立ち並ぶ立派なリゾートタウンであることに驚きました。ロサンゼルスから飛行機で3時間と近いため、リゾートマンションの持ち主は約3分の1が米国人・カナダ人とのこと。観光資源も多いため、数多くのイクスカーションが用意されていました。私達のイクスカーションは5時間で5か所を訪問し、テキーラを試飲でき$30というツアーで、日本の日帰りバスツアーを連想しました。ただし、テキーラ試飲後(有料の)食事を取らない場合、することもなく50分も待つことになり時間の無駄だと思います。マレコン遊歩道には巨大な竜の落とし子に跨った少年のオブジェが存在感を示していました。El Setでの眺めはヤシの木と白壁・レンガ色の屋根のホテルに紺碧の海と、このクルーズの中でも屈指の美しさでした。民芸品市場は狭い道の両側に土産物屋が軒を連ね撮影対象としては面白かったのですが、Tシャツ等の衣料品が多かったように思います。

観光:船会社のショア・エクスカーションツアー時間:4~5時間ツアー費用:2,000~5,000円

ロサンゼルス(サンペドロ / ロングビーチ)

アメリカ

1) 米国入国ビザESTAについては、航海10日目にESTAを取得していることを示す物的証拠を求められ、ゲスト カウンターに提出しました。 2) 後泊のホテルはロサンゼルス(LA)空港の近くに取りました。予約していたデルタ航空のLA-東京直行便が無くなったため、シアトル経由成田行きとなりました。 3) 下船からホテルまでのタクシー乗車がなかなかスムーズに行きませんでした。 ①配られる筈の荷物タグが届かなかったためゲストカウンターに求めました; ②下船地のサン ペドロ港の受け入れ施設(ピア46)がテント張の仮設営であったためタクシーの数が極めて少ないことが予想され、恒久ターミナルのあるピア93に赴きタクシーを拾うことにしました; ③ピア46でのスーツケース受け取りにおいてケースの破損を見つけクレーム書類を作成してもらいました; ④ピア46からピア93までのシャトルバスは最後の4人で最終バスにかろうじて乗ることができました; ⑤ピア93ではバス下車後すぐにタクシーを拾うことができチップも入れてUS$65で済みました(船会社の説明ではほぼUS$100)。 以上②から④を考えるとゴタゴタしたものの私達は運が良かったかも知れません。

観光:観光していない

予約・手配(事業者)について

5.0

2017年11月にIACEにクルーズの予約を行いました。このクルーズではペルー経由にてコスタリカ・ニカアグラに入国するためイエローカードの必要性についてIACEに相談しました。この他にもIACEからは有益な出港地情報、ダイニング情報、ビザ情報などを頂いています。 【旅行代理店への期待(主人から)】IACEから①船会社の総代理店の力量・状況を正確にご説明いただき、私達からいつリクエストをどのような形で出したら良いのかアイデアを頂いています。②個人では入手することが難しい情報を頂いています。A) 船の構造、特にリバー クルーズでは階段、エンジン音などに関する情報;B) 船の航路・運航に関する情報:リバー クルーズでは夜間の運航、景観等;(以下申込以降に必要な情報としては) C) 船会社によるオペレーションに関する情報:送迎バス、支払いの精算・計算方法等;D) その他:出港地・ビザ・予防接種に関する情報です。 これまでの10回に達する予約を経て現時点(2019年2月)では、日本でも有数の知識と実力を持った方に相談ができる体制をIACEに取って頂き感謝しております。

予約・手配の方法:IACEトラベル」を利用

おすすめの方

今回のクルーズは、どのような方にオススメですか? ここではカップル向けに対象を絞って書きます。私達にとって、一か月超の旅行も11回目となりました。ダイニング テーブルでお会いする仲の良いカップルの多くの方々には、会話について暗黙のルールがあるように思います。①「男性は男性に、女性は女性に」話しかける、②カップルの相方が話をしている時には、その話を尊重してサポートし盛り上げる、という助け合いの精神(??)が、多く見られます。多分、長期航路では仲が良いカップルは増々仲が良くなり、仲が悪いカップルは仲が悪くなって破綻する可能性があるのではないかと思います?従って、このクルーズは仲が良いカップルにお勧めです。 以下は「主人から」のご参考です。 [ご参考1]出港地のブエノスアイレスには米国を経由して行くこととしました。米国への航空会社はサービスと北米・南米への今後の展開の点からデルタ航空と決めており、11か月前にネットにてチケットを購入しました。中継宿泊地としては安全性を考えてアトランタを避けミネアポリスとしたものの、強力な北極からの寒波という気候の下の宿泊となりました(トホホホ)。今後は安全面については勿論のこと、より温暖な地点に中継宿泊地を変更しようと思います。 a) 米国の都市でどこが危険なのかはサイト「NeighborhoodScout’s Most Dangerous Cities」が大いに参考になります。b) 都市を決めた後、どこのホテルが安全なのかについては、例えばアトランタではサイト「Crime Data in Atlanta」が参考となります。c)空港とダウンタウン間の交通機関の安全性は例えば「アトランタ 地下鉄」等で検索、確認しては如何でしょうか? [ご参考2]黄熱病への対応として、以下のことを考慮した末、横浜検疫所でイエローカードを取得しました。 a)厚生労働省検疫所(FORTH)のサイト「海外で健康に過ごすために」を参考にしました。 b)寄港地の中でクルーズあるいはイクスカーションにおいて黄熱病患者に接触する可能性が大きいのは、アルゼンチン・ペルー・ニカアグラ・コスタリカです。 c)ニュージーランド一周クルーズにおいては感染症が発生し、「バフェにおいて料理を自分で取ることが禁止された」という場面に遭遇しました。 d)私達の今後のクルーズにおいて、アフリカ等黄熱病発症地域を旅する可能性が大きいからです。 e)イエローカードの有効期間は一生涯と無期限です。 [ご参考3]米ドルの準備:中南米ではクレジットカードは使えないものの米ドルが利用できるので、羽田空港で米ドルを購入しました。購入額は①米国における前泊・後泊のタクシー代金と②自由時間があるイクスカーションの中でカフェに立ち寄るものとして一人10ドルで計算しました。紙幣の種類についてはチップやトイレ利用費を考えて1ドル紙幣を多くするように購入の際に希望しました。 [ご参考4]インターネット:国際電話がかけられる携帯(ガラ携)を私達は普段利用しています。必要があれば寄港地においてショートメールで対応するものと方針を決め、オンボードでのインターネットの利用は行わないことにしました。なお日本が台風等災害に見舞われやすい秋の長期クルーズについては、オンボードのインターネットの利用を検討しようと思います。 [ご参考5] 前泊・後泊のホテルはBooking.comを通して、口コミと評価を参考にして選び予約しています。私達はホテルとの関係がこじれる前に返事を下さるように、Booking.comからホテルに督促してもらうようにしています。なお、Booking.comの口コミを読めば、そのホテルではどんな問題が起こるのか予め把握することができ、口コミの英語表現を使ってホテル側に柔らかく注意を促すことができますので、問題のリスクを減らせるのではないかと、考えています。 [ご参考6]私達は海外旅行を行う際、保険についてはクレジットカード(VISAエポスカード・ゴールド)に付帯している保険を利用しています。今回は渡航先が南米であることを考え、その保険を補足する保険に追加加入しました。 [ご参考7] パスポートはチェックインの際に船会社に渡し、預け証を入手しました。チリ・ペルーの寄港地に上陸するには、入国前にキャビンに配られたカスタム・デクラレーション・シートに記入し持参する必要が有りました。

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コメント

2
mr. iinumarin
mr. iinumarin
2019年3月2日 08:30

行ってらっしゃい♡ ミネアポリスの-17℃は驚きました。 この冬、札幌の最低気温は-13℃でした。

mr. iinumarin
mr. iinumarin
2019年4月2日 08:45

平成最後のクルーズ? お疲れ様。 画像は全て拝見しましたが、投稿の方はゆっくり読ませていただきます。

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