完全保存版!【ボイジャー・オブ・サ・シーズ】乗船記『1』!

完全保存版!【ボイジャー・オブ・サ・シーズ】乗船記『1』!

2015年5月1日 12:06
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mr. fukuyama

モーターボートの設計、開発に携わる事38年。 ボートに乗る事やボート釣りが好きなので、海には慣れているどころか、陸上にいるより海の上の方が安心する半魚人です。

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さて、"下界"に舞い戻って参りました(笑



前回の【にっぽん丸クルーズレポート】に引き続き、今回もレポートしたいと思います☆

(にっぽん丸のレポートは、このブログテーマ『クルーズレポート』で見ることができます)

尚、この【Voyager of the Seas】がどんな船かは書きませんので、他のサイトで勉強して下さい。


↓↓↓↓クリック!↓↓↓↓

【クルーズプラネット】の本船紹介ページ


●どこどこに行ったー、観光したー、というレポートは殆ど書きません

●全部晒してしまうと楽しみも無くなるでしょうから、所々を省略します


そんな感じですが、今回は全2話完結で書くつもりですので、それでも超絶!長文になります

(ブログの限界は40000文字なので、1話では入りきりません)

本当にクルーズに興味がある人だけ、読み進めて、適時好きなときに挫折して下さい(笑


さて、内容の前【外国船籍のクルーズ船】に乗る時に避けられない事項が一つだけありますb

【外国船籍クルーズ船は、必ず一日は日本国外に出なければいけない】

こういう規則がありますb

ですので、【必ずパスポートが必要になります】


『海外に出るのはちょっとー。パスポートも面倒だし…』という人は、この先を読む必要はありません。

あえて言えば、【にっぽん丸】は日本船籍ですから、国内だけのツアーもありますので、そちらのレポートを見て下さい☆……でも、日本船籍のクルーズは、安いものはないですよー☆


-その1【料金編】-

では、今回のクルーズの価格のお浚いをしてみましょう。

私達が選んだのは、最も安く、海も見えない窓無しの最安値。

5泊6日で、¥89,800+必要緒経費¥31,600×2人分=¥242,000です。

因みに、博多・済州島上陸での費用を除く、船内でのアルコール・有料ディナー・カジノ・お土産に使った費用は総額¥51,000ですので、船内での総出費額は、¥293,000となりました☆

基本オールインワンでチップも含まれており、食事を食いそびれる事もなく、買い物をしなければ、追加料金は一切ありません☆


同じ5泊でも日本船籍クルーズ船では、同様の内容で軽く¥50万は超えますb


さて、注目すべきは、【子連れの場合】ですが、

もう一つの赤丸に示しているとおり、12歳未満なら、基本料金は¥10,000となります!

注)船会社によって、子供料金、年齢制限には違いがあります。また、上記+必要経費は同じだけ掛かります。


そう、人数が多いほど、子供が多いほどお得!ってワケです☆


なお、このクルーズ中に次のクルーズを予約すると、子供が居なくてもお得になります。

(なかなかそんな決断は出来ないですけどねw)

クルーズ中に船内で次のクルーズ(大体1年先まで)を予約すると、

【船内で使える$500クレジットプレゼント】+【$50値引き】+【2人目基本料金は50%Off】が適応されますb


仮に私達子無し夫婦が同じ5泊のクルーズを再予約すると、¥242,000のクルーズ費用が、

『¥191,900』となります☆

さらに船内で使った費用は¥51,000と言いましたから、ほぼ$500のサービスクレジットで賄えるわけですから、総額¥293,000⇒¥191,900/2人となるわけですね☆


-その2【部屋設備編】-

私達の部屋は窓無しの最も安い部屋です。

初入室時は、8つのメニュー(空調とか、タオルの量とか)の注文をルームキーパーが聞いてきます。

私はダブルベッドをツインのベッドに要求しました(もうダブルで寝る夫婦じゃないww( ̄▽ ̄)b)



因みに日本人向けイベントなどの前後での案内役などを除き、ほぼ【日本語は通じない】と考えて下さい。

ただ、船内スタッフは、超多国籍なので、彼らも英語が堪能ではなく、たどたどしい英語で聞いてきますので、ヘタクソ同士で、結構通じます(笑


物怖じせず、どんどん英語を使いましょう☆


部屋のサイズは、大体15㎡…日本の若干狭いビジネスホテルのツインルーム、ってトコで、TVで放映するようなスイートルームとは比較になりませんが、【寝床】と考えれば充分な広さです☆


クローゼットは、細かく仕切りが無い分広く、二人で使って余る程の容量。


シャワーブース、トイレユニットは、外国人体格に合わせ、日本船よりも若干広めです☆

因みに色んな注意書きには、英語と並行して【中国語】が。

逆に日本語併記は、船内では殆どありません。

如何にアジアのマーケットでは、中国は重要なカスタマーであると同時に、クルーズ旅行が日本人にとってメジャーじゃないのが、伺えます☆


日本船には備え付けられている【シャンプー・リンス・歯磨き・髭剃り・ムース…】そういう備品は用意されておりません。この辺が【大衆クルーズ船】なのですが、ご自分で用意しましょう☆

さもないと、日々どんどん不潔になりますよー(笑(ドライヤーと石鹸はありますb)


ところで室内の入出、そして船内のお土産や有料飲料などの支払いは、全て【シーパスカード】というカードを使います。

旅行前に、予めクレジットカードを登録しておくのですね(自分で出来ますが、英語が分からない人は旅行会社に頼む事も可能です)

クレジットカードを登録せず、現金清算のみも可能ですが、下船前の手続きとか面倒です。

登録しておけば、清算の作業等、一切無く、そのまま下船できます☆


では、次は自室を出て、船内を冒険してみましょう~☆


写真は客室廊下……それにしても長い廊下ですww

私のフロアは、全長が約250mです。

ですから、船尾の端っこの部屋の人が船首まで行って忘れ物に気付くと、往復500mを歩かねばなりません(笑

ドレスとピンヒールで武装した女性だとしたら……もはや優雅などと言ってられませんねww


-その3【船内設備編】-

ランダムに、画像をアップした順に解説します(本当にランダムですww)

一般客が歩ける階層としては14階…デッキ1~14まであります。

■カジノルームです。15台前後のテーブルゲーム(ルーレット・ポーカー・ブラックジャックなど)と、120台程度だったでしょうか、スロットマシンがあります。

■私も少し遊びましたが…$20程度で、+$70程度まで増やしても、そんな額を換金しても仕方が無いので、一気にブチ込んで終りましたw(私一人なら入り浸るんですけどねー、連れが居るから…苦笑)


■スロットマシン…"中当たり"の瞬間ww(+$23)。テーブルゲームが不安な人はスロットゲームなら投資金額も少なくて済みますから安心です。

テーブルゲームは、最低$5からとか、最低$25からとか、結構高額ですから。。。


■尚、スロットの場合は、途中でゲームをやめると、この様にバーコード証明書が発行され、これがお金の代わりになり、スロットマシンに入れると再プレイ可能です。

どの時間でカジノがオープンするか、それに気をつけておけば毎日使い切る必要はありません。

(これは、$0.06と端数になったため、記念に持って帰りましたww)


■"スポーツバーの一角"…連れが寝そべっておりますがww

お酒を呑みながらスポーツチャンネルを見れます

■デッキ13(13階)から、デッキ4を見下ろせる吹き抜け。

ガラス張りのエレベーターが走っているので、この様に見下ろせます。

エレベーターは全部で…12基くらい有ったかな?よく憶えてないww

■最上階デッキ14には、何と【チャペル】もあります☆

■船首デッキ(デッキ4に相当します) ヘリコプターの緊急発着場所でもあります。

『タイタニック』の真似事が出来ますが……船首最先端は"立ち入り禁止"です(笑

■各階に備えられている『液晶案内モニター』です☆

各国語が選択でき、色んな場所やイベントを検索できます。

老眼の人の為に(笑)、左側の船の平面図は指でなぞって拡大できますww

■急に屋外になりましたが…デッキ12にある、『ロッククライミング』です。

挑戦している人は居ませんでしたが…私の見てない時に誰かやってたのかなー?

■ここは図書室のソファーから、ショッピングアーケード『ロイヤルプロムナード』を臨める場所。

■設備じゃないですが…デッキ11からの眺め☆

■デッキ13から、デッキ12を臨む。

ジョギングトラックになっており、早朝から夕方にかけて、誰かが必ずジョグしてますww

■ウェイクボード流水ブース☆ 老若男女歓声を上げて楽しんでました。インストラクターが滑ると一段とエキサイトします。ここはデッキ12の最船尾で、絶景の海を眺めて滑る事が出来ます……顔を上げるほどのテクニックがあれば(笑

■こんな遊び心あるベンチもあります(笑

■こちらは大人専用のプール&ジャグジー

■サッカー&バスケットコート。元サッカー日本代表 水沼氏と、波戸氏のちびっこサッカー教室をやっていました。


■下に見えるのが、このボイジャーの最もエンターテイメント性が際立つ設備、『屋外映画モニターと子供も入れるプール&ジャグジー施設』です☆

廻りにデッキチェアーも多数有り、喫煙スペースもあり、飲み物も自由に飲め、眺めもよく、ゆったり休める屋外空間です☆


■夜はこんなカンジ☆


■私もしっかりジャグジーに浸かって映画見てたりしてww

■連れに激写されていましたww


■ここは船首デッキより、船橋を臨む

■デッキ4の船外通路…デッキ11以外で船外をぐるりと一周できるのは、このデッキ4のみです

(他の階は客室のバルコニーなので、外周デッキはありません)

■パターゴルフ場

■室内側のエンタメ空間は、この【ロイヤルプロムナード】というショッピングアーケードです。

無料・有料ブッフェ、スターバックス、パブバー、COACHや貴金属、化粧品、ファッションなどのブランドやお土産、免税店などが並びます。

その他、スポーツジム・エステ・スパ…沢山ありますが、この辺りで。

この次のイベントで紹介する設備もありますので。


-その4【イベント編】-


日本発着のクルーズですから、約90%は日本人の乗客です。

ですから、元々のロイヤルカリビアン(船会社の名称)の企画しているイベントの他に、日本人向けのイベントも沢山用意されています。


写真撮影不可でしたが、今回で言うと【熊本マリと石田純一ピアノコンサート】【水沼氏と波戸氏のトークショー】【織田信成選手のお母さんのトークショー】などです。

5月のクルーズでは、織田信成選手本人が出演するらしいですから、これらが無料で見れるなんてオイシい事この上なし!です☆

ミニイベントも含めると、朝9時から夜の12時近くまで、毎時間何らかのイベントがオーバーラップして開催されており、5泊程度では、全てのイベントに参加できません、マジで。それ程のイベント充実度です。

これは高年齢層が中心の日本船【にっぽん丸】では味わえなかったもので、如何に大衆向けで若年層・家族向けのイベントが多いか、エンターテイメント性の高いクルーズかがうかがい知れるものです☆


では、画像付きで、それ以外のイベントの模様を紹介☆


■スケートリンク&アイススケートショー

狭いリンクですが、スケートのショーは結構楽しめました☆

間近で滑る音を聞きながらのフィギュアはある意味ダイナミックです☆

■ミュージカル…コンサートホールでのイベントは結構人が集まります。

言葉が分からずとも、アイスショーと同様、ミュージカルも楽しめますね☆



■ジャズコンサート…ついついアルコールの出費がかさみます(笑

私にとっては好きな催しです☆


映画配給会社【ドリームワーク】のキャラクター

映画『マダガスカル』のライオン(アレックス、だっけ?w)


おっかけてくんな!(笑

他にもカンフーパンダやペンギン、シュレックなど、ドリームワークスキャラクターが一同に介して子供達を喜ばせていました☆


で、別の日もミュージカル。


またミュージカル☆

開けても暮れてもミュージカル(笑

まだまだミュージカルww( ̄▽ ̄)


これね、飽きそうに思えますが、船旅を続けているとね、日頃見ないミュージカルが楽しくなってくるのよ、これがww


■因みにショーやミュージカルを開催する『3層ぶち抜きのホール』は、ざっくり計算すると、1300人は収容できます。全乗客のほぼ3分の1ですね。椅子同士間隔も至って普通で、本格的です☆


■これはロイヤルプロムナード(アーケード街)で催された【ウェルカムパーティー】

■音響、照明効果でパーティーが始まると老若男女…特に【老】と【女】がノリノリです(笑

日本人にもこんなにノリノリになれるDNAがあるんだなぁ、とww


かくいう私もノってしまい、動画なんかは撮影してても上下左右に揺れてたりしますww


■これは、ビンゴゲーム。

有料イベントで最大$48払いました。

有料ディナー以外で最大の出費w

最大で$500、最小で$300当たってたでしょうか?

強運な夫婦は2人で別々に当てて$800もぎ取っておりました。いいなぁ…。


-その4【食事・ダイニング編】-


さて、ここまで華々しい事を書いてきましたが、最もフラストレーションが溜まったのが【食事】!です!!


まー正直出るもの出るもの、大味でマズいのなんの…

■ムール貝パスタ…これはまだマシだったな…

■ササミ鶏の様な味のないディナー…

■兎に角焼き方がいい加減、味もまるでなっちゃない☆

アメリカ人らしい? 料理の数々・・・こればっかりは、幾ら旅行代金に含まれるとはいっても"閉口"…お年寄りには酷な料理です。


■三段ぶち抜きフロアーのダイニングで、華やかに見えますが、正直【ガストのハンバーグ】でも食っている方が数倍マシ、ってもんです(笑


最後にダイニングスタッフ勢ぞろいで何故か【加山雄三】を合唱してたという…苦笑

それでも働いていたスタッフには感謝です☆


尚、船内をうろついていると、【有料ダイニング】から、"ディナーの売り込み"があります。

和食の【イズミ】なんて有料レストランもありますが、【チョップスグリル】という店で一日ほど、有料ディナーを食べました。

お酒が呑めない人なら、$28でコースが食べられます。

私は、ワインをボトルで頼みますから……それだけで$70超えます(苦笑

量的には……私は完食しましたが、連れはメインディッシュの2割も食べきれず…という充実度ですw

味も無料ディナーに比べれば別格……

『安いクルーズ、美味いもの食べたきゃ金出しな!』って事です☆


さて、私も息切れしてきましたので、ここらで『第1話』完了です☆

この次は【外出編】【現実と気付き編】などで〆たいと思います☆

第2話は…いえ、直ぐにアップしますよー☆

シリーズ

2015 ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 日本発着クルーズ

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クルーズの経験はまだまだですが、子供の頃から海に親しみ、そのままクルーザーなどボートの設計者になっちゃいましたww 私の名前…美洋(よしひろ)…英語にすると、ビューティフルオーシャン(爆 三代船乗りの家系で、付くべきして付いた宿命の名前だったかな、と(苦笑 時にはチョイとズレた視点でクルーズと海関係のblogをアップしてみたいと思いますb

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