ピアノ ランド、もうすぐ横浜初来航!

ピアノ ランド、もうすぐ横浜初来航!

2020年1月24日 20:05
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mr. punipcruises

船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com

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いよいよ一週間後の2月1日、バミューダ船籍の中国客船、ピアノランド MS PIANO LANDが「やっと」横浜港にやってきます。

もう西日本の港には昨年秋から入っていますが、関東にまで足を延ばすのは今回が初めて

7万トン足らずの中型クルーズ客船ですが、横浜港の初入港客船はこの船が最初なのでとても楽しみです。

もともとは英国の老舗クルーズ会社(と言ってもいまや米国カーニバルの子会社ですが)のP&Oがオリジナルブランドとしては1961年のキャンベラ以来実に34年ぶり(1995年)に新造したオリアナORIANAという客船でした。
外観デザインもそのキャンベラを彷彿とさせるものになっていながら、船名はかつてキャンベラと並んでP&Oのダブルフラッグシップだった先代のオリアナにちなんで付けられています。

これがキャンベラのイラスト

私には珍しい色鉛筆画です。

こちらが先代オリアナ、キャンベラに比べるとだいぶ雰囲気が違いますね。

だいぶ前の絵で画像が粗らくてすみません

これまでP&Oクルーズ最古参、最小の船として頑張ってきましたが、昨年とうとう中国に売られてしまい、現在はバミューダ船籍の中国マーケット向けのクルーズ客船として上海をベースに極東水域で活躍しています。

オリアナ時代には1998年の3月にワールドクルーズで来日、横浜港では同じくワールドクルーズで寄港中だったRMSクイーンエリザベス2とやはりワールドクルーズに旅立つ日本の先代の飛鳥と鉢合わせすることになりました。

6隻同時入港が実現するであろう現在の横浜港ではたいして珍しくないシーンなのですが、当時としては日本のひとつの港に3隻のクルーズ客船が並び、しかもその一隻が一世を風靡したあのQE2ということで大きな話題となり、横浜港には数十万人もの見物客が押し寄せました。

私もとても見に行きたかったのですが仕事でどうしても抜けられず、悔しい思いをしたことを覚えています。

これが当時の3隻の接岸状況を描いたイラスト


毎度ふざけたイラストで申し訳ないですが、ご覧になってお分かりのように当時、大さん橋は現在のターミナルになるための改装工事中でQE2一隻しか停泊できず、飛鳥が現在、横浜ハンマーヘッドと言う名前で再生した新港ふ頭ターミナル(私もこの前年にここから飛鳥に乗船しています)、オリアナは現在、動く実物大ガンダムを建造中の山下ふ頭に停泊していました。

レストラン船のロイヤルウイングも新港ふ頭に泊まっていますが、チケット販売はどこでやっていたのか定かではありません。

そして今回の22年ぶりの横浜来航もどういうわけか、大さん橋ではなく、巨大船の停泊する大黒ふ頭となっています。

上の絵の通り22年前はベイブリッジをくぐってますし、当日は大さん橋はガラガラ

なぜ大黒ふ頭なのか理由はわかりません。

そしてサムネイルのイラストはベイブリッジのスカイウォーク通路から見た大黒ふ頭に停泊中のピアノランドの姿です。

イラストでは右舷接岸の入船になっていますが、今のところ横浜市港湾局のサイトでは接岸の向きは確定していませんのでもしかしたら出船接岸かもしれませんのでご承知おきください。

ちなみに、この日の入港は6:30で出港は17:00、土曜日なのに意地悪にもスカイウォークはオープンしていませんので遊覧船に乗ってみるか、入出港時を狙うしかありませんね。

<1月26日追記>
*ピアノランドの横浜寄港は上海からの来航で新型コロナウイルスの拡散の懸念があるため、今回は中止となりました。

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横浜港のクルーズ客船

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