B.C.フェリーで訪れたビクトリア日帰りツアー

B.C.フェリーで訪れたビクトリア日帰りツアー

2016年10月17日 00:00
mr. shibataのアイコン

mr. shibata

1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。

プロフィールを見る
バンクーバーに6日間滞在し、日帰りでビクトリア観光をしました。バンクーバーでは公共交通機関を利用しての観光でしたが、ビクトリアに行くのはバス、フェリーで乗り継いで片道5時間位かかるので、ビクトリア日帰りツアーを申込んで行って来ました。運転手兼ガイドさんは奄美大島出身でバンクーバー近郊に在住のIさん。Iさんは英語を勉強するのが嫌いだと言いながらも38年前にアメリカに移住され、現在はカナダでガイドをされている筋金入りの観光ガイド。歴史や文化に詳しく博識なガイドさんで、観光のポイントや撮影ポイントやお土産のアドバイスなどをしてくれて、とても素晴らしい日帰りツアーができました。ビクトリアに着いた時には雨が降っていましたが、午後からは晴天となりビクトリアの美しい景色が映えました。地形の関係でビクトリアの年間降水量はバンクーバーの半分との事でした。

バンクーバー南部のトウワッサン港で乗船を待つ自動車。長蛇の列を見てバンクーバーとビクトリアを結ぶ生活に密着した重要な航路である事を実感。

乗船まで時間があり、売店まで散策。

これから乗るB.C.フェリー。(B.C.はブリティッシュ・コロンビアの略)バンクーバー南部のトウワッサン港とビクトリア北部のスワーツ・ベイ港を結ぶ。途中、アメリカの領海も通過します。

バンクーバーとビクトリアを結ぶ生活に密着したフェリーだけに続々と来場する自動車も乗り慣れておりスムーズに乗船

往路はB.C.フェリーのCOASTAL CELEBRATIONに乗船し、早速デッキに行き陸地を眺めました。

乗船したCOASTAL CELEBRATIONのファンネル。<シップデータ>2008年ドイツの造船所で建造、総トン数10000トン、全長160メートル、乗客・船員定員1604名同型船:Coastal Inspiration

船内のビュッフェ式レストランの風景

ビクトリアまでの航路の後半は島々の間を通り、瀬戸内海を航海しているような感じがしました。

森の中に別荘風の家が建っていました。

スワーツ・ベイ発トウワッサン行きのSPIRIT OF BRITISH COLUMBIAが右に旋回しながら静かに姿を現しました。

<SPIRIT OF BRITISH COLUMBIAのシップデータ>1993年カナダ・ビクトリアで建造、総トン数11642トン、全長167メートル、乗客・船員定員2100名同型船:SPIRIT OF VANCOUVER ISLAND

SPIRIT OF BRITISH COLUMBIAを真横から撮影。僚船とのすれ違いを見て,太平洋フェリーの茨城県沖のすれ違いシーンを思い浮かべました。

1時間半の航海中、乗船客はデッキを気ままに散策し、移り行く景色を満喫。

スワーツ・ベイ港に到着し、真っ先にブッチャート・ガーデン(The Buchart Gardens)を訪れました。ブッチャート・ガーデン入口に掲示のポスター

ブッチャート・ガーデンはジョニー・ブッチャート氏が夫人と共に石灰石採掘場の跡地に花を植えたのが始まり。庭園は想像していた以上に大きく且つ綺麗でサンクン・ガーデン、ローズ・ガーデン、日本庭園、イタリアンガーデン、地中海の庭園が整然と分かれています。

高さ21メートルまで噴き上げるロス噴水(Ross Fountain)庭園60周年を記念してブッチャート夫妻の子孫(イアン ロス)が建設。

日本より一足早く華麗な紅葉を観賞できました。

日本の葉よりも大きくて色鮮やか!

紅葉の色もカラフル

花々が咲き誇る春夏の想いを馳せながら、代わりに素晴らしい紅葉を観賞

イタリアンガーデン

ブッチャート入江を望む場所に造られた日本庭園の赤い鳥居

もうすぐハロウィン

インナー・ハーバーには沢山のヨットやクルーザーが係留。

観光名所ともなっている州議事堂。1897年まだ25才だったフランシス ロッテレべリーが建築。

ランチは名物デリ「Sam's Deli」。シナモンロールとサンドイッチと温かいクラムチャウダー

南に州議事堂、西にインナーハーバーを見下ろす好立地に建つ最高級ホテルのフェアモント・エンプレス。イギリス様式の優雅な外観に見惚れる。銅像はイギリス海軍士官「ジェームスクック」。

フェアモント・エンプレスの1階ティーロビーではピアノ演奏がされていました。

格調高いフェアモント・エンプレスのロビー

ビクトリア発祥の地 バスチョンスクエア

州議事堂前の道で驢馬がベビーに熱い視線

左側がこれから帰路で乗船するSpirit of British Columbia、右側がQueen of Cumberland

スワーツ・ベイ港

Spirit of British Columbia船内の歓迎ボード

帰路の船上からの夕焼け風景

途中ですれ違った前後対称型のCoastal Celebration<シップデータ>2008年にドイツの造船所で建造、総トン数10000トン、全長160名、乗客・船員定員1604名同型船Coastal Inspiration

コメント

まだコメントは投稿されていません。

コメントを投稿する

コメントの投稿にはログインが必要です。

Shibata Blog

このブログについて

Shibata Blog

Shibata Blog

このブログの他の記事

ブログの一覧へ
MSCベリッシマでMSCヨットクラブを体験

MSCベリッシマでMSCヨットクラブを体験

#MSCヨットクラブに乗船のチャンスが到来  日本に来港したクルーズ船で最大のMSCベリッシマに一度は乗ってみたいと前々から思っていた。そしてヨットクラブを利用した船友達から体験談を聞いて、いつかヨットクラブを是非体験したいと思っていたが、チャンスが到来した。 自分にとってはヨットクラブは高嶺の花と思ってい

記事を読む
初代・飛鳥の1991年クリスマス・デビュー・クルーズの思い出

初代・飛鳥の1991年クリスマス・デビュー・クルーズの思い出

飛鳥Ⅱが2025年に最後の世界一周クルーズ、飛鳥Ⅲが2025年夏に就航を予定しており、日本のクルーズ船は新しい時代を迎えるが、初代の飛鳥が1991年に日本最大の客船として就航した時に一人の熱烈な船旅愛好家(故 久米生光さん)により、完成したばかりの飛鳥を全船チャーターし、クリスマス直前に名古屋~神戸~名古屋・2泊3日

記事を読む
待ちに待った国際クルーズ船の来港

待ちに待った国際クルーズ船の来港

いよいよ3月から外国籍船の国際クルーズが再開されました。欧米では半年以上前から国際クルーズが本格的に再開されたので、昨年10月にスペインのバルセロナに飛んで再開後のクルーズを体験してきましたが、バルセロナ港ではクルーズ船がたくさん来港しており、いずれも乗船客がいっぱい。世界中の人達がクルーズ再開を待ち望んでいたことを

記事を読む
クルーズは世界平和の象徴

クルーズは世界平和の象徴

#遠くなったロシア  ロシアがウクライナに侵攻してから100日以上経過するも一向に収まる気配がない。 ロシアは世界から孤立するばかりである。 コロナ禍で海外旅行に出掛けられないと思っていたら今度はロシアのウクライナへの侵攻で行けなくなり何とも恨めしい。 知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZU

記事を読む
ますます進化する新造フェリー

ますます進化する新造フェリー

11月20日に就航したマリックスラインのクイーンコーラルクロスの処女航海に乗船してきました。 生活物資を運び、島民にとっては生活の要で離島航路の期待の新造船なので、初就航クイーンコーラルクロスを祝して、どこの寄港地でも島の人達から盛大な出迎えや見送りをしてもらい、快適な船内で今迄のフェリー旅とはひと味違う楽しい船旅

記事を読む
ワクチン効果でコロナ収束後の海外旅行解禁、海外からのクルーズ客船の受け入れはいかに?

ワクチン効果でコロナ収束後の海外旅行解禁、海外からのクルーズ客船の受け入れはいかに?

大規模接種センターが開設されたお蔭でやっと予約ができ1回目のワクチン接種ができた。4週間後にもう1回接種しなければならないが、1回目接種だけで何という安心感!?  今まで新型コロナウイルスの感染者数が脅威的なパンデミック状態で鎖国状態だった欧米各国はワクチン接種率が高まり、アジア各国よりも一気に優勢となり、満を

記事を読む