客船アルバトロスが名古屋港に初入港。加藤清正丸に乗って撮り船と中川運河遊覧

客船アルバトロスが名古屋港に初入港。加藤清正丸に乗って撮り船と中川運河遊覧

2019年3月24日 00:00
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mr. shibata

1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。

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 客船アルバトロスが名古屋に初入港しました。
1970~90年代初めに活躍した往年の名船「ロイヤル・バイキング・シー」の後身です。1974年5月に初来日した時に神戸港で対面して以来の再会です。まるで青春時代の彼女に40年ぶりに再会したような心境です。

当時としては珍しく客室の8割以上がオーシャンビューで、デビュー40周年を迎えた2013年に再改装され、船内施設も今日風に改められたようです。日本には2015年のワールドクルーズで「アルバトロス」として初寄港して以来の寄港です。

<アルバトロス・シップデータ>
総トン数28,518トン、全長205m、全幅25.2m、喫水7.5m、
旅客定員940名、乗組員330名、就航1973年
1991年にロイヤル・クルーズ・ラインへ移籍し、「ロイヤル・オデッセイ」と改名。その後、「ノルウェージャン・スター」「クラウン」と名を変え、2004年から初代飛鳥(現船名はアマデア)と同様にフェニックス・ライゼンにチャーターされて現船名。

予定では午前7時入港でしたが9時入港となり、いつもの場所でお出迎えする事ができました。

40年ぶりに青春時代の彼女に再会したような気分です。かつてはワンランク上の最新鋭の豪華客船としてデビューしたロイヤル・バイキング・シーに再会。

レジャーランドのような施設がある最近の客船とはひと味もふた味も違う惚れ惚れする船型です。尖った船首が魅力的

船齢は45歳の老嬢ですが、いまだ容色は衰えない往年の美人女優のようなエレガントな気品を感じます。

ドイツを感じさせるフェニックス・ライゼンのファンネル

なかなか回頭しないので左舷着岸かと思いきや左回りで旋回を始めました。

西方向に船首を向けて右舷着岸しました。

ALBATOROSはゴルフ用語ですが、どういう意味での船名なのかは知りません。

船首にはフェニックス・ライゼンの社旗

日本の国旗と国際信号機

続いて海上からアルバトロスを撮影しようと『クルーズ名古屋』の加藤清正丸に乗船。同じくアルバトロスをお出迎えに来ていたツアーステーションの加藤社長が見送ってくれました。

加藤清正丸の船長は何と女性の船長。この時の乗船客は少なく貸切同様だったので、アルバトロスを撮りやすいように船を進めてもらったり、スピードを落としてもらったりとサービス満点。すっかり運航している東山ガーデンと美人船長のファンになりました。

アルバトロスを正面からパチリ。

この位置からの写真は遊覧船に乗らないと撮れません。

こんな景色を見ている時が一番幸せです。

今日は快晴で絶好の撮影日和

名古屋港のランドマーク・名古屋港ポートビルとのツーショット

ツーショットをもう一枚パチリ。

ガーデンふ頭3号岸壁に着岸中のアルバトロス

中川運河便以外の金城ふ頭便にも就航の東山ガーデン1号クルーズ名古屋は水上バスからしか眺められない名古屋の風景がもりだくさん!

水族館の西側に停泊中の名古屋港管理組合所属の港務艇「ぽーとおぶなごや2」。船内には楕円形のテーブルが配置され、リクライニングシート、回転シート、前後にスライドするシートなど豪華な造りの豪華クルーザー。

国交省の「海洋環境整備船 白龍」が停泊。双胴船で海洋のゴミや油回収もできる清掃船。

これから中川運河の閘門に入ります。1週間ほど前に本場パナマ運河を通航してきたばかり。これからパナマ運河の復習をします。中川運河は全長8.2kmでパナマ運河80kmの1割の長さ

現在の水深は2.0m。水深が0.4mになると閘門内に進入します。

やがて水深は0.4mになり青信号となり閘門内に進入。黄色い橋は いろは橋。

旭丘高校のボート部の皆さんがレガッタ練習していました。

中川運河の中は潮の影響もなく穏やかなので川鵜の憩いの場。水鳥や魚といった水辺の生物も間近で見ることも!

大型ショッピングセンターのLalaport出店に伴い、新たに乗降場「みなとアクルス」ができて便利に。(地下鉄・港区役所駅から徒歩5分)ガーデンふ頭から30分で到着。

みなとアクルスで停泊中の加藤清正丸

前方の青い橋は水道が通っている橋。運河の中央に橋梁がなければ この運河内でレガッタの国際大会が開催できたかもしれないと船長が教えてくれました。

反航していく前田利家丸

加藤清正丸と前田利家丸は同型船。

中川運河が最盛期の時には1日250隻の船が行き交っていたが、現在は貨物船が2、3隻らしい。貨物積み下ろし用のクレーンの跡

名古屋駅周辺の高層ビル群が見えてきました。

天気が良くて風のない日には水面が鏡のようになり高層ビル群が映り素晴らしい景色が見えると船長が教えてくれました。

中川運河や高層ビル群が良く見えて人気の喫茶店。喫茶店の中にいるお客さん達が手を振ってくれていました。

建設中の雨水ポンプ場

雨水ポンプ場の周辺は整備され遊歩道や公園も

将来はささしまライブからガーデンふ頭まで遊歩道ができるらしく、ささしまライブから近いこの地区は造成中でした。

間もなくささしまライブに到着。天気も良く地上からでは見られない素敵な景色を満喫できました。

ささしまライブの乗降場に到着した加藤清正丸ガーデンふ頭から約1時間でささしまライブに到着。『クルーズ名古屋』は地上からでは見られない景色を水上から観れて、たった900円で名古屋観光ができるとても素晴らしい交通手段です。中川運河周辺はとても魅力的なスポットなので、名古屋の都心から港へ行ける新しい交通手段『クルーズ名古屋』をもっともっと沢山の人に知ってもらいたい!!!

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