
匿名ユーザー
2019年10月27日13日間 / 12 nights / 13 days, round-trip Mediterranean Legends
Medieval Piran: (9:30am -13:30 x $89.95 x Moderate) 【ピラン観光の意義】コペルは古き良き時代の面影を残す貿易港がある街です。一方ピランには中世の建築物・遺跡が残っており、言わば野外博物館です。ピランは13世紀末からナポレオンに降伏する1797年までヴェネツィア共和国の支配下にありました。 【選定理由】トリップアドバイザーの口コミ数の点でピランの方が圧倒的に多いことからコペルよりも観光資源の点で魅力的と考えこのツアーを選びました(イクスカーション候補10件の中から選択)。 【イクスカーション概要】コペルからピランまでドライブ、ピランではガイド付ウォーキング・ツアーを行い、聖フランシス教会、聖ジョージア教会を訪れ、ユダヤ人広場にて解散、自由時間となりました。 寄港地観光の詳細、アクティビティ 【コペルからピランまでの車窓風景】ピランまでは片道30分間のドライブ、右側の席を選んだことで、紺碧の海とビーチ、伝統的な塩田の景色が良く見えました。街の中心から歩いて10分ほど離れたところで下車しました。帰りは自力でバス停に辿り着く必要がある為、バス停の所在を覚えておく必要がありました。 【ガイドツアーの状況】約2時間弱のガイドツアーでした。ピランは他の寄港地同様、狭い路地が入り組んでおり、歴史を感じさせる石畳の起伏に富んだ路地と、どこを撮っても絵になる魅力的な街です。幸いにも天気が快晴になったこと、観光客が少なかったので充実した時間を過ごすことができました。 聖フランシス教会の建造は14世紀に遡り、バロック・リノベーションを経て現在の姿に至っています。教会の中の装飾品は持ち去られ、一部壁画もはぎとられ、無残となった歴史を語るガイドさんの語り口には憤りが感じられました。タルティニ広場正面に立つヴェネツィアン宮はヴェネツィア・ゴシック様式の建物で、石の彫像のある白壁に茶色の窓枠が花で飾られており、美しい佇まいが記憶に残りました。聖ジョージア教会は町一番の高台にあり、紺碧の海に臨むオレンジ色の屋根の続く街並みが印象深かったです。 【フリータイム】フリータイムは45分間と余裕があったものの、地図もなかった為、バス停になるべく近いカフェを見つけ、そこで一休みしました。 【思いがけない出会い】女性ガイドのテナさんは現代史を振り返って現在は経済的にも豊かに成りつつあることから1991年のユーゴスラビアの崩壊・分裂は良かったという思いを語っていました。スロヴェニアの人達はイタリア語とスロベニア語のバイリンガルで、文化的にもイタリア的なものが数多く見られました。一方、歴史の上でイタリアから迫害を受けており、イタリアに対して複雑な思いを抱いていることが分かりました。 【イクスカーションをした後で】ピランからコペルまでバスで移動した後、波止場では出国審査を受ける為の乗船客の長い列ができていました。スロヴェニアはユーロが使える、カソリックが90%の国、一方隣国のクロアチアは通貨をクロアチア・クローネとする非EC国です。従ってクロアチアからECのスロヴェニアへと流れ込む人たちは多く、入国審査はそれなりに厳しいのではないかと思いました。 【今後の展開】ピランの観光について言えば、もう少し長い自由時間が望ましかったのですが、このツアーで十分だと思います。コペル観光は今回経験できませんでしたので、機会があれば挑戦したいと思います。
寄港地での過ごし方









