完全保存版!にっぽん丸クルーズ!【VOL.3】

完全保存版!にっぽん丸クルーズ!【VOL.3】

2012年8月13日 14:50
mr. fukuyamaのアイコン

mr. fukuyama

モーターボートの設計、開発に携わる事38年。 ボートに乗る事やボート釣りが好きなので、海には慣れているどころか、陸上にいるより海の上の方が安心する半魚人です。

プロフィールを見る

さて、遂にクルーズもこのレポートも後半戦!(笑)


因みに昨日日曜日、TV【奇跡の地球物語】で、VOL.2で記事にした、『大洗海上花火』の特集をやっていて、バックに【にっぽん丸】が大きく映っていましたよ☆


なんか自分がそのTVに映っている【にっぽん丸】に乗っていたんだなぁ…と考えると何とも不思議な気分です☆


3日目は、茨城県大洗から移動して、熱海沖にある『初島』に上陸。


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

熱海沖に浮かぶ離島【初島】は、夏は海水浴客であふれるリゾート島です☆

【富士急マリンリゾート:初島】


ただ、初島はクルーズ船では小型の部類に入る【にっぽん丸】ですら、接岸できる港がありません。

なので『テンダーボート』でピストン輸送です。


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

この『テンダーボート』は緊急時は脱出用救命ボートであり、今回の様な港に接岸できない場合は、いわゆるお客様の『連絡船』になります。


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

グイーン・・・と下して・・・


ジャッポーン!っと☆

ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

非常に小さいボートですが、緊急時には、150名以上が乗れます。

今回の様な連絡船として使用する場合の定員は110名ほど。
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

しかし、そもそも『救命艇』ですから、乗心地は大変悪い!☆

で、エアコンも無い状態で、今回なんかは大変蒸し暑く、100名程度が乗り込んでいるのを待つ間に揺れで気分が悪くなる人も居ます(笑)
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary


私はボート設計者の端くれですから、壁を叩いたりして板厚を確認したり、 どこに浮体(船が沈まない為の浮力を持った素材)があるのか、このテンダーボートをジロジロ 確認してたりして(笑)  職業病だナw
あまり船内を動き回るので、スタッフに注意されてしまいました(苦笑


この日はこんなカンジでちょい派手目なポロでお出掛け(笑
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

何故か『初島』で一杯撮影した画像が消えてしまっているので多くを

割愛致しますが、、、とにかく暑かったです☆


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

初島には【グランドXIV(エクシヴ)初島】があります。

ここでも、『にっぽん丸専用最上階ラウンジ』が儲けられ、ノンアルですが、カクテル飲んだりお土産までもらって至れり尽くせりです☆

ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

初島アイランドリゾートから、沿岸で停泊する【にっぽん丸】を望む☆
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary


指でつまんでみたりしてwww
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary


連れにも『にっぽん丸』手の平に乗せたりして(笑

ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

そんなこんなで水着を持ってくるんだったと後悔した初島(笑)

めっちゃ暑かった!☆


で、乗客全員が初島から【にっぽん丸】に戻った頃には日が暮れ…


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary


皆さん、何を見ているかと言うと…
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

初島沿岸に投錨していたので、『アンカー(いかり)上げ』の作業をしきりに眺められていましたwww
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

皆さん離着岸やアンカー揚げ降ろしは結構真剣に見てます。

やっぱ珍しいし、こんな大きな船の運航作業を間近に見れるのは何気に迫力ありますからねー☆


そして今回のクルーズの最後のメインメニュー、

【熱海海上花火】鑑賞の為、熱海港に最接近します☆


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

熱海に接近してる間、ディナーを食べておりましたが、食べ終わった頃はすっかり日も暮れ、既に熱海港の花火を打ち上げる近くまで来ておりました☆
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

さて、花火の感想ですが、、、


30分で3000発…つまり1分に100発という大変密度の濃い花火大会で、且つ陸上では見れない位置…熱海の夜景を向こうに携えての花火鑑賞…


連れが、

【今まで見た中で、最も思い出に残る花火だった】と。

…それが如何に迫力があったかを表現する一言です☆

(よし、これでまたクルーズに行けるチャンスが出てきたぞwww)


そうそう、この花火…どんな仕掛けか分かりませんが、【20秒くらいユラユラとイモムシみたいな光が空中を漂って】おり、なんとも不思議な花火で、みんな『おやあ?』『なんでなんでー?』とか、普通の花火鑑賞とは違った歓声が挙がってましたよwww
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

まぁ、しかし・・・
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

地上でバクハツしてんじゃないかと思うほどの迫力☆
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

最後は2尺球か何かの巨大花火の一斉打ち上げでしたが、写真はありませんw


だって…写真撮ってたら自分が見れませんから~(笑)


とにかく…人生最高の花火でした☆


ということで熱海をバックに沖へ出港。熱海よ、さらば!☆
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

そして500人以上乗っているはずの『にっぽん丸』ですが、やっぱり皆さっさと室内へリターンwww


私と連れは暫く『貸しきり状態の7階デッキ』で寛いでおりました☆

これ…画素の粗い写メですが、我ながらなかなか良いアングルです(笑


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary


因みにこの夜はクルーズ最終夜でしたから、デッキ上にはあまり人は見かけないものの、結構みなさん積極的に自分の部屋を飛び出し、テーブルゲームやら、カジノで『疑似ギャンブル』やら楽しまれていた様です。


という事で、【VOL.3】はこれにて終了☆ 次回は最終日!

レポートも間もなく終了です☆
ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary


★★★★ 付録(船上風景) ★★★★


ここは7階船主側にある【ホライゾンラウンジ】。

中央に操縦席みたいなのがあって双眼鏡もある、もっとも見晴らしの良いラウンジです。


写真には写ってませんが、このラウンジ左舷側には茶室もあります。


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

クルーズ船では移動中、お客様が退屈しないように色々な小イベントが催されています。


丁度オリンピック開催中でしたから、『お客様対抗オリンピック大会(笑)』とかもやってましたし、手品ショー、船長のトークショー、エステ、様々な習い事などやミニゲームもやってます。


気に入ったメニューを選んで楽しむも良し、新しい自分を見つけるため、習い事に挑戦するのもアリでしょう☆


この画像は、茨城県大洗港に入港する時の写真ですが、

船長が指示を出しつつ、自分の手で操作し、着岸している光景。


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

大型船の操船というのは役割が明確で、『難易度が高い海域になる程、上の位の人が操船』します。


つまり、【船長】・【一等航海士】・【二等航海士】・・・と続きますが、衝突や座礁の危険の低い外洋は二等航海士が受け持ち、航路など船の往来が激しいところでは一等航海士、離岸、着岸など、細心の注意を払う必要のある操船は船長がやる、という事です。


何百人、場合によっては何千人もの人の命を預かる旅客船…安全な航海の為にきちっと規律、規制、ルールがあり、運用されているんですね☆


さて、クルーズの醍醐味といったらやはり『見知らぬ人と語り合う』事でしょう☆


写真は2日目のディナーをご一緒させて頂いた名誉教授夫妻。


ふくやまくんの行き・当り・バッタリOTL Diary

初日のディナーでは、1テーブル開けたところに座っていたそうで、『貴方達の(あの間違い)結婚記念日のケーキが回ってこなかったわ』と、上品な奥様が笑って話掛けてくれました。


縁というのは不思議なもので、3日目もウェイターが案内してくれた相席に再びこの夫婦が座っておられて、また話が弾みました☆


私に関しては、船内にはタバコ部屋が2ヶ所しかなく、私と同じタイミングでタバコを吸いに来るオジサンと会話が弾み、すっかり『タバコ部屋仲間』が出来たりも…笑


『にっぽん丸』という【小国】。勿論色んな人が乗っていて全員と仲良くなれるワケではありませんが、色んな催しやゲームなどに一緒に参加していると、初対面でも気軽に話が出来たりして、それも他の旅行とはまた違った味わいがありますよ☆


では、次回最終回をお楽しみに!☆

シリーズ

2012 にっぽん丸 花火クルーズ

シリーズページを見る
現在 3 本目
No Image

次の記事

完全保存版!にっぽん丸クルーズ!【最終回】

関連する乗船レビュー

コメント

まだコメントは投稿されていません。

コメントを投稿する

コメントの投稿にはログインが必要です。

F’s Beautiful Ocean

このブログについて

F’s Beautiful Ocean

クルーズの経験はまだまだですが、子供の頃から海に親しみ、そのままクルーザーなどボートの設計者になっちゃいましたww 私の名前…美洋(よしひろ)…英語にすると、ビューティフルオーシャン(爆 三代船乗りの家系で、付くべきして付いた宿命の名前だったかな、と(苦笑 時にはチョイとズレた視点でクルーズと海関係のblogをアップしてみたいと思いますb

このブログの他の記事

ブログの一覧へ
クルーズで絶対譲れない信条や絶対持っていく携行品って?

クルーズで絶対譲れない信条や絶対持っていく携行品って?

皆さま、クルーズ出発前は随分長い期間を掛けてワクワクしながらスーツケースに荷物を詰めていませんでしょうか。  勿論私もですw  私の場合、大体乗船の3週間前からじわりじわりとスーツケースに荷物を詰め込んでいます。  さて、色んな方のクルーズブログを拝見すると「持って行くと便利なグッズ」という

記事を読む
船酔いのメカニズムとクルーズ船で酔いにくい位置とは

船酔いのメカニズムとクルーズ船で酔いにくい位置とは

まぁ、このBlogを読んで頂いている方はクルーズ旅行練達者、そして適正者の方が多いでしょうから船酔いにも強いとは思いますが、自分は強いと思っていても例えばフェリーに乗り換えてみたら酔ってしまったりとか、通船のテンダーボートに乗った途端瞬殺で船酔いを経験したという人もいると思います。  私は成人になってから

記事を読む
【個人的見解…22年11月現在の日本発着クルーズ船運航ガイドライン】

【個人的見解…22年11月現在の日本発着クルーズ船運航ガイドライン】

※あくまで私見ですので、予めご理解の上、読み進め願います 11月15日、日本国際クルーズ協議会(JICC)より、「国際クルーズ運航のための感染拡大予防ガイドライン」が発行され、来春からの外国船籍のクルーズ船運航再開が報道された。 これを喜ばしいニュースと受け取る方も多いとは思うが、私は大いなる不満と不可解さ

記事を読む
太平洋フェリー乗船レポート〚画像満載〛

太平洋フェリー乗船レポート〚画像満載〛

クルーズプラネットさんの太平洋フェリーを使用した企画「名古屋⇔札幌7日間」を利用しました。  実のところ、2人計100歳を超える私達夫婦だと他にもお得な割引特典があり、クルーズプラネットさんにお願いするよりも個人で予約した方が更に安上がりだったのだが、クルーズ旅行の予約とキャンセルを4度も繰り返していることもあ

記事を読む
実録(笑):イタリア・ポルトフィーノの奇跡

実録(笑):イタリア・ポルトフィーノの奇跡

クルーズの旅から話題はズレるものの、連れも私も地中海クルーズに行きたい…と若干ウズウズしており、その想いが頭にしがみついて離れないので、クルーズに僅かに(笑)カスる昔話を一つ。 今から15年前、2006年当時、私は一つの課題に直面していた。 自分が設計総指揮を執っていた3,000万円級のモータークル

記事を読む
【にっぽん丸クルーズ中止…耐え難きを耐え、忍び難きを忍び…】

【にっぽん丸クルーズ中止…耐え難きを耐え、忍び難きを忍び…】

2021年年始早々、何とも残念な記事を書くことになりましたが、1/11より乗船予定だった 【&クルーズ東京~別府】のにっぽん丸クルーズは中止となりました。 日々、国内のクルーズ動向を気にかけているクルーズファンであれば、日本船籍のクルーズ船が運航を再開したのは勿論、今現在、このにっぽん丸や飛鳥Ⅱ、ぱしふぃっくびい

記事を読む