セレブリティシルエット乗船記カリブ海7日間―スイートキャビン訪問体験

セレブリティシルエット乗船記カリブ海7日間―スイートキャビン訪問体験

2018年11月19日 14:44
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ms. madamcurious

2014年にダイヤモンドプリンセスにのったとたんに中毒。 なんでもこれは船ではとか船にとか 毎日クルーズのことを考えられずにいられません。 海と船の素晴らしさを 皆様にお伝えしたい!

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今回のクルーズは、昨年の春のクリスタルシンフォニーのハワイ航路で出会ったアメリカのリタイアカップルに誘われてのカリブ海初体験。

別々に示し合わせて購入してから、船で出会いましょうということで、スカイプで連絡を取り合っていました。

何しろ2,000人以上の人が乗船するわけですし、出会うのはむずかしいので、部屋番号だけはうかがっていたのですが、私たちはチープなインサイド、あちらはスイートです。

テキサスでピアニストをしていらした女性と、お仕事はお聞きしていないのですが、9年付き合っているという男性。
2人ともにリタイア後メキシコに住まいを移して、リタイアライフをエンジョイしている方たちです。

普段はリージェント・セブン・シーズがお気に入りとも聞いています。
クリスタルでも別々の部屋をとっていらしたくらい、セレブな方たちです。

出会いは不思議なもので、何だか一緒にクルーズに行くはめになっていたのです。
ちょっと、エキセントリックなカップルです。

とりあえず部屋番号をたずねてみたら、どうも御留守のようでした。
メイドさんに、我々が来たことを伝えててもらい、後ほど電話がかかってきました。

クリスタルは全室スイートなので、食事のテーブルも好きなように一緒にしてもらったりできましたが、セレブリティではスイートの方たちのレストランは別なので、あちらは呼びたがっていましたが無理とのことでした。

最終的に、あちらのお部屋へディナー前のカクテルタイムにお邪魔することになりました。

セレブリティ・シルエットのスイート客室

私はスイートのランクなどには詳しくないので分からないのですが、入り口も広いドアで、インターフォンもついています。
中は広いリビングルームとベッドルームとバスタブ付きのバスルームになっていて、広いバルコニーには、寝られるデッキチェアが2つとガラスのテーブルがありました。

リビングはL字型コーナーソファとバーカウンターもあり、テーブルも広めのものがあるのにゆったり目です。

アルコールを含むドリンクも、エビの大盛りカナッペやピザなどもルームサービスで呼ぶとバトラーが運んできます。
このバトラーは専属ではなく何部屋かを掛け持ちしているそうでした。
お値段はやはりインサイドよりも相当、かかるようです。

(実際、いくらかは聞いていませんので)ですが、やはりラグジュアリーシップとは違うところもあるようでした。

スイートの方専用のラウンジがあって、そこで待ち合せたときは私たち、インサイドのお客は入れないので無理だろうと私たちは言っていたのですが、やはり、彼女たちが招待したいと言っても無理そうで(もちろんそうだとこちらは思っていましたが)ちょっと押し問答している場面もありました。

そこであきらめて、彼女達がふつうに誰でも来られるラウンジに来ることにしたのですが、そこでもひともめ。

勿論私たちは、セレブリティはドリンクオールインクルーシブではないということを承知していましたが、彼女たちはスイートなのでドリンクは入っているつもりだったので、その旨をウェイターに伝えましたが、そこがスイート専用のとこのみに通用するという、皮肉なシチュエーション。

そこで彼らは早々にドリンクパッケージを購入していました。

私たちと過ごすために申し訳ないことですが、やはりプレミアムカジュアルはスイートのシステムも違うようです。

そして、食事もバフェでしか一緒に取れないので、あちらが調べて 私たちが$60支払えばスイートのレストランに入れるとのこと。

一度は一緒に食事したいのでどうかと打診がありました。

向こうがこちらのレストランに来ることもできないようでしたので、勿論お受けしまして、スイートのレストラン潜入捜査をさせていただきました。

MSCなどのブログを書いている方などによると、MSCなどのスイートは食材も、そうでないところとは違いがあると書かれています。

以前、ホーランドアメリカに乗ったときには、メインシェフの方がどこでも食材は一緒ですが、厨房が違いますので出来上がりは少し違うかもしれませんとはおっしゃっていました。

さてセレブリティはどんなことになっているでしょう?

セレブリティ・シルエットのスイート用レストラン

スイート用のレストランLuminae(ルミネ)はデッキ3にあります。

きっちり閉められているスモークガラスのドアの奥に、受付の女性がにこやかに迎え入れてくれます。
案内されたテーブルは10人ほどの横長のテーブルで、わたしたちの友人のほかに3組のカップルが席についていました。

そして、メニューを渡されましたが、そこから不思議な発見が始まったのです。

普段、私たちはごく一般の乗客が行くGrand Cuvee Restaurantでお食事をいただいています。

セレブリティは、前に日本で乗ったミレニアムでも毎ディナーのたびにテーブルには3種類のディップがのっていて、パンにつけて楽しめるようになっていました。
いつも、詳しくウェイターが説明してくれるのを楽しみに聞いていました。

ですが、このBluは普通のバターのボールしかありませんでした。

それに、他の船でもここでも、ディナーのメニューは結構いろいろあり、選ぶことが大変なほど。

ですが、Bluはごく少ない種類。
ほとんど選択肢がありませんでした。

写真を撮ったりするのも失礼なので何も記録はありませんが、見て一瞬あら?と思ったのはよく覚えています。
そのうえ、テーブルにいらしたスイートのアメリカ人カップルの女性が、私たちのレストランのメニューを取り出して、
「あなたたちのレストランからこのメニューをもらってきたの。こちらで頼めば取り寄せてもらえるんですって!」
と嬉しそうにおっしゃたのです。

私たちは1人$60支払っていますし、通常のBluのメニューから頂きました。
お話に忙しくて、あまりお味を楽しむ余裕もなかったのですが、普通に美味しかったとは思います。

メニューをとってきた方はそこから頼んでいました。
デザートも、選択肢は少なかったように思います。

お料理よりも会話を楽しむためにお邪魔していたディナーですから、私たちは気にしていませんでしたが、やはりメニューのことで皆さん結構盛り上がっていました。

ですが、後半のクルーズでは友人カップルはバフェで夕食をとることが大方といいます。

セレブリティ・シルエットのバフェのデイナーに出るステーキの焼き具合が絶品!と、二人して声をそろえます。

ですので後半、私たちも一緒にバフェを楽しみました。
そもそも、セレブリティはお食事が美味しいのですが、確かに種類もあり、楽しめました。

今回、スイートのお部屋やレストランなどを垣間見る機会があって、とても面白い体験ができました。
スイートのレストランのメニュー数のことなどは、どうしてかはわかりませんが、それなりに理由があるのかもしれません。

ですが、バラエティに富んだお食事を食べたいなと思う方は一考の余地があるかもしれません。

クルーズは本当に千差万別。

お食事もサービスも同じということはないようです。

実質的なこととしてご家族3世代などで一緒にクルーズに行かれる時に、年配のおじい様カップルをスイートに。
などと思われることがあるときには、食事をクラス違いでも一緒に出来るかどうかなども確かめておく必要はありそうです。

地中海で乗ったMSCでは、レストランのディナーでは少な目だった青野菜が、夜遅めのバフェではたくさんでることがあったり、コスタの夜食がけっこうおいしい時もありました。

「豪華客船で豪華なディナー」と声を大にして広告に書かれていますが、美味しいものを食べるのに、ちょっと観察眼やいろんなお客様へこっそりインタービューしたりすると発見があるかもしれません。

世界中の様々な船で何に出会うか。
楽しみなこととますます思えてきます。

最初のシーデイはスイート探検でした。

シリーズ

2018 セレブリティシルエットで航くカリブ海7日間(フォートローダーデール発着)

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