ホーランドアメリカ―MSウェステルダム乗船記【中国探訪の旅】

ホーランドアメリカ―MSウェステルダム乗船記【中国探訪の旅】

2019年4月10日 13:03
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ms. madamcurious

2014年にダイヤモンドプリンセスにのったとたんに中毒。 なんでもこれは船ではとか船にとか 毎日クルーズのことを考えられずにいられません。 海と船の素晴らしさを 皆様にお伝えしたい!

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2度めのホーランド・アメリカクルーズ

ホーランドアメリカのクルーズは2回目です。
前回は太平洋横断にアラスカ氷河訪問でMSフォーレンダムでバンクーバーまで行きまして、フライバック。

今回は香港までフライトで、中国各地と長崎、鹿児島などを寄港して横浜まで帰ってくるコースです。

フライトが面倒になってきている最近は、できれば横浜発着がうれしいところですが、ホーランドの日本発着でちょうどよいクルーズがないのと、前回のオンボードクレジットを使いたかったので、羽田からのフライトで、乗船地の香港カイタックターミナルへ行きました。

香港までのフライト

このフライトがこの時期意外と難しく、特にマイレージでは当日着の便が限られており、早朝7時ころ羽田から飛び、その後大阪で乗り換え、香港に1時半ころに到着でした。

空港から港への移動

空港からの移動はエージェントからはタクシーで簡単といわれましたが様子の分からない香港空港からの移動でしたので 船のトランスファーをお願いし、一人44ドルほどかかりましたが、直ぐに空港で会えましたし、スーツケース3個にキャリー1個の大荷物のすんなりはいる大型ワゴン車で楽々載せられました。

香港といいますと狭いところというイメージがありますが空港からカイタッククルーズターミナルまでは結構遠く、40分くらいかかりました。

クルーズターミナルは他にも1か所あるので、間違えて連れて行ってもらうと手も足も出なくなりそうですし、カイタック自体もとても長くて広いのでちゃんとしたところに行ってくれるのが安心です。

ちゃんと到着し、降りると直ぐにクルーズの係が荷物を取りに来てくれてそこからお任せすることができます。
不安材料はできるだけ無しにしたいところですので 船のトランスファーを頼むのが 費用が掛かっても安心です。

結局乗船したのは3時近く。
この日は出航が夜の11時と遅い時間になっていたので、遅めの乗船でもOKでしたが、出航が早い場合は 前泊が良いかもしれないなと思います。


長いカイタックターミナルセレブリティミレニアムがお隣に

ウェステルダムの船内の様子

前回のフォーレンダムより少し小ぶりのウェステルダム。
大きく派手な アトリウムなどは在りませんがこじんまりとした居心地の良い居場所がたくさんあるところは同じです。

やはり 花とアートがいっぱい。

全体に木材の多く使われたインテリアに、真鍮の多く使われた金具部分が何時もピカピカです。

ベージュや落ちついた茶色に差し色のブルーや赤、紺などが入った、色遣いの船内はくつろぎの空間を提供してくれています。

船室の中もベージュ基調のおとなしいインテリア。
5階のインサイドのお部屋ですが ベッドもクイーンより大き目な感じですし、クローゼットと ベッド下の引き出しの収納力は大したものです。

フォーレンダムでは部屋のデスクに拡大鏡が取り付けられていて女子にやさしい?と感心しましたのが今回はありませんが、コンセントの脇とベッド脇にUSB充電できる場所があり、今どき仕様になっていました。

スタッフのユニフォームはグレーが基調でオレンジがアクセントになっており、シックな船内に明るい感じをそえています。

MSCの豪華な船内やプリンセス等の明るくキラキラした感じとはまた違いますが、私は大好きで14日間楽しくすごしてきました。

大人が楽しめる品の良い客船です。

インテリアのみではなく催しも、またバーゲンセールなども極、品のよいものですし、アートギャラリーや写真なども売り込みはほとんどありません。

ドリンクフリーではないですがパッケージの売り込みなどもありません。
催しも大人向けのくだけたものはなく、ゲームショーも内容はおとなしい。

このような点でも居心地の良い船内です。

今回は500人オーストラリア人の方が乗船していて、ツアーで来ている慣れない方たちも多かったので 固まってにぎやかなグループもありましたが、客層がやはり、ホーランドアメリカの雰囲気と感じました。

日本人は少なくて、ほとんどお会いすることがなく、途中でお話しした方が11人と教えてくださってから初めて他の日本人がいるのが分かったくらいでした。

キッズクラブもないようですし、日本では春休みですが大人の乗客がほとんででした。

寄港地が多く、停泊も2日間のところもあり、催しはプリンセス等と比べると少ない感じですが、皆さんおしゃべりに花を咲かせている方が多く、クロウズネストやラウンジはにぎわっていました。

クルーズディレクターの女性率いる、チームも本当によく働いていましたし、EXCという寄港地観光などのスタッフも文化や現地の説明などは詳しく豊富にあります。
中国や日本の文化や歴史のセミナーも多くもよおされ、このような文化を見る目的のあるクルーズはホーランドアメリカのクルーズが最適と思えました。

全て英語で行われますので英語の訓練にもなります。
私のお気に入りのトリビアも大変な人気の催しでなかなか、激戦。

また音楽を催す環境が良く、クラシックの生演奏などもシアターのほかに何度もあります。
本格的な弦楽のトリオがあったりもします。

お食事も野菜も多く、ヘルシーな食材が多かったり、アレルギーの対応があったりとこまかい気遣いもあります。

プレミアムカジュアルの中でも大人仕様な感じは、こんなところでも出ています。

シリーズ

2019 ホーランド・アメリカ・ラインMSウェステルダム乗船記(香港発横浜着)

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ホーランドアメリカ―MSウェステルダム乗船記 船内紹介編(1)懐かしさと現代、意外とハイテクなクルーズ船

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