
ホーランドアメリカ―MSウェステルダム乗船記 船内紹介編(1)懐かしさと現代、意外とハイテクなクルーズ船

ms. madamcurious
2014年にダイヤモンドプリンセスにのったとたんに中毒。 なんでもこれは船ではとか船にとか 毎日クルーズのことを考えられずにいられません。 海と船の素晴らしさを 皆様にお伝えしたい!
プロフィールを見るホーランド・アメリカ客船の素敵な外観
ホーランドアメリカの船は外観もいたって船らしく、昨今の巨大シップや探険船のように、近未来なところはあまりないので、船旅感があってとても気に入っているのですが、意外と中は微妙に現代テクが配されていました。
写真映えする外観で、遠くからもきれいなウェステルダム。
けっこう古い造船ですので古びているところもありますが、乗客が便利なシステムが組み込まれていたのにはちょっと驚きで、感心もし、さりげないテクニックの導入が小粋にも感じられます。
トイレなどは相変わらず布のタオルがきっちり巻いて用意されていますが、非常用の誘導灯が廊下などにあったり、フォーレンダムの時は大きな海図に表示されていましたが、今回はモニターがあちこちで天気と船の進行具合を見せています。
レストランの注文もウェイターがタブレットを持って聞いてきますし、寄港地観光の案内用の巨大なモニターやシアターもプロジェクションマッピングなどを使う演出も、多くありました。
でもやはり、船の重ーいガラスドアがあったり、トリビアでもスタッフが読んで問題を出して間もおしゃべりでつないだりとアナログなところも残してあり、よく考えて何でもかんでも電気ITでないところが良い感じです。
上級スタッフと客が接する機会となるコーヒーチャットは、シアターでもラウンジでもひらかれていました。
シアターをのぞいてみましたが、サービススタッフ、ウェイターやキャビンスチュワードのトップのかたが、毎回船に乗ってくるのはなぜですか?という質問に対して、「はっきり言ってお金のためですね」と言っていたのには大変面白く感じました。
まあ内容的に、飲食ついてあっちこっちいけて良い点もあるなどと付け足しはしていましたが、キャプテンやホテルディレクターのいる同じ場で本音を言える環境があるということで、スタッフの職場環境が見えたと思います。
ホーランド流のお見送りはマジック
下船の際は今回はキャプテンはいらっしゃいませんが、他の上級オフィサーや数人のスタッフや、クルーズディレクターがターミナルでお見送りをしていてくれて、これは他の船では体験したことがないことです。
たいてい、カードがぴっというとそこで縁が切れてしまうような。
でもニコニコと「thank you see you」と送ってもらうとなんだかすぐに、絶対帰ってくるから!と、その場で決心してしまいます。
後から思い返して、なにかあったかもしれないけど、なんだか思い出せないし、全体にいいクルーズだったねと連れと話しているときに思い返すと、お見送りマジックも効いているようです。
催し物などが プリンセス等より少ないですが、 ホーランドアメリカのファンの方が世界中に多いのは こんなこともあるでしょう。
乗客の年齢層が高いせいもあってか、何でもどこでも説明はゆっくり丁寧。
辛抱強い応対も各所で見られます。
カジュアルシップなどではスタッフが忙しく、丁寧な応対を受けられないときもありますが、人数的にあまり多くスタッフが配されていなくても、きちんとそのように応対するようになっているのでしょう。
もっと、ずーっと年を取っても安心してクルーズを楽しめるなと感じます。
プレミアムカジュアルとしても特質のフレンドリーな船といえます。
船内で興味を持ったところをご紹介

寄港中に行われるスタッフの非常訓練、ご苦労様!

非常誘導灯

階段脇にも非常誘導灯があるので安心です

クルーズの進行と気象を知らせるモニター

テンダーボートも使って訓練です

中が見えました

プール

外のプールは小ぶり。他に室内1、室外1ありました。

リドの外のデッキはウッドのフロアで足にやさしい


階段の最初と最後のカーペットの色が変わっているので、わかりやすい

最後の段だけ色が違いますね

トップデッキにあるバスケットコート

クラシックのコンサート用の部屋

専用ルームが満員でも続くエクスプローラーラウンジで音楽を聞くこともできます

生花のアレンジメントがいけられています
2019 ホーランド・アメリカ・ラインMSウェステルダム乗船記(香港発横浜着)
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ホーランドアメリカ―MSウェステルダム乗船記 船内紹介編(2)気になる船内をご紹介
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