横浜発シンガポール行き乗船記(12月15日)

横浜発シンガポール行き乗船記(12月15日)

2018年12月24日 11:50
mr. minamikuのアイコン

mr. minamiku

アメリカ在住の2001年、マイアミ発の西カリブ7泊8日カーニバルトライアンフでの家族旅行が初クルーズ。当時小学生だった末娘も今や独立、夫婦二人の旅行はクルーズがメインとなり、乗船実績は10回を超えました。最近は寄港地に加えて船で選んでいます。新しい船はポッド推進機採用により旋回性能が飛躍的にアップしており、港の中での入出港取り回しを見るのが楽しみです。

プロフィールを見る

3回目のAt Sea

香港からベトナムまでは3回目のAt Sea Dayです。乗船した火から数えて9日目なので、船にも慣れて過ごし方も、マイペースになってきました。特に今日は、海上のうねりはあるものの、気温も暖かくなり、晴れ時々曇りぐらいの天気となったので屋外でのアクティビティが楽しめる日になりました。プールデッキでは、ICE CURVINGの催しをやっていました。

朝食は、ラーメンが出ていました。欧米ですっかり認知を得た日本のラーメン。朝食のビッフェも長蛇の列となりました。
醤油ベース 牛肉の角煮とお野菜ラーメン

家内とは別れて、私は2回目のワインテースティング。2回目は$10以下と前回の$25に比べて参加費が安く、前回の6品に対して5品。それぞれのワインもお手軽価格のワインでしたが、それでも日本で買うと1本3,000円から5,000円ぐらいのワインで十分でした。

食事時の会話

今回の乗客を表すキーワードは、リピーター・シニア・多国籍で、食事の席で色々な方との話が楽しみ且つ、有意義と感じています。初対面でもあり、多国籍でもあるので、人種・宗教・政治の話は、相手の顔を見ながら、外堀を埋めるように当たり障りにないところからゆっくりと話が始まります。
乗船が横浜なので、乗客は基本的には数日日本に滞在しています。少なくとも一泊は必ずしていますので、お世辞も含めて、日本人に対する賛辞から始まります。特に、街にゴミが落ちていないことと、観光客に対して親切であることは共通のコメントです。英語のハンデがある分、日本に対する賛辞が少しアドバンテージとなって会話が始まります。これは悪くありません。
大体は、朝食・昼食がフリーシートで、世間話の会話が主ですが、話しが盛り上がり始めると場合によっては、社会情勢に対するコメントが出てきます。改めて感じたのは、世界はナンダカンダと言っても欧米の白人を中心に回っていたのが、アジア人・アフリカ人・アラブ人の存在が大きくなって来たことに対して、今回のようなシニア層は不満というより、漠然とした不安が増しているという感じを受けました。
クルーズでリピーターになっている人たちですから、お金は生活に不自由しない程度お持ちで、インテリジェンスがあり、自分と異なる考えを認める寛大さも持ちながら、急激に存在感を増す異文化との融合を迫られる現状に戸惑いを感じているのは否めない事実だと、改めて感じた次第です。
特に、リタイヤして社会活動の一線から退くと、手の届かないところで変化が起きていることが不安を増長させる一因であり、英国のBREXITや米国のトランプ旋風、はたまた欧州各国の右傾化はその不安の表れだと思います。世界の融和をうまく進めていくために自分が取るべき態度を考えるうえで、貴重な経験となった今回のクルーズでした。

FORMAL NIGHT(フォーマル・ナイト)

今夜は2回目で最後のフォーマルナイトです。今回はAll Inclusive Photo Packageを買ったので、バンバン写真を撮ってもらっています。5日間のクルーズでの30日間のクルーズでのパッケージの値段は同じとのこと。この船は日本人のカメラマンが多いので気兼ねなく取ることができました。
食事もFormal Nightは少し品質が上がります。私はエスカルゴをスタートに楽しみました。
エスカルゴ。食べちゃった後で。
デザート。名前忘れてメニューも写真撮り忘れ。でも甘くて美味しかった。

Ballon Drop Event(バルーン・ドロップ・イベント)

前回のフォーマルはシャンパンタワーで見逃しましたが、今夜はバルーンドロップです。早めにロビーでお酒を飲みながら雑談して待ちました。バルーンがつられています。
落下済み

シリーズ

2018 ダイヤモンド・プリンセス 横浜発シンガポール行き

シリーズページを見る
現在 9 本目
横浜発シンガポール行き乗船記(12月16日)

次の記事

横浜発シンガポール行き乗船記(12月16日)

関連する乗船レビュー

コメント

まだコメントは投稿されていません。

コメントを投稿する

コメントの投稿にはログインが必要です。

Minamiku Blog

このブログについて

Minamiku Blog

Minamiku Blog

このブログの他の記事

ブログの一覧へ
出張時の息抜き(その11) ロッテルダムとドバイ

出張時の息抜き(その11) ロッテルダムとドバイ

# Londonから欧州大陸の旅 2023年2月。今年の最初の出張は、欧州・中東弾丸ツアーで、Londonで数日こなして、EurostarでParisに渡り、France, Belgium, Netherlandと上がり、そこからBahrain, Dubaiをつないで日本に戻る2週間出張となりました。昨年5月の時

記事を読む
出張時の息抜き (その10) London コロナ明け間近?

出張時の息抜き (その10) London コロナ明け間近?

# Londonは完全に日常 2022年5月。日本は未だ入国者にPCRを科していますが、Londonは完全にフリーに戻ったということで、GW明けに早速London出張を敢行。まず驚いたのが、マスク着用率の低さ。街中ではほぼゼロ。交通機関内で2~3%でしょうか。ほぼ日常を取り戻していました。 ![](embed:

記事を読む
出張時の息抜き (その9) ドバイ~アブダビ+シルバニヤス島 アブダビ・シルバニヤス島編

出張時の息抜き (その9) ドバイ~アブダビ+シルバニヤス島 アブダビ・シルバニヤス島編

#Abu Dhabiへ Dubaiと異なり、Abu Dhabiは基本的に外国人が入域するのが難しい状態が続いていました。しかし、昨年末に少し入域に関する要項が変わったみたいで、ワクチン2回接種証明+PCR検査陰性で入れるとなりました。 これを逃すと、またいつ入れるか判らないと、急遽陸路Abu Dhabi入り

記事を読む
出張時の息抜き (その9) ドバイ~アブダビ+シルバニヤス島 ラーシド港編

出張時の息抜き (その9) ドバイ~アブダビ+シルバニヤス島 ラーシド港編

#Dubai Ferryの終点 Ferryの終点はDubai Creekの出口、Al Ghubaibaとなります。ここでメトロやDubai Creekの渡し舟に接続です。その手前が、ドバイのメインの港ラーシド(Rashid)港。アブダビの海底油田の掘削などに使う船やリグが沢山停泊しており、北海油田の基地アムステルダム

記事を読む
出張時の息抜き (その9) ドバイ~アブダビ+シルバニヤス島 ドバイハーバー編

出張時の息抜き (その9) ドバイ~アブダビ+シルバニヤス島 ドバイハーバー編

# 2022年最初の海外出張はやはりドバイ 海外への渡航が難しい中で、日本は殆ど鎖国状態ですが、ドバイだけは外国人訪問者にドアを開け続けています。おのずと国際的な対面式の打ち合わせは、「ドバイでやりましょう。」となります。今年も海外出張はドバイからとなりました。 #ドバイの停泊地 ドバイハーバー 前回の出張

記事を読む
フェリーで九州へ (その4 最後)

フェリーで九州へ (その4 最後)

#紅葉の九州 今回の九州旅行は、紅葉の九州を楽しもう。ちょっとした山登りをしてみよう。を目的として、別府、湯布院、九重連山やまなみ街道ドライブ、平治岳ボランティア登山と盛りだくさんメニュー。 まずは、別府の砂湯から。 ![](embed:photo/95502) 公営の砂湯。竹瓦温泉。どさっと重たい砂でした

記事を読む