ダイヤモンドプリンセス、最後の横浜港大さん橋接岸

ダイヤモンドプリンセス、最後の横浜港大さん橋接岸

2019年12月25日 23:57
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mr. punipcruises

船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者 東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。 少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。 初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。 水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。 公式サイトはこちらからどうぞ www.punipcruises.com

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2013年5月の初接岸以来7年半、なんと132回にわたって横浜港大さん橋に着岸してきたプリンセスクルーズの日本生まれのクルーズ客船 ダイヤモンドプリンセスが次のドック入りで改装工事を受けてファンネルの高さが延長されることになってしまいました!

そのため、いままでのようにベイブリッジを通過することができなくなり、これまで当たり前のように大さん橋にその巨体を横付けするのは残念ながら年内いっぱい

…ということで彼女の大さん橋最後の姿を見に行ってきました。

あ、と言ってもこれからはベイブリッジの外側に今年完成した大黒ふ頭客船ターミナルに接岸するわけで横浜に来なくなるわけではないですよ

でもやっぱりなんだか淋しいですね

いつも彼女は早朝の6:30大さん橋接岸のため横浜から遠く離れた場所に住んでいる私は始発でも間に合わいません。

そのため入港見物はいつも諦めていてこの日もお昼近くになって赤レンガパークに到着したのですが、ついてびっくり!なんとまだご覧の通り接岸作業の真っただ中ではありませんか!

何が理由かわかりませんが入港が6時間近く遅れたみたいでした。

あ~ この情報、事前にチェックしていればちょっと早めに家を出て11時ごろ着けば彼女がベイブリッジをくぐるところを見れたのに…グスン(´;ω;`)

こうしてここから赤レンガ倉庫と並んで見られるのも今日が最後なんですね

ちょうどお昼なので、JICA横浜の3階のレストランでランチしながら眺めることにしました。

ここは大さん橋の客船が見える絶好のビューポイントでありながら、価格は近隣のレストランより圧倒的に安く、しかも世界中の珍しい料理が食べられるので私のお気に入りのお店です。

ただし、入出港は画面左手にある第三管区海上保安本部の建物に隠れて船は全く見えなくなってしまいますのであくまで停泊時のみお勧めです。

そのあとは大さん橋に移動、大さん橋クルボンにはロイヤルウイングから来たとおぼしきお友達が出来ていました。

それにしても大さん橋は平日なのにすごい人混み

大さん橋の送迎デッキの芝生に行くと今年から設置されたプレゼントボックス風イルミネーションにはダイヤモンドプリンセスのファンネル越しの夕陽が当たってキラキラ輝いていました。

本当は大さん橋から17時の彼女の出港を見るつもりでいたのですが入港が遅れた関係で出港も20時まで伸びてしまい、時間があるのでまた赤レンガパークに戻ることにしました。

この時間帯は夕陽が船体に当たって黄金色に彩られて綺麗ですね

この時期は日が落ちるのが本当に早いです

やがて日没、赤レンガパークは毎年恒例のクリスマスマーケットをやっている関係でイルミネーションが輝いてSNS映えする景色…ただ倉庫のほうから大さん橋の船を撮るとせっかくのYOKOHAMAの文字のイルミがこうして逆さ文字になってしまうんですよね。

神戸のBE KOBEみたいに海沿いに設置しておけばよかったのに…

クリスマスツリーの周りは大勢のカップルや家族連れで賑わっています。

そんな中、ひとりでひたすら絵の素材にするために写真を撮りまくる私(^_^;)

ここでは毎年、飛鳥Ⅱとツリーの並びを撮ることが多いのですが、やはり外国客船のほうが様になりますよね。

出港を待って彼女の最後のベイブリッジくぐりを見たかったのですが、薄着をしてきたせいで夜になると寒さがこたえはじめ、出港がさらに伸びると帰宅が深夜になる恐れが出てきたので後ろ髪をひかれる思いではありましたが、まだ完全に空が暗くなる前に赤レンガをあとにしました。

今度来るときは遊覧船に乗って見に行くからね~

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