
ジェノヴァの朝 - MSC 2015

mr. takeshi_kimi
サービス業出身のため、非常に厳しい評価になってしまいます。辛口コメントをお楽しみください。2016年よりPonant リピーターです。船のサイズ感、航路のバリエーションとフランス船ならではのセンスが気に入っています。
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乗船の朝、ポートを散歩がてら確認したのち、ホテル屋上のテラスでゆっくりとカプチーノを飲んでいると、忽然と巨大な建物のごとく、MSC Preziosaが現れた。139,072トン1,751部屋を抱えるこの船はまさに、ひとつの建造物である。船そのものがアミューズメントパークであり、乗客3,502名を乗せての7泊8日の旅が始まる。この日の朝の光景は強烈だった。この建造物があまりに巨大だったからだ。
シチリア、サルディニア、マヨルカを巡ることもさることながら、この巨大建造物で過ごす旅に心が躍り、午後一番でポートに向かう。ポートは大航海時代を経た地の誇りを感じさせる重厚な造りで、ヨットクラブのチェックインは35度を超す真夏の中、毛織物のモーニング姿のバトラーが迎えてくれた。ウェルカムドリンクとカナッペで優雅な気分で乗船を待つ。
ヨットクラブはバトラーサービス付きで、専用バー、レストラン、プールがあり、船の乗降も優先的サービスがある。クラブ内でのアルコールも特別なもの以外はフリーで、プールサイドも場所取りであふれるということもない。当然のことながら、一般クラスの施設も出入りは自由である、逆は不可なのもありということで。
乗客4000名超、乗員1000人超を運ぶこの巨大船がどのように運営されているのか、どうも乗客目線よりクルー目線で味わいたくなる。そんな探求心が沸くのも大型船ならではの醍醐味がここにあるのか!
MSC Preziosa
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Behind the scene - MSC 2015
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