プルマントゥール・ホライズン乗船記・アラビアンクルーズ-気楽で美味なスペイン船は女子会向き

プルマントゥール・ホライズン乗船記・アラビアンクルーズ-気楽で美味なスペイン船は女子会向き

2019年1月8日 11:30
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ms. madamcurious

2014年にダイヤモンドプリンセスにのったとたんに中毒。 なんでもこれは船ではとか船にとか 毎日クルーズのことを考えられずにいられません。 海と船の素晴らしさを 皆様にお伝えしたい!

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今まで乗ってきたクルーズ客船との違い

今回のホライズンは今まで乗ってきたアメリカ系の船とは違うとは聞いてきましたが、本当に違いました。

勿論クルーズ客船ですし、部屋の中の設備などは一緒です。
ですが、スタッフと乗客がスペイン人が多いというだけでこんなに雰囲気が変わるのかと思うほど、まるでスペイン旅行に来たかのようです。

訪ねた場所はアラビアでしたのに。
でも決して悪い意味ではありません。

一般に、日本では西洋社会を欧米などと一つにまとめて呼んでいます。

スペイン人乗客のにぎやかさと大らかさ

MSCに乗ったときにもヨーロッパとアメリカやカナダは違うと感じましたが、今回はさらに細かく、スペインもまた独特ととても強く思いました。

のんびりしているというか、どうにかなるでしょうというか。
アメリカ船などの清教徒的きっちりさのないところなのか。

クルーズ船に乗ることは、島国住まいの日本人にとっては社会勉強のようなものです。

乗るときもわやわやでしたが非常訓練などもわやわや。
みんなまじめにライフジャケットを着て集まりますが、スタッフ側がうまくオペレーションを回せず、時間がかかります。

そのうえ、スペインの方たちはとにかく話し続けるのでとてもにぎやかです。

思わずコメディ映画を見ているようでとても面白かったのです。
時間はかかりましたけれど。

確認方法もスタッフが一人一人に部屋と名前を聞いて手書きでメモをしてまとめようとしていました。
小さめの船とはいえ、1000人くらいは乗っていたはずですから、こんなやり方で分かるのでしょうか。

まあ、他の船のようにカードを読むのも、実際の非常時には電気が使えなかったりするかもしれないし、アナログも練習になるのかもしれません。

話し好きなスペイン人乗客

スペインの方たちはさみしがりなのか、単なる話し好きなのか。
話さないと失礼と思うのか。
隣り合って自分の話相手がいないと もし隣に私がいればすぐ話しかけてきます。
スペイン語で。

で、「ごめんなさい、スペイン語は話せません」というと、「スペイン語はなし?そうか」と納得。

それでも話し続けるので、分かるところを拾ってお相手することになります。

難しくて続かなくなるとあちらも寝てしまったり(プールサイドとかでは)
こちらが退散したり。

中でも、英語を話す方もごく少しいらっしゃいますが、ほとんどはスペイン語のみ。

スタッフは勿論色々話せて胸の名札にも話せる言語の国旗がついています。

乗客はスペインのほかにトルコの方やドイツ、オーストラリアの方も見かけました。
アジアでは香港の方とかで日本人は私たち二人のみのようでした。

なにしろ、ショーの時にどの船もどこのお客が何人とかいうのですが、それもないので全体人数もよく分かりません。
船内放送もエンターテインメントやショップのことを放送するくらいでキャプテンの位置情報とか出港も静かに出るので分からないくらい。
着岸も放送無し。

それでもみんな何とかなるのかと思えば、要は皆さん、聞いてないのです。
自分たちが話すのに忙しくて、放送なんて聞いていない。

刷り物もほとんど読んでいないのでなんでもあちこちで聞いて情報を得ています。

エレベーターに乗るときも上がりも下がりも見ていないで、乗っていらっしゃいます。
で、行きたいボタンを押して、着くまで乗っているわけです。
最初は見方を間違えているのかと思いましたが、そういう方が多いので、ああ、見てないなと思いました。

でも皆さん、別にいいみたい。
目的地に着けばいいらしいです。

で、そんなスペイン人の方たちは、観光に行っていない船内ではほとんどどこかでおしゃべりしています。
それにはピッタリなcafeやラウンジ、プールサイドのデッキやバフェでもバーでも。
ドリンクが普通のものは無料ですから、ずーっとみんなでおしゃべりを楽しんでいらっしゃるんですね。

なのでどこへ行っても本当ににぎやか。
で、とっても楽しそう。

プルマントゥールは飲み物が無料

みなさん飲み物を飲みながらわいわいです。

スペイン語ができれば入れてもらえたのにとちょっと残念。

トルコやオーストラリアやドイツの方もグループの方たちはつられてやはり、みなさんお喋り三昧。

この雰囲気、どこかで見たことあると思いきや・・・
そうです、私なども日本で同窓生などとよくしている、あの女子会の雰囲気ですね。

勿論、男性も負けずにお話、盛り上がっています。

飲み物は無料ですから、ウェイターにどんどん頼んで、空き時間はまるでスペインの街角のバルやカフェのようです。

プリンセスやホーランドなどのアメリカ系の船では、おしゃべりしている方もあまり賑やか感は出していず、比較的静かに盛り上がって(よっぽど、お酒でも入れば別ですが)いる感じです。

声高に話すのは控えたほうがいいような雰囲気ですが、こちらでは気にせず楽しく盛り上がっています。
レストランなどでも結構にぎやかですし、カラオケなんかではその場の人全員歌い出したり、踊り出したり。

実際、最初はちょっと驚いたりもしましたが、ずっと一緒にいるとその賑やかさがなんだか心地よくなって楽しいのです。

これはぜひ日本の女子会の皆様にも、また男子の皆様にもお伝えしたいと思います。

プルマントゥールは賑やかシップで女子会(男子会)にぴったりですよ。

後ほどお知らせしたいですが、お食事も何でもおいしいのです。

おいしくていつまでも話せるところは、もう女子会仕様としか思えないでしょう。
日本の近くに来ないのが残念です。

無料ドリンクもカクテルからノンアルコールカクテル、各種ソフトドリンク、コーヒーもいろいろ種類がありますし、紅茶、ハーブティー、ホットチョコレートなど。
メニューもたっぷりです。

お酒はワイン赤白ロゼ、スパークリング、ブランデー、ビール、ウィスキーも決まった種類でしたがありました。

女子会で盛り上がりながらスペイン船を満喫

7日間で寄港地が多いのですが、ヨーロッパなのでやはり夜が長い。

観光から戻って皆さん、休憩してからまた夜は3時くらいまでずっと賑やかなんです。

私ども、大人になりきれない日本人は退散させていただきましたが、本当に元気でいつまでも話すことがあるようです。

イタリア船なども夜が長いですが、賑やかさではこちらが勝ちですね。
長く乗ったら余計楽しく過ごせるかもしれないとも思いました。

浴びるようにスペイン語を聞いて、少しは分かるようになった気がするくらいです。

スペイン船満喫ですね。

シリーズ

2018 プルマントゥール・ホライズンで航くアラビア海8日間(ドバイ発着)

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プルマントゥール・ホライズン乗船記・アラビアンクルーズ-【船内ご案内とドレスコード事情】

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