MSCクルーズマニフィカ乗船記—初地中海は秋風の中で

MSCクルーズマニフィカ乗船記—初地中海は秋風の中で

2017年7月9日 23:35
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ms. madamcurious

2014年にダイヤモンドプリンセスにのったとたんに中毒。 なんでもこれは船ではとか船にとか 毎日クルーズのことを考えられずにいられません。 海と船の素晴らしさを 皆様にお伝えしたい!

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初めての地中海クルーズ。

普通、世の中の皆さまは クルーズを始めるのに 地中海から行く方が多いようですが、フライ&クルーズを嫌がるパートナーのおかげで

8回目で やっと たどり着きました。

今回は IACEトラベルの突然のキャンセルが出たとのことで ミラノまでの送迎付きのタンジールとカナリア諸島を回る11泊のクルーズで 行程としては14日間の旅です。

MSCもはじめてでした。

MSCクルーズはイタリアのカジュアルシップで95000トンで、3200の乗客が乗ることのできる、大きめの船です。

成田からターキッシュエアラインでイスタンブールへ飛び、3時間30分くらいのトランジット。

そのあとは ミラノマルペンサ空港まで2時間ほどで到着です。

成田からミラノへは飛行機も好いていて早朝5:00につくので、

何もないかと思っていましたが、ついてみれば全くの不夜城で

時差ぼけを励ませれば結構、楽しめます。

マルペンサはいくつかあるミラノの空港の一つでジェノバから出港の船に乗る場合

ここから、行くことが多いようです。

イスタンブールからの飛行機がとても 混んでいましたので

入国に時間がかかりましたね。金曜だったせいもあったかもしれません。

荷物を受け取り、ゲイトをでて、A4くらいのMSC と書かれた、紙を持った女性に

尋ねたら そうだけど 来ていない人が要るそうで 30分ほど待たされました。

女性2名であちこち電話して 連絡とって やっと出発で 外の大きい観光バスへ。

ニコニコした、イタリア人というより、フランスのジェラール・ドパルデュー似のドライバーさんにご挨拶。

そして、そのまま行くのかと思いきや、次にもう一つ、別の空港へ別のお客を迎えに行きました。

そこでは、また 来ていないとかで40分ほど、待たされました。

お天気はイタリアとは思えない、土砂降りの雨。

何とも、予想外の展開でしたが、結局 そちらのお客は 飛行機乗り過ごしとかで

のせずに出発。

案内の女性たちは終わりらしく、ドライバーさん一人でかっとばして(本当に!)ジェノバにつく頃には、 お天気も良くなって バスから降りたらおひさまの中で

マニフィカが優雅に停泊しています。

ジェノバのターミナルはとても立派なところで MSCの看板もあちこちにあり

まるで MSCのためにできているようなところです。

以外に簡単にチェックインがすみ、ウェルカムドリンクの パイナップルジュースをもらって、わたっていけば、そこはもう 船内。

こちらの船はカードキーが部屋に用意されているそうで、とりあえず 荷物預かりに手荷物を預けて リドに上がりました。

大体どちらでも、上階に バフェは用意されています。

マニフィカのバフェはぐるりと一回りできるほどの広さで 外のデッキでも食べられるようになっていて、天気の良い日は 気持ちよさそうです。

食事は思った通りの、ちょっとファーストフード系の 軽食で

フルーツと野菜があるのが良いところ。

スイーツはおいしそうですが これもファーストフードっぽい感じ。

ピザの職人さんがのっているそうで これだけは次々と出てきます。

セルフサービスのコーヒーとティーバッグの紅茶が数種類 大きなMSCのネイビーのマグでこちらは飲み放題です。

水もここではセルフで無料でした。

3時になって 部屋へ行ってみると(これは自分のチェックインした時のEチケットに書いてあるので、大事に取っておかないと どこへ行ったらいいかわからなくなります。)それはそれは、ぐるぐると迷路のごとく回って あるはずのないようなドアを抜けたところでした。

毎日良いウォーキングになりそうです。

小さめの でも、イタリアンな 小粋なお部屋でした。

ちょっと 休むパートナーを残し、私は探検へ。

デイリープログラムという名の船内新聞をみながら 移動。

プログラムの催しは 昼間は少なめ夜が盛り沢山な感じでした。

上に上がって、トリビアをやるらしいところに行きましたが、あちこちで探索している人たちが様々なことばをしゃべっているのをきいて ヨーロッパに来た!と実感しました。

結局、トリビアも数名で 今回は英語ということで フランスの方は撤退。

船自体はイタリア語が主言語ですが スタッフはやはり英語は話してくれるようです。

テレビ画面を使ったトリビアがおわり、結構盛り上がって、部屋に戻り、荷物の整理をしているうちに出港。

最初のディナーへ降りていきました。

何だか並んでいて大騒ぎでよくわかりません。けっきょく、食事時間の変更を申し出ていたようで、並ぶ必要がなかったようです。

テーブルは日本人の団体さんのお隣で、二人だけの席だったのですが なんだか幾たびに代わっていたりして、数日、落ち着きませんでした。

そして、なにより、驚いたのはテーブルのグラスのお水から 食後のコーヒーに至るまで、全部有料でした!

水を買う習慣のない国から来ているものですから なんとなく 納得いかず 結局飲み物はスープだけで あとでバフェに 行きました。

お水を買った方も テーブルの上にどんと1lサイズのペットボトルが置かれて

これがカジュアルねという感じ。

全体に、サービスもざわざわしてましたし、気軽なディナータイムでした。

小さい子供も、ベビーカーごとの赤ちゃんまで 一緒にいましたし、

これぞイタリアンカジュアルシップで 気兼ねなしというところ。

出てくるものも ちょっとカジュアルですし、テーブルには有料メニューもたっていました。

食後に ラウンジの催しなどにも行きましたが どこもとてもにぎやか。

特に、シアターはキラキラのとても おおきいものでしたね。

夜にはカジノ周辺は紫煙立ち込め ここにもヨーロッパ感が。

夜のショウもダンスからアクロバットから様々なジャンルがありますが、

衣裳も大胆で ここでも、まるでフランスのキャバレーに来たようなものまでありました。

初めての夜、ショウの最中に演出で 歌手が背中を向けてですがブラをはずして

落として見せたときは もうびっくり。

子供もいますからねえ。今までのっていたアメリカ系の 船とは ちがって

新しい体験の連続でした。

本当に船によって あるので、ますます興味がわいてきます。

来年は 日本にもMSCがはじめて やってきますがチャータークルーズらしいので

本来の感じは残るのかどうか。

イタリアンカジュアルシップはにぎやか満載の長い夜を迎えます。

 

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シリーズ

2016 MSCマニフィカ 地中海クルーズ 乗船記

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