スター・プリンセス号で訪れたアストリア

スター・プリンセス号で訪れたアストリア

2016年10月22日 00:00
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mr. shibata

1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。

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スター・プリンセスで航くアメリカ西海岸クルーズの寄港地として、コロンビア川河口の港町のアストリアを訪れました。総トン数11万トンの大型客船が接岸したのは海岸ではなくコロンビア川の波止場に着岸。北米大陸有数・全長2000kmの大河のスケールの大きさに感動しました。
先ず目に入ったのがアストリア・メグラー橋。対岸のワシントン州まで架かっており、風格がありました。
アストリアは『グーニーズ』や『イントウ・ザ・ワイルド』『ザ・ガーディアン』などの映画の舞台になった町との事で郷愁をそそるような雰囲気の町でした。
オレゴン州の中ではポートランドのように目立った存在ではないですが、コロンビア川に架かるアストリア・メグラー橋を見たり、アストリア・リバーフロントトロリーに乗車するだけでも訪れる価値のある港町です。

アストリア・メグラー橋を潜り抜けるアストリア名物のアストリア・リバーフロントトロリー。1914年製造のトロリー(路面電車)を復元し、コロンビア川沿い東西4.8kmを運行。貿易と林業で栄え、コロンビア川でサケ漁が盛んだったらしく、残されたサケを運ぶトロッコの軌道に観光用のトロリーを走らせている。

スター・プリンセスが接岸した波止場。2600名の乗船客はここから観光に出掛けました。

スター・プリンセスの着岸風景。船の7階デッキから見たアストリアの町

1966年に開通し、オレゴン州とワシントン州を結んでいるアストリア・メグラー橋(全長6.6km)海のようなコロンビア川を眺めながら川沿いのウオーターフロントを散策。

コロンビア川海事博物館と広場

コロンビア川海事博物館の正面玄関風景コロンビア川を実際に航行していたフィッシングボートや沿岸警備船が展示され、コロンビア川がもたらした町の発展や歴史などが分かります。

オレゴン州の中で最も高い丘の上に建てられたというアストリア・コラム(高さ125mの塔)海岸通りから少々離れていて歩いていくには遠く感じたので、望遠レンズで撮影しました。さぞかし見晴らしは良いのに見れなくて残念。

フィッシュアンドチップスの人気屋台の店・BOWPICKER。ちょうどお昼に行ったので、お客さんが立って並んでいました。

BOWPICKER FISH&CHIPSを 横から撮影。車輪の上にボートが置かれ、ユニークな造りでした。

歴史と誇りに満ちた小さな町博物館を標榜するヘリテイジ博物館(Heritage Museum)

坂道が多いアストリアの街並み

前後非対称の形状のアストリア・リバーフロントトロリー乗車運賃はたったの1ドル(片道)。1日乗車券は2ドル。

木製の椅子でレトロな感じのアストリア・リバーフロントトロリーの車内

アストリア・リバーフロントトロリーの愛嬌たっぷりの運転手。ボランティアで運転手を務める鉄道マニアのご夫婦が往路と復路を交代で運転。町の歴史や見所を紹介しながら運転。

車内風景

横から見たアストリア・リバーフロントトロリー

コロンビア川海事博物館の前を颯爽と通過中のアストリア・リバーフロントトロリー

アストリア・リバーフロントトロリーの車窓風景

コロンビア川を航行する船の水先案内人として財を成したGeoge Flavelの豪邸がフラベルハウス博物館(Flavel House Museum)として保存され、館内を見学できます。

灯台にもなっているコロンビア川海事博物館の前に係留されているコロンビア号

シリーズ

2016 スタープリンセス号で航くアメリカ西海岸クルーズ8日間

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