セレブリティ・ミレニアムで航く早秋の日本周遊クルーズ⑤舞鶴編

セレブリティ・ミレニアムで航く早秋の日本周遊クルーズ⑤舞鶴編

2019年10月24日 00:00
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mr. shibata

1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。

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 クルーズ6日目の朝、目覚めたら船は丹後半島の沖合いを航行していました。経ヶ岬から右に旋回し若狭湾に進入。舞鶴湾に入っていくシーンは北欧のフィヨルドの様で今回クルーズのハイライトでもあります。
舞鶴は午後11時出港なので滞在時間も長く観光スポットも数多いので寄港地観光も楽しみで乗船客の期待度も高いようです。
 クルーズ2日目の終日航海日午前10時から舞鶴市の担当者から観光案内がされました。京都は誰でも知っている国際観光都市ですが、舞鶴は国際的には知られておらず「もうひとつの京都・再会の町」と題した若いカップルが出演する面白可笑しいストーリーの映画が流され、舞鶴のクルーズ客船への期待度と歓迎ぶりが窺われました。
 

若狭湾を南下し風光明媚な場所を通るので最船首のヘリパッドが開放されました。船側の粋な計らいに感謝感激!!!

特等席で舞鶴入港シーンを満喫
新日本海フェリーでは時間的に暗い中での入出港になるので、この絶景を見れるのはクルーズならでは!

乗船客は絶景シーンに見惚れ、「北欧のフィヨルドみたい!」という歓声があちこちで

先ずは5階のザ・シアター左舷側に集合し、奥に進みヘリパッドに誘導されます。

通常は乗組員しか入れない船首部分のエリアに入ります。
更に進むと乗組員の休憩スペースがあり、『Thank you』という文字が。

乗組員の休憩スペースには『love』という文字がいっぱい書かれていました。
乗組員の男女がここで愛を語り合うのでしょうか?
ここは乗組員の憩いの場!?

休憩スペース前方にヘリパッドがあり、既に大勢の乗船客が訪れていました。

今日も絶好の天気!
ヘリパッドの船首からブリッジ方向を望む

舞鶴港に近づいた所の右側の海岸に伊根の舟屋群のような集落が見えてきましたが、本物の伊根の舟屋集落は通り過ぎた湾の奥にあり残念ながら見えませんでした。

海外旅行と言えども出国したのは1日だけで舞鶴から入国です。

飛行機での出入国のスタンプは成田と中部と関西しか押してもらったことはないですが、クルーズのお蔭でパスポートの出入国のスタンプは船旅ならではの地名を押してもらえました。調べてみたら北の方から釧路、小樽、横浜、金沢、神戸、舞鶴、境港、関門、長崎、那覇と色々な港で押してもらえて旅の貴重な記念になっています。

舞鶴港では地元の幼稚園児が歓迎のダンスで出迎えてくれました。

将来、この中から船乗りになる子が現れるかも?

セレブリティ・ミレニアムの後姿
コスタネオロマンチカで入港した時も船尾から入港したので、舞鶴港ではこれが定番かも。

舞鶴港第2埠頭からシャトルバスに10分位乗り西舞鶴駅へ

西舞鶴駅から舞鶴線で次の駅・東舞鶴駅に向かいます。

運転席後方から進行方向を望む

東舞鶴駅近くの自転車屋さんでレンタサイクルを利用し、舞鶴観光に出かけました。(3時間500円)

赤れんがパークに向かう途中、早速 赤れんがのトンネルが出現。
タモリさん流に分析するとこの道は緩やかなカーブで引込線の線路跡のようです。

国道27号線から見る赤レンガ倉庫群

明治34年(1901年)に旧海軍舞鶴鎮守府が開かれた頃、海軍が建設した多くの れんが建造物が残り、赤れんが建造物の美しさは深まり続けました。赤れんが博物館の建物は、明治36年(1903年)に旧舞鶴海軍の魚雷の倉庫として建設されたとの事。

れんがを専門とする世界でただひとつの赤れんが博物館を見学

日本近代化の躍動を体感できる町として鎮守府 横須賀、呉、佐世保、舞鶴に贈られた日本遺産認定書

軍港のまち 舞鶴、横須賀、呉、佐世保のポスターを1ヶ所に掲示

赤れんが倉庫群の一角

続いて舞鶴造修補給所界隈を散策し自衛隊艦船を見物

レンタサイクルを借りたお蔭でこんな所にも来れました。

赤れんがパークから更に西に進んだ海上自衛隊の訓練用グラウンド入口の公園にC58 113号機が飾られていました。
かつてはこの場所に中舞鶴駅があったようです。

東舞鶴から中舞鶴の方へ国道27号線の緩やかな坂道を走って行ったら五老ケ岳公園口バス停があり、その先に五老スカイタワーまで3kmの標識がありました。3km位ならと たかをくくり自転車を進めましたが、延々と曲がりくねった坂道が続き、電動サイクルでもないママチャリでは汗ビショビショの難行苦行。マイカーや観光バスに乗った人が「変なオジサン」が自転車を引いて歩いているという視線で見て行きました。

途中からペダルをこぐのは諦めて自転車を引きながら40分位上って行ったら五老ヶ岳頂上に辿り着きました。まさに日ごろの鍛錬の賜物です。

五老ケ岳山頂(海抜300m)から釜山まで560km、横浜まで380kmなどと記した標識

こんな所までママチャリで来た人は若い外国人旅行者くらいだと五老スカイタワーの人に感心されました。
セレブリティ・ミレニアムを俯瞰的に見たいと思う気持ちが自分を奮い立たせてくれました。

近畿百景第一位に選ばれている絶景。
今朝は百人位の撮り船マニアがこの半島と島の間を颯爽と進入してくるセレブリティ・ミレニアムを撮影しようと訪れたらしい。
自分も撮ってみたかった!!!

自衛隊桟橋、赤れんが方面の景色

セレブリティ・ミレニアムを五老スカイタワー展望室(海抜325m)から俯瞰的に撮影したいという願望が叶えられました。

ススキとセレブリティ・ミレニアムが調和して秋を感じる景色

五老スカイタワーから360度の景色を満喫した後は下り坂を3km自転車で下りました。エンジンブレーキもないママチャリでずっとブレーキをかけ続けるのでブレーキが焼け付くのではと心配しながら山頂からたったの15分位で東舞鶴の自転車屋さんに戻って来ました。
レンタサイクルで充実した舞鶴観光ができ大満足!

東舞鶴駅から西舞鶴駅に戻る丁度良い時間の列車がなかったので、路線バスに乗って港の方に帰って来ました。途中の広小路バス停で下車。
入港した時に船尾デッキから後方の山の方を見たら中腹にお寺が見えたので、きっと船を撮るには好適地と思い探索することにしました。そして見つけたのが長久山妙法寺。舞鶴は城下町なのでこの辺りはお寺が集結している寺町のようです。

お坊様とセレブリティ・ミレニアムのツーショット
後ろから撮ってスミマセン!

お供えの綺麗な赤い花も入れてパチリ。
フォトジェニックな写真を撮れて満足です。

この場所に突然現れた美男美女のカップル。確認したらセレブリティミレニアムのレストラン・スタッフ。オフの時間を利用して奥様とこの絶景を求めてやってきたとの事で記念写真を撮ってあげました。SNSでこの寺を知り訪れたらしい。
他にも外国人観光客が訪れて来て、最近はフォトジェニックな場所を日本人より外国人旅行者の方がよく知っているようです。

フォトジェニックな景色を堪能した後は更に西へ歩いて海鮮市場とれとれセンターへ

店頭には採れたての海鮮物がいっぱい

ホタテ焼き(500円)やさざえつぼ焼き(500円)など美味しそうな物が食欲をそそります。

今日は自転車に乗って汗だくだくで走ったので、ご褒美に生食用の岩ガキ((600円)と さざえつぼ焼き(500円)を注文し、ビールを飲んで喉を潤しました。
さざえつぼ焼きは撮り忘れました。

海鮮市場とれとれセンターでグルメした後は第2埠頭まで乗せて行ってくれるシャトルバスにタイミングよく乗ってクルーズターミナルに戻り、満足感に浸りながら舞鶴での寄港地観光を終えました。
無料シャトルバスが西舞鶴駅行きと とれとれセンター行きの2本が用意され、とても便利。舞鶴は観光スポットも多くクルーズ客船の寄港地として相応しいと思いました。

シリーズ

2019 セレブリティ・ミレニアムで航く早秋の日本周遊クルーズ

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