セレブリティ・ミレニアムで航く早秋の日本周遊クルーズ⑦秋田・角館編

セレブリティ・ミレニアムで航く早秋の日本周遊クルーズ⑦秋田・角館編

2019年10月26日 00:00
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mr. shibata

1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。

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 クルーズ8日目は秋田港中島ふ頭に午前9時半に入港。秋田港入港時でも船首にあるヘリパッドが開放される予定でしたが、あいにく雨が降っていたため中止となりました。同じ岸壁の奥には新日本海フェリー(敦賀⇔新潟⇔秋田⇔苫小牧東港)のターミナルがあり、その奥に秋田港のランドマークとも言えるポートタワーセリオンがあります。埠頭では小雨が降る中でも地元の人達が篤い歓迎で出迎えてくれました。
 秋田では日本で唯一の『クルーズ列車』に乗って秋田駅まで行き、秋田在住の親友夫妻と共に角館観光に出掛けました。

金沢を出港したあと一晩眠っている内に翌朝に秋田入港。
秋田には昔々夜行列車で着いた思い出がありますが、ゆっくりゆっくりと海上から秋田に近づいていく感動は船旅ならではの醍醐味です。

秋田港ランドマークのポートタワーセリオンが見えてきました。

右側の白い建物がクルーズターミナル

秋田入港に先立ち、終日航海日の船内スカイラウンジでは秋田の蔵元の方から清酒講義と秋田の地酒「高清水」の無料試飲会も開催され、会場は大賑わい。
秋田は米どころで良質な水に恵まれた寒冷な地域だけに地酒「高清水」は口あたりも良くきりりとした味わい。
船内の食事は基本的には洋食なので、秋田の郷土料理と地酒を味わいたくなりました。

秋田よさこいヤートセのパフォーマンスでお出迎え

秋田美人もお出迎えしてくれました。

船のデッキから大勢の人が歓迎イベントを見守っています。

道の駅・みなとオアシスあきた港に隣接のポートタワーセリオン

こんなに立派なタワーに無料で昇れるとは感謝感激!

先ずはポートタワーセリオンに昇り、海抜100mからセレブリティミレニアムをパチリ。

秋田県の期待の星・吉田輝星投手(金足農業高校)のサインが3階展望ホールにあることを示す案内と来港した客船のポスター

3階展望ホールの窓ガラスに書かれた吉田輝星投手(金足農業高校)のサイン

クルーズ船の受入環境の整備状況やおもてなしの様子の写真

おもてなし歓迎の様子の写真

寄港する客船の紹介やクルーズ船が接岸する様子を紹介し、クルーズ船見物に訪れる人への配慮が感じられました。

貨物コンテナヤードと秋田港西側の風景

クルーズ中の終日航海日に船内の寄港地観光案内コーナーではJR東日本秋田支社の社員さんが制服姿で座っているのにはビックリ!!!
「秋田港クルーズ列車」のPRして詳しく説明してくれました。

クルーズ船の乗船客だけが利用できる「秋田港クルーズ列車」にこれから乗車。

秋田港クルーズ列車は貨物線を利用し、奥羽本線の秋田駅から土崎駅を経由し秋田港まで延長してクルーズ船が入港した時だけ運行されています。
(秋田港駅~秋田駅間9kmを直行・所要時間15分~20分・片道200円)

クルーズ船入港日限定で秋田港駅は開業
往路は3本、復路は2本運行

「秋田港クルーズ列車」の乗車証明書
当然ながら秋田港駅には券売機などはなく、JR東日本の職員が乗客に手配りで渡します。

時間が合わず『あきたクルーズ号』には乗車できず残念

<写真はJR東日本秋田支社ニュースリリースより拝借>

秋田港クルーズ列車はキハ48系車両が利用され4両編成

秋田港クルーズ列車の車内風景
渋滞の心配もなく秋田駅に直行で行けるので便利

秋田駅構内では 勇壮ななまはげがお出迎え

秋田市内に在住の親友と秋田駅で再会。

秋田から角館までは約70km。友人の車で1時間位走り角館に到着。
(JRでは秋田から角館まで在来線は直通はなく秋田新幹線を利用して約45分)

樹齢300年以上の しだれ桜の深い木立ちと重厚な屋敷構えの武家屋敷通り

角館に着いたのは午後1時。お腹も空いたので先ずは昼食。
町家館かくのだ亭

この看板に惹かれて町家館かくのだ亭に入りました。

昼食は比内地鶏親子丼と稲庭うどん・いぶり漬け(大根のたくあん漬け)を賞味。

西の横綱・讃岐うどんに対し、東の横綱と言われる稲庭うどん。

初めて食べた稲庭うどんが美味しかったので買い求めました。

武家屋敷の建築様式を今に伝える青柳家

大正時代に建てられロマン溢れる西宮家

散策している時に見かけた大きな葉っぱの秋田ふき

角館では2時間近く滞在し、帰途につきました。

秋田港に戻り、セレブリティ・ミレニアムを角度を変えてウオッチング

道路に進入してきそうな感じのセレブリティ・ミレニアム

再びポートタワーセリオンに昇り、海抜100mからセレブリティミレニアムが停泊している方向を一望

ポートタワーセリオン展望台から秋田市の東方向を一望

秋田港クルーズターミナルには秋田犬もお見送りに来てくれて凄い人だかり。

秋田港では秋田港クルーズ列車をはじめ歓迎セレモニーも盛りだくさん。
無料で海抜100mの展望台に昇れるなど受入れ体制の準備がしっかりされていて、お土産を買い求める人や大型客船を見物に来た地元の人達の歓声があちこちで沸いていました。
これぞ理想的な寄港地歓迎!!!

シリーズ

2019 セレブリティ・ミレニアムで航く早秋の日本周遊クルーズ

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