セキトリは相撲だけにして
Bougenvilleを360℃カメラで撮影

セキトリは相撲だけにして

2019年9月4日 23:14
mr. takeshi_kimiのアイコン

mr. takeshi_kimi

サービス業出身のため、非常に厳しい評価になってしまいます。辛口コメントをお楽しみください。2016年よりPonant リピーターです。船のサイズ感、航路のバリエーションとフランス船ならではのセンスが気に入っています。

プロフィールを見る

乗客のモラルがクルーズ船のランクを決める

ポナンは船のサイズが小さく乗客数も少ない分、大型船に比べてスマートに過ごせる。プールサイドも以前乗船したMSCやダイヤモンドプリンセスのように、朝から場所取りをしたり、一日中陣取る人もいない。適宜、退散するので、小さなプールサイドであってもストレスなく過ごせる。

劇場も乗客全員が座るに十分の収容力があるので、席取りのために物が置かれたりもしないし、そもそも、そういうことはしない客層なのである。ダイヤモンドプリンセスで料理デモがあったとき、席は空いているのに物が置いてあるため座れない。誰かが誰かのために多めにとっておき、結局来なかったとみた。空いているのに座れない人が沢山いる。飢餓状態の人が世界には沢山いるのに時間が経ったので作りすぎた食糧を捨てる。駅のエスカレーターに片側空ける習慣がいつの間にできたもんだから、片側だけ意味なく長蛇の列になり、エネルギーの無駄遣いに日々ストレスを感じるのと同じ気分になり、なんとも不快な思いをした。船側も何の対策を取らないようなのが残念だ。ディナーで同席した夫婦は、これからシアターでオペラがあるから早く並ばなきゃ、と、食事も早々に劇場に急ぐ姿をみて、なんともせわしい休日だなぁとため息をついた。

(ダイアモンドプリンセスのシアター)

今回、ポナンでキティーラ島に寄港した際、町の中心まで無料シャトルが用意されていた。マイクロバスは乗客数に見合わない大きさで、一度に乗れず、多くの乗客は周辺で時間をつぶさなければならなかった。まぁ、この時点で船側の対応は評価できない。

そして、やっとバスが戻ったときに、フランス人の家族連れ御一行様が子供たちを先に送り後方に場所取りをさせていたのには呆れた。呆れたのは私たちだけではない。他の乗客の遠慮ない非難の目についには耐えきれず、子供を膝にのせ、奥さんも膝にのせる等、全員が乗れるよう工面した。そう。ここにはこうしたモラルが存在する。

クルーズは非日常を楽しむ優雅な世界だ。乗客も船側も双方で優雅に品よく楽しめるように努めたいものだ。

シリーズ

All About Cruises

シリーズページを見る
現在 8 本目
情報使って金使わず

次の記事

情報使って金使わず

コメント

まだコメントは投稿されていません。

コメントを投稿する

コメントの投稿にはログインが必要です。

Takeshi & Kimi Blog

このブログについて

Takeshi & Kimi Blog

Takeshi & Kimi Blog

このブログの他の記事

ブログの一覧へ
クルーズ説明会&見学会-1

クルーズ説明会&見学会-1

# 第2回ポナン・クルーズサロン ## 無料のクルーズ説明会に参加して気分を盛り上げよう 8/30、台風直撃の中、第2回ポナン・クルーズサロンに参加してまいりました。 2022年にRitzの客船を予約していたものの、コロナの影響で就航が遅れSeabournに乗船して以来、諸事情によりクルーズともポナンとも

記事を読む
クルーズ船のマーケティング

クルーズ船のマーケティング

# リピーターを増やせ! 乗船した翌日のドレスコードはフォーマルとあり、7泊8日のクルーズでの唯一のフォーマルデイであった。初めてSEABOURNを利用した人は5F のThe Clubに招待され、カクテルとカナッペが供されウェルカムイベントが開催された。 SEABOURNのファミリー感を演出するところが非常

記事を読む
客寄せ寄港地_サントリー二島

客寄せ寄港地_サントリー二島

#エーゲ海を見下ろす断崖絶壁の街 クルーズ船のルートには必ず目玉となる寄港地が盛り込まれている。知名度があり、誰もが一度は行ってみたい、この寄港地がルートに入っているなら是非乗りたい!という気持ちを高ぶらせる寄港地がある。ギリシャではサントリー二島、ミコノス島、コリントス運河横断、そして今では環境への配慮によりク

記事を読む
気候変動とクルーズの旅

気候変動とクルーズの旅

#夜中の事件簿 今回は東地中海を巡る旅は、ギリシャだけでなくトルコの高級リゾート地、フィトヒエとボドルムの 二都市を予定していたが、直前になりフィトヒエの港湾当局により自船テンダーボートではなく、当局指定のボートを使用しなくてはならないとのお達しで、当局のボートの規模が小さく一回の乗船数が極めて少ない事、使用でき

記事を読む
夕暮れのプールサイド

夕暮れのプールサイド

#アペリティフ タイム 寄港地での観光から帰ると、多くの人はプールサイドで過ごす。サンベッドで夕食前に一眠りしたり、本を読んだり、バーで飲んだり、、、プールの中でグラス片手に知らない人と話をしたり。バーからは頻繁にカクテルが作られパスアラウンドされるので、ついつい手を伸ばしてしまう。そのため、プールサイドのバーで

記事を読む
フォーマル@SEABOURN

フォーマル@SEABOURN

# フォーマルのカタチ 7泊8日のうち、乗船2日目にフォーマルドレスコードの日が一日だけあった。パーティーがあるわけではない。食事前に初めてのSEABOURNということでオブザベーションバーへのご招待が届いていたので、お召かししていく。 クルーズディレクターがそれぞれの担当責任者を紹介、キャプテンの話等をカ

記事を読む