コスタネオロマンチカ乗船記-日本を回り始めたクルーズに起こること
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コスタネオロマンチカ乗船記-日本を回り始めたクルーズに起こること

2019年6月30日 14:38
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ms. madamcurious

2014年にダイヤモンドプリンセスにのったとたんに中毒。 なんでもこれは船ではとか船にとか 毎日クルーズのことを考えられずにいられません。 海と船の素晴らしさを 皆様にお伝えしたい!

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日本周遊をこなすコスタネオロマンチカに感じた前回との変化

今回は私たちにとって、コスタネオロマンチカで2回目の日本からのアジアコース。

日本を回るほとんどの南回りコースは台湾か、韓国を寄港するもの。
なのでコースとしてはとても慣れたものですし、カジュアルなコスタは承知の上で、なおかつ、前回はドリンク問題を鑑みてバフェだけにしていたので、今回はちゃんとレストランに行くようにしてみました。

ですが、こんなに日本回りをぐるぐる回っているのに、サービスがいい意味でイタリアンになっていました。

カジュアルシップはサービスもカジュアル

カジュアルシップはサービスもカジュアルです。

それは今まで乗ったプレミアム船などとの比較ではっきりわかっています。

でも、日本は細やかなサービスが好まれるので、日本に来るとサービス面では細やかにする努力がなされていると思ったのが1回目の印象でした。

なのに、今回はいろいろ、うーんと考えさせられる部分があったので、日本を回ることで なにが起こるのかと思いはじめました。

最初の時、MSCの経験からレストランには水もコーヒー、紅茶も一切、有料なのは面倒で レストランなしで乗ったのですが、その時はコーヒーも水もディナーには付いていました。

で、残念残念、と今回はレストランに行きましたら、まずそれがない、というより、なんだか含まれるセットがいろいろあって、私達のものは水はディナーのところではつくけど、コーヒー紅茶は有料でした。

最初はカードをお見せして全部有料といわれたのですが、よく見たら2回目のアクアクラスだったので水はついたのです。

1日目、水はもらえませんでした。
カードはウェイターが見たのにも関わらず。

たかが水されど水。
カードに分かるように書いてあると分かったのは、非常訓練の際に一緒になった海外の乗客に教わったのです。

なので翌日確認したらやっぱり水付きということでした。

人数も少なめなので、ウェイターも忙しくてよく見ていないのかもしれませんが、確認ポイントは抑えてほしかったと思っています。

メインダイニングの利用も一苦労

そしてテーブルは決まっているけど決まっていないという難しいテーブル。

毎日、入り口で聞かなければならないと言われました。
ここは以前の体験がないのでそういうものかとセカンドシーティングの時間の列に並ぶことにしましたが、どうせ、入れると高をくくっていて遅めに並んだら、前のほうの列の人がもうないから上に行けって言われたと戻ってきました。

上とはバフェのことです。
自分の番でそうなったらどうしようと思いましたが、フロントにたどり着いたらテーブルには行かせてもらえました。
良かった良かった。
9日間のクルーズの初日に何とか、テーブルは確保されたよということなのか、何の説明もないし、よく分かりませんし、この日はわさわさしていて水ももらえなかった日でした。

翌日にはこの日のテーブルの番号の食事チケットのようなものが部屋に届き、この紙は保管してくださいとなっていました。

で、そのあとどうなったか。

また1日後くらいに違うナンバーのチケットが届きました。
そのテーブルにいったら、今度はそこがダブルブッキング。
4人テーブルに6人登録されていたようで、前夜と違う方がもう始められていて私たちが2番目、最後に来た方2人ははみ出してしまいました。

最初は番号をお客が間違えたのかと思われていましたが、結局マネージャーまでやってきて、最後は見出しの二人は連れ去られてしまいました。

後から伺ったら 一応、食事は出来たそうです。良かったですが早い者勝ちではあんまりですねと、話していたら結局コンピューターミスとかだそうでした、それもその騒動の翌日もまた同じテーブルで、同じ羽目になったそうです。

私達は2どめのときはバフェに行きましたので知りませんでしたが、まあ、何が起きているのか。

決まったシーティングなのに、レストランに行くのも一苦労です。

そんなようなことはコスタクラブのほうでもありました。

結論としては、私達は2度目のクルーズで自動的にコスタクラブのアクアメンバーであることになっていましたのに、私だけがランクアップで、主人は上がっていなかったのです。

なので何だかカクテルパーティのご招待も部屋にお水のサービスも、彼の分だけなかったのです。

カクテルパーティに行くまでは疑いくらいだったのですが、パーティの入場待ちの列で皆さん一人一枚招待状を持っていらっしゃる、これはやはり、主人には来ていないと、彼は撤退したのですが、ほかの外国人カップルもちゃんとドレスアップなさった奥様がいきなり列から離れてご主人さまが追いかけてなだめるシーンも見かけました。

ああこれは我が家と同じパターンだなと感じました。
で、その後、フロントに申し出ましたが、何と、フロントでは何もしてくれないのです。
コスタクラブの係の開く時間に申し出るしかないのです。

そのカウンターも1日のうちに数時間しか開かないので、寄港地に着き始めると忙しく、もう2日くらい逃したように思います。
伺ったらすぐ治してくれて部屋に水も届きましたが。

でもその間のバースデイの方がいたらバースデーケーキはなしですね。
プリンセス等はフロントでも処理できたように思います。
何より、ここがポイント。
カジュアルシップのサービスは、できるだけ自分で何とかする場面が多いということなんです。

分かっていはいましたが、レストランのことなどはどうしようもなく、落ち着かないことです。

非常訓練にしてもスタッフが来るのが遅く、集合場所もよく分からない。
ステーションは書いてはありますが、途中スタッフの立つのが結構遅めです。

以前のコスタはコンコルディアのこともあって、訓練は結構真剣でさっさとしていましたが。

今回は何だか不慣れなスタッフにも見えてしまいます。

それも、私たちリピーターはよくわかっているので良しですが、よく分からずにうろうろしている乗客が多かったこと。

実際の非常時はこうなるだろうからと思えばよいかもしれませんが、年配の方たちなどは よく分からないと心配です。

何が原因なのか。

オペレーションが悪いだけなのか、それともスタッフの不足の問題でしょうか。

プリンセスクルーズでクルーズを始めた私たちはプリンセスには結構乗り続けてきました。

プリンセスは、オペレーションの良い船です、がそれでもスタッフ不足で大変かなと思う場面もありました。

コスタもそうなのかもしれません。

内装も素敵に改装し、頑張っているスタッフもいますが、あっちこっちのほころびがなんとも気になりました。

普段テレビを見ないほうなのでコスタのテレビコマーシャルはどんなのか、見たことはないのですが、パンフレットなどでいろいろなイメージで来た方が違った感想を持っているところを多く見かけました。

豪華客船ということばの独り歩き

いつも思うところですが、豪華客船の文字だけが独り歩きしている感は否めません。

前回や他のカジュアルシップのように、ウェイターがドリンクセットをしつこく売り込むことなどがなくなったところは良くなったところですが、夜食の有料化や有料レストランなど、有料のドリンクが高価格なことも気になります。

世の中にはジャパンプレミアムという言葉があって、物価の高い日本では海外よりなんでも高価になるということです。

ということはコストが高くかかるのでスタッフが減らされたり、何かの質を落としたりすることにつながってくることになるのでしょう。

イタリアンで子供も大人も楽しいはずのクルーズが、何だか大変なことになっているのかもしれません。

しばらくの間、天気も悪くないのに、水が張られなかったプールを見て、どうしたことかと思うばかりでした。

何とかしないと、楽しいイタリアンシップもかたなしです。

一人一人のスタッフでは頑張っている方も多くて、気持ちの良いサービスももちろんありましたが、人は気になるところが記憶に残ってしまいます。

今回のクルーズ、私たちはいいけれどという テーマになっていました。

シリーズ

2019 コスタネオロマンチカ日本発着クルーズ乗船記(東京発横浜着)

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