
船旅の真実 オーシャニア編 56

位置で言えば船首を背負って船尾の方向を向く。
デスクは一枚板を施された幅1.5メートル程はあろうかというほど立派なものだ。
デスクの上は整理されていていかにも仕事のできる人のそれである。
僕のイメージのバトラーを大きく覆す風貌の彼は右方向のパソコンの画面で僕の情報を確認している。
こう言った理由で食事が出来なかったが何とかなるかの旨を伝えた。
彼はそのレストランの先の予約状況を見て「空きが出たのならば伝える」・・と言ったと思う。
少し大きめな声で話す彼は少々威圧的にも感じる。
その風貌は白人ではあるがどこかコミカルな体型と顔立ちだ。
纏っているスリーピースの上着なし。(ジャケットを着ていない)
ベストは胸の前のボタンは左右に引っ張られて彼の緊張が解けたら張ちきれそうな体型だ。
部屋の中はソファのセットが2脚ほどあり僕らの部屋が4つ位入りそうなほど広い。
座れと促されることもなく事を伝えた僕は周りから見たらどこか先生に叱られる生徒のようにも思える。
そんな思いを伝えた事を妻に告げ夜にもなれてきた僕は恒例の?Deck12へ。
飛行機の座席のモニターと同じような画面。
っと言っても大きさははるかに違う。
そこに写し出された位置。
地中海を渡り明日は楽しみにしていたメッシーナ。
2018 オーシャニア・マリーナ 地中海クルーズ
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