ニューアムステルダム号で行くカリブ海縦断・パナマ運河横断・中米周遊クルーズ⑥グアテマラのプエルトケツアル

ニューアムステルダム号で行くカリブ海縦断・パナマ運河横断・中米周遊クルーズ⑥グアテマラのプエルトケツアル

2019年3月19日 00:00
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mr. shibata

1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。

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 クルーズ9日目にグアテマラのプエルトケツアルの港に到着。着岸した港はコンテナが山積みされている元々が貨物用で、クルーズ客船が寄港できるように付け焼刃的に造ったような桟橋です。観光案内所とカラフルな手芸の土産物店がある以外は何もないので、ショアエクスカーション(79.95$)を利用し、港から片道90分の道のりで世界遺産に登録されているアンティグアに向かいました。開聞岳に似たアグア火山と北海道の駒ケ岳に似たフエゴ火山が段々近づいてきました。昨年M7の地震や噴火があり道路工事を至る所でしており、サトウキビやコーヒーや果樹園などが広がる風景が殆どでした。
アンティグアの町は1543年から230年間にわたりスペイン植民地時代の中米地区の総督府がおかれた古都です。その後、度重なる地震により壊滅的な被害により1776年にグアテマラシティに首都が移されました。
 アンティグアの町は3つの火山に囲まれたコロニアル様式の美しい古都ですが、アンティグアに着いたら道路は狭くなり、大型バスでは通れないのでマイクロバスに乗換え、ガタゴトと石畳の道路を走り、スペインの植民地時代の遺構などがある異国情緒満点の街並みを散策しました。


綺麗な民族衣装を着たグアテマラの美女がお出迎え

プエルトケツアルの桟橋に停泊中のニューアムステルダム

この観光バスでアンティグアの町へ向かいます。(片道90分)

車窓から眺める開聞岳によく似た円錐形のアグア火山(3,760m)。標高は富士山とほぼ同じです。草原には牛が放牧されのどかな景色

バスはフエゴ火山に近づいてきました。

昨年M7の地震や噴火があり至る所で道路工事をしていました。

アンティグアの標高は1,520mなので熱帯地方なのに涼しい。アンティグアの道路は狭いので大型バスから小型のコーチに乗り換えて市内を遊覧

コーチの車内風景

アンティグアの街並み家屋は道路ぎりぎりに建てられており窮屈な感じですが、壁の色合いに癒されます。

町の道路は石畳ばかりで車はガタゴトと進みます

車窓から眺めるコロニアルな景観

グアテマラでは希少価値のある翡翠(ヒスイ)が採掘されています。ショアエクスカーションでアンティグアの町に着いたら翡翠(ヒスイ)の加工工場に連れていかれ暫く見学。(Jade Museum&Factory)

翡翠の加工工場の中に宝飾店もあり、女性観光客は熱心に見ていました。

翡翠加工工場の中には銃を持ったガードマンが立っていたので、了解を得た上で写真をパチリ

黄色い外観が美しいメルセー教会正面入口のバロック様式の装飾はメキシコから来た漆喰職人によって造られたらしい

町の名所の一つ・時計台エル・アルコ

中央公園東側に面したカテドラル

中央公園北側に面して建っているアンティグアの市庁舎

アーチが美しい総督府

市庁舎の2階テラスからカテドラルとアグア火山を望むアグア山は1,500m位の高さに見えますが、富士山とほぼ同じ高さ。

市庁舎の2階テラスからカテドラル方面を望む大地震で何度か崩壊し、修復が繰り返されてきた廃墟も見える

中央公園では観光客目当てに色彩豊かな民芸品を地元女性が売り歩く

マヤの歴史と文化の素性を反映した色彩豊かな刺繍の織物

アンティグアから90分の道のりでプエルトケツアルの港に帰って来ました。桟橋近くには観光案内所と民芸品などがありましたが、無料Wi−Fiはなく飲物を注文しないとWi−Fiは利用できませんでした。

着岸した桟橋付近は公園から出ようとすると銃を持ったガードマンが立っており、外に出られません。

プエルトケツアル港はコンテナが山積みされている元々は貨物用の港。港の敷地から橋を渡らないと桟橋に行けず乗船できません

午後5時に出港。防波堤の手前でパイロットボートが近づいてきてパイロットが降りて行きました。明日午後にはメキシコのウアトウルコに寄港します。

シリーズ

2019 HALニューアムステルダム カリブ海縦断・パナマ運河横断・中米周遊クルーズ

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