愉楽の寄港地事件簿 1

愉楽の寄港地事件簿 1

2019年5月4日 08:52
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mr. takeshi_kimi

サービス業出身のため、非常に厳しい評価になってしまいます。辛口コメントをお楽しみください。2016年よりPonant リピーターです。船のサイズ感、航路のバリエーションとフランス船ならではのセンスが気に入っています。

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トロピカルフルーツにご用心!

白い砂浜が広がるTobago Cayでの休日はまさに楽園。その日、島はポナン乗船客が独り占めしていた。亀が泳いでいたり、イグアナが生息しており、美しい青い海で思う存分シュノーケリングを楽しんだ。

事件はその夜、早めにディナーを済ませ部屋で寛いでいるときに、クルーズディレクター ̪シモネの全館放送によって至福のマッタリタイムは破られた。

ビーチで青りんごのようなものを食べた人は、すぐに申し出てほしい、との内容がフランス語、英語、そしていつもは使用されないスペイン語でアナウンスされた。

5分後に、今度はキャプテンよりシモネと同じ内容、3か国語で流れたのだ。

これは一大事だと、情報収集に走る。夜な夜な繰り広げられるラウンジでのパーティーに参加する振りをするため、クラブ仕様の服に着替え、野次馬根性をカムフラージュして下に降りる。

ラウンジに行く途中、私たちより後に食事をしていたカップルに話を聞くことができた。食事中に件のアナウンスが流れると、数人の人が青くなり立ち上がったそうだ。え??そんなにいたの??

Manchineelという猛毒のフルーツが砂浜に沢山落ちていたのだが、どうやらそれを拾い食いしてしまった人がおり、胃の洗浄をしているとのことで、他にも犠牲者かいるのではないかということで緊急放送に至ったようだ。

翌日フロントにはManchineelの写真付きで警告が貼られていた。

いやぁ、わけのわからないもの拾い食いしちゃいけませんよ!特にトロピカルフルーツは死に至る危険なものがあるからね。

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Le Champlain

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