7. 救命胴衣を着て甲板へ!

7. 救命胴衣を着て甲板へ!

2023年5月18日 21:43
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mr. techi

1993年に飛鳥の内覧会に参加し、1995年にOne Nightに乗船してから年に1回の国内船乗船を楽しんでいました。その後、そこにFly & Cruiseでの外国船が加わり、2010年のRCIの日本発着開始と共に、乗船機会が増え、今では年に3〜4回のクルーズを楽しんでいます。 ですが、普通に働いているのでショートクルーズがメインです。

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パロの予約後、9デッキの最後尾にあるトップサイダー・バッフェで遅い昼食を食べ 終ったころのことです。突然、船内放送が掛かりました。
「4時30分から緊急避難訓練を行います。客室の救命胴衣を身 に付けて、第4デッキの指定された場所に集合して下さい。」
 時計を見ると4時過ぎです。実は、密かに船旅での緊急避難訓練を楽しみにしていたん です(^^)。まだ時間が有るので、デザートのケーキとコーヒーを頂いてから、アフタヌ ーン・ティーを兼ねた遅めの昼食を終えました。
 時間は4時15分。再度訓練実施の放送が掛かっています。この頃になると、回り で食事を楽しんでいた人達が次第に席を立ち始め、バッフェも終了する準備をしてい ます。そろそろ、私達も部屋に戻り、救命胴衣を着る準備にかかることにしました。

救命胴衣の場所は既にチェック済みですから、戸惑いませんでした。ですが、確認し ていなくてトイレやバスルーム、クローゼットなどを順に探した、という人もいたよう です。クローゼットには大人用と子供用の救命胴衣が各2つ有りました。どうやら私達 の前にこの部屋を利用したのは、子供連れの家族だったようです。
 そう言えば、トイレの白い扉に青のクレヨンで落書きが有りました(^^;)。

救命胴衣の着用法は、客室の扉にミッキーのイラスト入りで説明されていました。救 命胴衣を着て部屋を出ると、既に何人かの人が、中央階段の方へ歩いていました。私達 も後に付いて中央階段から2フロアー上の第4デッキへ上がりました。各階段の踊り場 では、第4デッキへ迅速に出れるように、キャストさんが真剣に誘導しています。しか し、救命胴衣を付けたゲストには余り緊迫感は無く、どちらかと言うとこの訓練を楽し んでいるようでした。

第4デッキの天井には黄色の避難用ボートがあり、その下の壁にはアルファベ ットが書かた緑色のプレートが付いています。集合場所は、客室毎にアルファベットで 指定されています。私達がNのボートの下に行くと既に30~40人が集合していました。しばらくすると、点呼が始まりました。ボート・リーダーのキャストさんがNブロック の客室番号を順に読みあげると、「Yes. Two」とか「Yes. Three」と言うように、代表 者が人数がそろっていることを伝えています。
 アメリカ式の点呼かな、と思う間も部屋番号はカウント・アップして・・・
「Two o nine six ?」
「Yes! Two.」
 私達も同じように答えました(^^)。

点呼が終わると、救命胴衣のサイズが自分の体に合っているかを確認し、合っていな い場合は、その場で交換し合ったりたり、キャストさんに新しいものを用意してもらい ます。自分に合った救命胴衣がそろった時点で、救命胴衣の付け方や避難経路、ボート の説明が有ります。ボートには各ブロックの人員に対して十分な量の水と食料などが既 に積み込まれているのだそうです。
 それと、客船の救命胴衣やボートと言った緊急設備は国際法でオレンジ色が定められています。この色を許可を得て少しだけ変えて、ミッキーマウス・クラブのシンボル・ カラーで靴の色でもある黄色にしたのだそうです。これにより、外装に使用されている色が黒、白、赤、黄色となり、ミッキーマウスと同じ色使いとなりました。さすが、ディズニー(^^)。

緊急避難訓練は10分ほどで終わり、解散となりました。訓練に参加することで、自分 に合った救命胴衣の確保、避難経路と集合場所の確認が行えます。ちょっと楽しい、貴 重な経験となりました。

緊急避難訓練は、船会社によってEmergency Drill又はBoat Drillと呼ばれます。

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Disney Magic 乗船記 in 1998

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