11. Walt Disney Theatre

11. Walt Disney Theatre

2023年5月22日 23:07
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mr. techi

1993年に飛鳥の内覧会に参加し、1995年にOne Nightに乗船してから年に1回の国内船乗船を楽しんでいました。その後、そこにFly & Cruiseでの外国船が加わり、2010年のRCIの日本発着開始と共に、乗船機会が増え、今では年に3〜4回のクルーズを楽しんでいます。 ですが、普通に働いているのでショートクルーズがメインです。

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船中のイベントで最も楽しみにしていたのが、ディズニーの名前をが付いた、 Walt Disney Theatre でのブロードウェイ・タイプのショーです。
 4デッキ前方にある、約1000人を収容できるこの劇場でのショーは、ブロードウェイ の劇場ごと Disney MAGIC に積み込んだのか、と思うほど素晴らしいものでした。
 演目は4種類で、毎晩異なります。あいにく、1演目は機械のトラブルとのことで上 演されていませんでしたが、他の3演目はどれも上演時間が50分以上あり、1幕物のミ ュージカルとして十分に楽しめるだけの濃い内容でした。

気になるのはショーの内容ですよね。公演順にあらすじをちょっとだけ紹介したいと 思いますが、クルーズに依っては順番が変わったり、公演自体がキャンセルされること が有るかもしれませんのでご注意下さい。

Disney Dreams

 毎夜、星に願いをかける女の子のもとに、ある日ブルーフェアリーが現れて、空を飛 べるように魔法をかけてくれます。でもこの子はちょっと現実派で、空なんか飛べる訳 が無い、と心の底では思っています。

するとそこへ、ピーター・パンが現れて、「心から願う気持ちが有れば、夢は必ず叶 うものだよ。」と教えてくれます。
 シンデレラは王子と結婚し、アリエルは人間になり、ジーニーは自由になれたよね。 ビーストも人間に戻れたし、シンバは王になれたじゃないか、と様々な例を挙げると、 お馴染みのキャラクター達が舞台に現れて名場面が再現されます。でも、彼らとの楽し い時間なんて「アッ!」と言う間に過ぎてしまいます。

時間? そうそう時間は、朝6時の鐘が鳴り終わるまでしかなかったんです。でも、半信半疑のまま時は過ぎ、とうとう6時の鐘が鳴り始めました。これが、最後の チャンス!
 シンデレラやアリエル、ジーニー、ビースト、シンバ達のことを思い出しながら念じ ると・・・
ん~っ、何か足りない・・・
「ねぇ、ティンカー・ベル! ピクシー・ダストをかけて!」
金色に輝くピクシー・ダストと共に、もう一度念じると・・・彼女は、ティンクと共に 満天の星空へ!
 そして、「彼女は最後には必ず飛べるだろう」と信じて疑わずに、この一部始終を見 続けた Disney MAGIC に乗る私達にも、予想しなかった嬉しいできごとが待っているの でした・・・ これはナイショ!

Hercules, The Muse-ical

 基本的なストーリーは映画と同じですが、なんとコメディー・ミュージカルになって います。ミューズのコーラスは、聴き応えが有りますが、5人の内の1人はなんと・・ ・ここは、見てのお楽しみ(^^)。

エンディングの手拍子を使ったアンサンブルもなかなか良かったですよ。
 ミューズを呼んだらムース(鹿の一種です(^^;))が出てきたり、セットを反転させ たら裏で黒子が押さえてたり、ナレーションの女の子の声が余りにか細いのでスタッフ が持ってきたメガホンを使ったらチャールトン・ヘストンの声が出たり、視覚的に笑え るギャグやジョークと共に会話の中にもジョークが随所に織り込まれています。
 視覚的に判れば笑えるのですが、アメリカン・ジョークなどには全く付いて行けませ んでした(^^;)

言ってることは判るけど、それがなぜおかしいの? と言うのもありました。
 でもこのショーは、ヘラクレスの映画を見ていれば大丈夫。みんながなぜ笑ってるの か判らなくても、英語なんか判らなくてもディズニー映画のファンには十分判るし、楽 しめる内容です。

Voyage of the Ghost Ship

 ディズニー・キャラクターが全く出てこない、オリジナルのミュージカルです。航海 の途中、幽霊船にさらわれたヒロインを助けに行く、と言う単純明快なストーリーです が、そこはディズニー(^^)、幽霊船でドラゴンと戦ったり幽霊の演出が凝っていたり、 限られた舞台の空間を巧く利用して、帆船の甲板を表現したり、と随所に目を見張るも のがありました。
 他の2つの演目に比べると、ちょっと大人向けという感じで、このままブロードウェ イへ持って行けそうな内容です。コーラスやアンサンブルにも聴かせ所があります。ス トーリーを細部まで把握するのは、なかなか難しそうですが、私達のようにただ見てい るだけ(^^;)でもちゃんと雰囲気は伝わってきます。

どのショーにも言えることは、ちゃんとブロードウェイ・タイプのショーとして上演 できるだけのしっかりしたストーリー性と演出があることです。また、舞台の上にいる のは、ショーのキャストやエンターティナーではなく、舞台俳優だと感じました。たま たまプロデュースがディズニーで、劇場が Disney MAGIC の中だったのではないか、と 思えるほどでした。
 比較すべきものではないのでしょうが、パーク内のステージ・ショーとは一線を画す ものだと感じました。もちろん、ライオンキング・セレブレーションなどのステージ・ ショーもそれはそれで素晴らしいと思います。
 ですが、船内で見たショーには、美女と野獣やライオンキングをブロードウェイで見 た時のような感動がありました。

そして、私達のクルーズでは公演されていなかったのが、キャスタウェイ・ケイを舞 台にした、Disney Island Magic というミュージカルです。ディズニー・キャラクター 総出演のようですが・・・いつの日にか見てみたい。
 唯一残念に感じたのは、音楽が生ではなかったことですが、午後6時、8時、10時 と3回公演があり、毎日演目が変わるということを考慮すると、生演奏でクォリティー を維持するのは難しいのかもしれません。

Disney Magics就航当時は、ショー中の写真撮影や録音に関して制限はありませんでした。周りの人の迷惑にならない範囲で、ビデオ撮影も可能でしたが、その後、禁止となりました。

シリーズ

Disney Magic 乗船記 in 1998

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