ノルウェージャン・ジュエル 太平洋横断クルーズ20日間の旅⑧小樽

ノルウェージャン・ジュエル 太平洋横断クルーズ20日間の旅⑧小樽

2018年10月13日 00:00
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mr. shibata

1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。

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 ペトロパブロフスクを出港してから船は西へ西へと進み、毎日のように夜中に1時間ずつ戻します。したがって連日1日25時間の生活となり、夜は1時間遅くまで音楽を聴きながらバーで飲んだり、ラウンジで踊っていても睡眠時間は変わらず何だか得した気分になります。

 クルーズ16日目。とうとう日本に戻ってきました。
観光に出かけるにも何と気楽で安心な事でしょう!
このクルーズで魅力の一つは小樽、函館、青森にも寄港する事。ホテルに泊まる必要もなく日本の3つのエリアを観光でき、海外旅行と国内旅行を一度にできて一粒で二度美味しい気分です。
小樽は札幌と同様に今迄に何度も訪れているので、小樽から20kmほど離れた余市へ向かいました。

16日ぶりに見る日本の陸地!積丹半島が見えてきました。間もなく小樽に入港。

パイロットの乗った艀が近づいてきました。

着岸の様子を見ようと11階のブリッジ展望室へ。パイロットがブリッジに現われ、慌ただしく動き回っていました。

新日本海フェリーの らべんだあ が見えてきました。いつも停泊する定位置とは違います。台風を避けるために退避したのでしょうか?

日本への帰国手続きを済ませ、勝納埠頭から30分ほど歩きJR函館本線の小樽築港駅へ。ここは日本。町を歩いていても緊張感もなく安心で気楽です。小樽駅で長万部行きに乗り換え余市へ向かいます。

小樽駅に到着し、列車の待ち時間の間に駅前を散策

先ずは三角市場へ。市場の中を何も買ったり食べたりすることもなく通り過ぎるので店の人は不満顔。

小樽駅から倶知安行きの列車に乗り、25分で余市に着きました。JR函館本線の余市駅

NHKBSプレミアムで連続テレビ小説『マッサン』を見ていたので、是非舞台となった余市を訪れたいと思っていました。

ニッカウヰスキー余市蒸溜所の正門早速、工場見学を開始

ニッカウヰスキー蒸溜所にはこんなに国の登録有形文化財建造物があります。

マッサンがウヰスキーづくりに情熱を注いだ赤いトンガリ屋根の工場

石炭直火蒸溜を今も受け継いでいる

ドラマでも出てきた旧事務所の応接間

北に日本海を臨み、三方を豊かな自然溢れる山々に囲まれ、厳しくも豊かな大自然を感じる。

無料試飲会場となっているニッカ会館

旧竹鶴邸ここにマッサンの家族が暮らしていた。

ニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝邸宅の模型居間でリタがピアノを弾き政孝氏が聞き入っている様子が見れます。

竹鶴政孝・リタ夫妻の写真

余市蒸溜所内のレストランで昼食道産トマトアスパラと日高モッツアレラのピザマルゲリータ

マッサンの情熱が伝わって来るような素晴らしい試飲会場。

試飲コーナーは敷地を見渡せていい感じ

工場見学のご褒美でアップルワイン・スーパーニッカ・シングルモルト余市の3種類を無料で試飲させてもらえました。

水、炭酸水、氷の用意もあり好みに合わせて飲めてグッド

親切にも試飲商品のお薦め飲み方のポスターも

ニッカウヰスキーが勢揃い

余市から下り列車に乗って小樽へ戻ります。さすがにこの辺りは非電化区間でディーゼル車両

余市でのニッカウヰスキーを賞味し、ほろ酔い気分で小樽の勝納埠頭に戻ってきました。

着岸した埠頭は新日本海フェリーのフェリーターミナルの近くにあり、新日本海フェリーに乗船待ちのトラックが沢山待機。

午後5時に新日本海フェリーのらべんだあ が汽笛3声鳴らし新潟に向けて定刻の午後5時に出港していきました。

シリーズ

2018 ノルウェージャン・ジュエル 太平洋横断クルーズ20日間の旅

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