
クイーンメリー2で行く東南アジア周遊クルーズ10日間の旅⑥プーミー・ホーチミン

mr. shibata
1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。
プロフィールを見るプーミーもホーチミンへは片道1時間半ほどかかる辺鄙な場所にある為、ショアエクスカーションの「ホーチミン市での自由行動」を利用し市内観光しました。
ホーチミンの旧名はサイゴン。古くからベトナムの経済的中心地として栄え、「東洋のパリ」とも呼ばれフランス統治時代の影響が残る街並みや経済成長で建てられた高層ビル群とスラム街が同居し、種々雑多なバイクが行き交い、アジアらしさを残す街並みが印象的でした。

キリンのような大型クレーン以外は何もないプーミー港に間もなく接岸

夜明け後、間もない眼下には沢山の観光バスが待機していますが、人出も少なく歓迎セレモニーなどはありません。

プーミー港は東南アジア最長のメコン川河口に位置し、のどかな景色が広がっています。

7時40分に観光バスは出発なので朝食は素早く済ませてツアーに出発しました。ここでもQM2全形を撮れるような状況ではないのでバスに乗り込みました。

乗車した韓国ヒュンダイ製の観光バス「ホーチミン市での自由行動」(92US$・約1万円)このツアーは現地の英語が話せるガイドが乗車し、車内で観光や買い物情報を案内してくれて、町の中心部で降ろした後は集合時間まで自由勝手に各自観光してくださいというコースです。

車窓から見えたメコン川沿いの水田が広がる青々とした田園地帯。ベトナムは世界有数の米輸出国なのでこの辺りは二期作とか三期作でしょうか?

車窓から見た東南アジアでは最長の国際河川メコン川。メコン川は源流のチベットから5つの国を通ってベトナムに流れています。

バスが再集合場所に着く前に車窓から白い客船が見えたので、あとで見に行くことにしました。

観光バスの再集合場所とされたホーチミンで一番高いビル「ビテクスコ・フィナンシャル・タワー」。

この高層ビルの49階にある展望台「サイゴン・スカイデッキ」に昇りました。ベトナムの通貨を両替しておらずUSドルで支払ったら入場料は10US$でした。

展望台「サイゴン・スカイデッキ」からの景色サイゴン川を中心として町が開けています。

高層ビルはこれからどんどん増えるという感じ

あるべき所に信号はなく横断歩道なんてものは殆どありません。絶え間なくバイクがスピードも緩めずにやってくるので、道路を横断する時はまさに命懸けで渡るしかありません。

道路は四輪車よりも二輪のバイクが多く、圧倒的にホンダ製が多い。バックミラーを付けていないバイクが多く、エンジン付き自転車としか言いようがありません。

ガイドさんお薦めの中央の通り。写真はオペラ・ハウス

猛暑の中を道に迷いながら歩いていたら高島屋が核テナントのビルを発見。店内は冷房がよく効いており快適なので、どんな店があるかブラブラしました。

エスカレーターで昇って行ったら「サクラ・フェスティバル」と表示した赤い鳥居の一角があり、汗が引くまで休憩しました。

店内のフードコートで食べたベトナム風ラーメン PHO(80,300VN$・約400円)VN$は桁が凄いけどベトナムも物価が安い!

町をぶらりぶらりと歩いた後、先程見かけた白い客船を見るためにバイクがひしめき合って走る道路を危険を冒して渡り、見晴らしの良い川岸に着きました。 何と白い客船が3隻も停泊しているではありませんか!あいにく双眼鏡を持って出掛けなかったので、3隻共に船名を判読できず残念。サイゴン川を河口から上ってくることが出来る通称スモールシップの2万トン級の客船でした。こうやって初めて見る客船をボーと眺めているだけで幸せな気分になります。

再集合場所から1時間半程バスに乗り、プーミー港に戻ってきました。港の周辺はまだ舗装もされていないガタガタ道。改めてベトナムは開発途上国だと思いました。

朝出発した時とは違い、土産物屋がいくつか出店しクルーズ船の寄港地という感じ

岸壁には警備員が監視していましたが、QM2の写真を撮りたいと懇願し、許可を得て今回初めて後尾から撮れました。

QM2の船籍はサウザンプトンではなくてハミルトン。英国国旗が鮮やか!ホーチミンでは観光名所の国立歴史博物館やノートルダム大聖堂、ティエン・ハウ寺院などには行きませんでしたが、町を勝手気ままに散策し、ベトナムの市民生活や現状を垣間見る事ができました。プーミーを出港した翌日は終日航海日で正午に時計の時間を1時間進めるように指示がありました。キュナード社の船では時間を進める場合は正午、時間を遅らせる場合は夜中に変えるように指示しているとの事でした。
2018 クイーンメリー2で行く東南アジア周遊クルーズ10日間
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クイーンメリー2で行く東南アジア周遊クルーズ10日間の旅⑦香港
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