コスタ・ネオロマンチカで巡る日本海周遊クルーズ/⑥博多・北九州編

コスタ・ネオロマンチカで巡る日本海周遊クルーズ/⑥博多・北九州編

2017年6月29日 00:00
mr. shibataのアイコン

mr. shibata

1975年コーラルプリンセスで初めて海外旅行をして以来、ずっと船旅を愛好しています。大学時代は横浜港、社会人になってからは神戸港、大阪港、そして現在は名古屋港に足を運び、客船の写真を撮っています。 定年退職したあとは時間が自由になり、色々な海域を巡り船を乗りつないで世界一周を達成。 40年以上の乗船歴を活かしてクルーズの伝道師みたいにクルーズの魅力を発信していきたい。 旅の詳しい記録は下記4トラベルに掲載しています。

プロフィールを見る
 2年前に福岡中央埠頭クルーズセンターが完成し、CIQの受入れ体制をいち早く強化した成果で、クルーズ客船寄港数が日本一の博多港。
コスタネオロマンチカは5つ目の寄港地博多港に午前8時に入港しました。
博多港に入港したクルーズ客船の9割は中国発着との事で、急激にクルーズ人気が高まっている中国に近く、地理的にその受け皿となっているようです。
 2016年実績を調べてみると外国船社と日本船社の寄港回数の合算では、1位が博多湾の328回(前年259回)、2位が長崎港の197回(前年131回)、3位が那覇港の193回(前年115回)。明らかに博多港は断トツの日本一。いつの間にか横浜港や神戸港は4位以下になっています。
 博多(福岡)は世界文化遺産登録が決定した宗像大社をはじめ大宰府天満宮や柳川下りなどの日帰り観光できる観光スポットが多く、クルーズ寄港地としても魅力的です。博多ではオプショナルツアーは利用せず、単独で北九州に行き旧交を温めてきました。

釜山港を午後10時30分出発なのに「ニューかめりあ」が博多港に先着していました。

8時に博多港入港し、30分後には下船。福岡・中央埠頭クルーズセンターではあっという間に入国手続き完了さすがクルーズ客船寄港日本一の博多港

金沢港同様に保税地域にあり、コンテナが邪魔してコスタネオロマンチカの全景を撮れず残念。

ここも港の施設や電柱が邪魔してまともに船の全景写真は撮れませんでした。

博多駅前には伝統行事・博多祇園山笠が7月1日から始まると言う事で豪華絢爛な飾り山笠が勇壮に立っていました。

博多祇園山笠は国の重要無形民俗文化財に指定されているらしい

同じN700系でもJR九州の車両は塗装が少し違うだけで外観の雰囲気が違います。博多港には午前8時に入港し午後4時出港と短い滞在時間。旧友に会うために小倉に向かいました。博多から小倉までの距離は67km。博多⇒小倉間の所要時間は在来線で1時間20分、在来線特急で50分、新幹線は僅か15分。限られた時間のうえ帰船時間厳守なので新幹線で往復しました。(地下街のチケット屋へ行き往復3,960円で購入)1週間船に乗っていると新幹線が余計に早く感じられました。Time is money!

小倉駅新幹線口の小倉祇園太鼓像

小倉駅で旧友と10年ぶりに再会。友人の車で曇り空の中、門司に連れて行ってもらいました。関門橋は近くても視界不良で綺麗には見えませんでした。対岸は下関

関門海峡に面した5階建ての建物の関門海峡ミュージアムに入館大正時代の街並みを再現した「海峡レトロ通り」

知らなかった『バナナの叩き売り』は門司港発祥!

明治から昭和初期にかけては門司港は日本三大港(横浜、神戸、門司)の一つで市電も走っていた。

昼食で食べたガンバ丼(フグの唐揚げ)門司では「ガンバ」はフグを意味するらしい。

小倉からの帰りは ひかりレイルスター(N700系)に乗車

ひかりレイルスターのロゴ

普通車でも2列ー2列の広々とした座席配置で快適でした。

博多駅から市内バスに乗り、博多港国際ターミナルに戻り、コスタネオロマンチカが見えた時にはホッとしました。

コスタネオロマンチカは午後4時に舞鶴港を目指して出港。(博多⇒舞鶴の航海距離612km)

シリーズ

2017 コスタネオロマンチカで巡る日本海周遊クルーズ

シリーズページを見る
現在 6 本目
コスタ・ネオロマンチカで巡る日本海周遊クルーズ/⑦コスタネオロマンチカの船内・船外設備編

次の記事

コスタ・ネオロマンチカで巡る日本海周遊クルーズ/⑦コスタネオロマンチカの船内・船外設備編

関連する乗船レビュー

コメント

まだコメントは投稿されていません。

コメントを投稿する

コメントの投稿にはログインが必要です。

Shibata Blog

このブログについて

Shibata Blog

Shibata Blog

このブログの他の記事

ブログの一覧へ
MSCベリッシマでMSCヨットクラブを体験

MSCベリッシマでMSCヨットクラブを体験

#MSCヨットクラブに乗船のチャンスが到来  日本に来港したクルーズ船で最大のMSCベリッシマに一度は乗ってみたいと前々から思っていた。そしてヨットクラブを利用した船友達から体験談を聞いて、いつかヨットクラブを是非体験したいと思っていたが、チャンスが到来した。 自分にとってはヨットクラブは高嶺の花と思ってい

記事を読む
初代・飛鳥の1991年クリスマス・デビュー・クルーズの思い出

初代・飛鳥の1991年クリスマス・デビュー・クルーズの思い出

飛鳥Ⅱが2025年に最後の世界一周クルーズ、飛鳥Ⅲが2025年夏に就航を予定しており、日本のクルーズ船は新しい時代を迎えるが、初代の飛鳥が1991年に日本最大の客船として就航した時に一人の熱烈な船旅愛好家(故 久米生光さん)により、完成したばかりの飛鳥を全船チャーターし、クリスマス直前に名古屋~神戸~名古屋・2泊3日

記事を読む
待ちに待った国際クルーズ船の来港

待ちに待った国際クルーズ船の来港

いよいよ3月から外国籍船の国際クルーズが再開されました。欧米では半年以上前から国際クルーズが本格的に再開されたので、昨年10月にスペインのバルセロナに飛んで再開後のクルーズを体験してきましたが、バルセロナ港ではクルーズ船がたくさん来港しており、いずれも乗船客がいっぱい。世界中の人達がクルーズ再開を待ち望んでいたことを

記事を読む
クルーズは世界平和の象徴

クルーズは世界平和の象徴

#遠くなったロシア  ロシアがウクライナに侵攻してから100日以上経過するも一向に収まる気配がない。 ロシアは世界から孤立するばかりである。 コロナ禍で海外旅行に出掛けられないと思っていたら今度はロシアのウクライナへの侵攻で行けなくなり何とも恨めしい。 知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZU

記事を読む
ますます進化する新造フェリー

ますます進化する新造フェリー

11月20日に就航したマリックスラインのクイーンコーラルクロスの処女航海に乗船してきました。 生活物資を運び、島民にとっては生活の要で離島航路の期待の新造船なので、初就航クイーンコーラルクロスを祝して、どこの寄港地でも島の人達から盛大な出迎えや見送りをしてもらい、快適な船内で今迄のフェリー旅とはひと味違う楽しい船旅

記事を読む
ワクチン効果でコロナ収束後の海外旅行解禁、海外からのクルーズ客船の受け入れはいかに?

ワクチン効果でコロナ収束後の海外旅行解禁、海外からのクルーズ客船の受け入れはいかに?

大規模接種センターが開設されたお蔭でやっと予約ができ1回目のワクチン接種ができた。4週間後にもう1回接種しなければならないが、1回目接種だけで何という安心感!?  今まで新型コロナウイルスの感染者数が脅威的なパンデミック状態で鎖国状態だった欧米各国はワクチン接種率が高まり、アジア各国よりも一気に優勢となり、満を

記事を読む